2020年5月18日発売
紆余曲折を経て“先輩”と正式なパートナー契約を結んだ住良木・出見。 惑星のテラフォーム作業は自転と地軸が決まり、次の段階として“水”をどう獲得するのかという話に。 そんな訳で立川の西、福生市を流れる多摩川の上流にやって来たゲーム部一行は、荒れ狂う川の精霊の調伏を行っていたが……。 「出見、--元気そうで何よりですのね」 住良木達の前に現れた新たな神の実在顕現。住良木の過去を知る素振りを見せるミステリアスな巨乳美女の目的とはーー? 夏だ! 水着だ!! 新エピソードだ!!! 巨乳で美人な先輩達とのウハウハでザブーンな夏合宿が幕を開ける!
シズカの店で新装備と荒野仕様の車両を手に入れ、ハンター稼業を再開したアキラ。 次なる目的は、地下に眠る未発見の遺跡の探索。埋もれた遺跡に大量の遺物が残っていれば一攫千金も夢ではない。 シェリル達を巻き込んだ遺物収集や、手つかずの遺跡を狙うハンター達が引き起こす騒動。そして、カツヤ達との邂逅ーー。 地の底に眠っているのは目が眩むお宝か、それとも……? ハンター稼業に戻ったアキラとアルファを新たな困難が待ち受ける! 第70話 埋もれた遺跡 第71話 遺物売却のノウハウ 第72話 遺跡探索のお土産 第73話 再探索の成果 第74話 シェリルの買い物 第75話 カツヤとシェリル 第76話 衝突回避 第77話 シェリルの遺物収集 第78話 誰かの企み 第79話 シェリルの災難 第80話 情報の価値 第81話 想定外 第82話 遺跡の警備装置 第83話 願いの代償 第84話 助ける理由とその相手 第85話 続く試行
事故による2年もの昏睡から目覚めたその日、レイラは王太子との婚約が破棄された事を知った。彼はすでにレイラの妹のローゼと婚約し、彼女は御子まで身籠もっているという。全てを犠牲にし、厳しい令嬢教育に耐えてきた日々は何だったのか。たまらず公爵家を逃げ出したレイラを待っていたのは、伝説の魔術師からの求婚。そして婚約破棄したはずの王太子からの執愛でーー?
どんな眼からもぬぐい去れない靄がある 異郷に暮らし、過去の記憶に苛まれる4人の男たちの生と死。みずから故郷を去ったにせよ、歴史の暴力によって故郷を奪われたにせよ、移住の地に一見とけ込んで生活しているかに見える移民たちは、30年、40年、あるいは70年の長い期間をおいて、突然のようにみずから破滅の道をたどる……。語り手の〈私〉は、遺されたわずかの品々をよすがに、それら流謫の身となった人々の生涯をたどりなおす。〈私〉もまた、異郷に身をおいて久しい人だ。個人の名前を冠し、手記を引用し、写真を配した各篇はドキュメンタリーといった体裁をなしているが、どこまでが実で、どこまでが虚なのか、判然としない。 本書は、ゼーバルトが生涯に4つだけ書いた散文作品の2作目にあたる。英語版がスーザン・ソンタグの称讃を得て、各国語に翻訳され、ドイツではベルリン文学賞とボブロフスキー・メダル、ノルト文学賞を受賞した。 堀江敏幸氏による巻末の解説「蝶のように舞うぺシミスム」から引用する。「作家の極端なぺシミスムが読者にかけがえのない幸福をもたらすとは、いったいどういうことなのか? ゼーバルトの小説を読むたびに、私はそう自問せざるをえなくなる」。
慶応4年(1868)3月。倒幕を成功させた西郷吉之助は「佐幕」の旗を降ろさぬ奥羽越列藩同盟平定のため、北陸道に官軍を派遣した。しかも前田藩に「独立割拠」の噂があるという。徹底的な武力鎮圧を考えていた参謀・山県狂介だが、西郷に「戦いを避けよ」と命じられ、さらに桂小五郎の指示で謎の老人が同行することとなった。一行は不穏な空気に包まれた百万石の城下町・金沢に乗り込んだ…。