2020年12月14日発売
彫刻の縮小模型、蔵に眠っていた屏風、デッドストックのアロハ…こいつは金になるー。だましだまされ、最後に笑うのは誰?著者の十八番、傑作美術ミステリー!価値を知らない素人に、親切を装って作品を売りさばく段取りをつけるがー「マケット」。阿漕なホストに画廊勤務の経験があると知り、美術品を使って罠を仕掛けるー「上代裂」。技術の粋を集めてヴィンテージ・アロハの精巧な偽物を作るがー「ヒタチヤ ロイヤル」。資産家に偽物を掴ませた悪徳業者を懲らしめようと、ある策略をめぐらすー「乾隆御墨」。素人の蔵から重文級の屏風絵が出た。安く買いたたこうと芝居を打つがー「栖芳写し」。財荒難に陥った美術館が極秘に青銅器のコレクションを売るというー「鴬文六花形盒子」。
貧乏な男爵家に生まれたフィディア。社交界デビューを迎えて王都を訪れた彼女には、ささやかな夢があった。それは、国の英雄である獣人公爵ジェミールを一目見ること。その夢が叶うはずだった、舞踏会の日。憧れの公爵様と会えないまま、不運が重なり舞踏会の会場を去ることになってしまった。-一方のジェミールは、遠目に見たフィディアに一瞬で心を奪われていた。彼女は、彼の運命の番だったのだ。すぐさま彼女を手に入れたいジェミールだが、すれ違いが続き、彼の恋心は爆発寸前で…。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界に召喚された宮間快人。当初からなにかと快人の世話をしてくれていたリリアの好意を知り、リリアとの距離を近付けた快人は、ある朝フェイトに連れられて、ハイドラ王国へ向かうことに。そこでは、久しぶりの再会と新たな出会いが待ち受けていた。そして、アリスの正体と過去が、彼女自身の口から語られるー。
ブラック企業に勤める社畜サラリーマンの桜木城治。過労で倒れて、気付けば真っ白な部屋に。なんともやる気のない女神トレールール様からもらった能力のお陰で、オリジナルの迷宮都市を創り出して管理することができるようになった城治は、無人島で“一日8時間労働くらい”のスローライフ(?)を目指すが…!?「小説家になろう」話題作!異世界アザワルドの無人島開発ストーリー!