2020年7月7日発売
特捜部Q-アサドの祈りー特捜部Q-アサドの祈りー
キプロスの浜辺に、難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。新聞で「犠牲者2117」として紹介された彼女の写真を見たアサドはうちのめされ、慟哭する。彼女は、彼が失った最愛の家族とのつながりを持つ人物だったのだ。アサドはついに自らの壮絶な過去を特捜部Qに打ち明ける。一方、Qには若い男から殺人予告の電話がかかってきた。当初はいたずらかと思われたが本気のようだ。Qの面々は、男が凶行にいたるまえにその所在をつきとめられるのか?ついにアサドの素性が明らかになる、シリーズ激動の第八弾!
木箱の中は木箱の中は
初老の鬼塚〓一郎は喫茶ラウンジで初対面の中峯純二に声を掛け、鞄から桧の木箱を取り出すと、中にいる人物の姿と魂について語り始めた。思い出深い人物への好悪の感情と不可思議な行動を描いた心理小説。
マンガ&あらすじでつかむ!60分でわかるカミュの「ペスト」マンガ&あらすじでつかむ!60分でわかるカミュの「ペスト」
人間としての自由、行動、選択とは何か。オランという市でネズミが次々に死に始め、続いて、原因不明の熱病患者が発生、人々を恐怖に陥れた。市は閉鎖、解決策はなかなか見つからない中、立ち上がった人々の物語。感染症との闘いが他人事でない今、70年前の長編小説が読まれている理由がわかる。
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