2019年8月10日発売
淡海乃海 水面が揺れる時 六(6)淡海乃海 水面が揺れる時 六(6)
1573年。上洛戦を終えた朽木の当主・基綱が近江少将の官位を得た年。彼は天下統一へ向けて次々と領地の拡大を狙う傍、家族と過ごす束の間の安寧に心安らいでいた。だが、そこへ他家の悪意が朽木と彼を襲う。暗殺者が基綱に迫るばかりか、波多野の忍の襲撃に八門衆が倒れていく。更には本願寺・足利家・毛利家は反朽木連合を築くー。「喰うか、喰われるか」他家を滅ぼさねば、朽木家が滅ぶのみ。全ては愛する人々を守るため。戦国の理を胸に、基綱は鬼神のごとく激動の時代を駆け抜けて行く。書き下ろし外伝×2本、むらえり先生描き下ろし4コマ漫画&巻末おまけ漫画も収録!
聖女様を甘やかしたい!ただし勇者、お前はダメだ 2聖女様を甘やかしたい!ただし勇者、お前はダメだ 2
夏。魔獣の討伐騒動から季節は巡るも、ヘタレな神官ベイルは最愛の聖女ルナとの距離を相変わらず狭められずにいた。2人は騒動解決の褒賞を受け取るため、国都へ出立することになる。ベイルはその道中で暗殺者時代の同僚ティアに再会し、国都の建国祭へ誘われる。ルナ一筋なベイルだが、次々と誘惑してくるティアに困惑し、それを見たルナもまた嫉妬を露わにする。出店、占い館、花火大会ー華やかな祭りに彩られ、三者三様の想いは恋愛大戦争ごとく白熱し、ベイルは自分の気持ちに改めて向き合うことになる。同じ頃、共和国の追っ手がルナを取り戻すべく迫っていた…。恋の火花散る、純愛甘々ファンタジー第2弾!