小説むすび | 2021年10月発売

2021年10月発売

【POD】清流学園山楽部 目指せ! 南アルプス鳳凰三山 第1幕【POD】清流学園山楽部 目指せ! 南アルプス鳳凰三山 第1幕

「私立、清流学園高校。静岡県沼津市の愛鷹山の高台に位置し、北には日本一標高の高い山の富士山を仰ぎ、南には日本一深い湾の駿河湾を眼下に望む、風向明媚な学園である。この清流学園には今年度、新たに発足した部活動が有り“山を楽しむ部活”の意味合いが込められた[清流学園山楽部]という登山部が新規発足を果たしたのだ。 その新規発足を果たす立役者となったのが、登山部を作ろう! と最初に言い出した一年生の沢井友香里と、彼女の熱意を受け取って一緒に登山部を立ち上げる決意をした登山好きの先生、山岸良太であった。この二人の発起人の尽力により、星野隼人、杉咲華菜、如月穂乃花、の3人の部員が加入する事になり、正式に部活動として学校から認可が下りたのだった。 そして、先生から山楽部の夏までの活動計画が告げられた。それは、夏の合宿で登山者の憧れの山々、日本アルプスに目標を定めると言うものだった。その山の名は[鳳凰三山]天を貫く巨石柱、オベリスクの有る山々だ。この巨石柱オベリスクが、鳥のくちばしに似ている事から伝説の鳥、鳳凰になぞらえられた事が山名由来となっている。このアルプスの高難度の山々を目指して、山楽部のメンバー達はスキルアップして臨む事を誓うのだった!」 <作者談> 〔この新章[目指せ!南アルプス鳳凰三山]では、新規発足を果たした山楽部のメンバー達が登山と向き合い、山トレーニングを積み重ねてスキルアップして行き、南アルプスの鳳凰三山に登頂して行くまでの姿を描いていきます。この物語は登山を極めようとする山物語では有りますが、清流学園と言う風光明媚な学園に席を置き、青春を謳歌している高校生達の姿も描いて行く青春学園ストーリーでもあるのです。高校生達の日常や学園生活や恋物語などを織り交ぜながら、面白おかしく泣いたり笑ったり、時には真剣勝負で登山に臨む姿を描きつつ、物語は進んでいくのです。 さあ! いよいよ新章が始まります。長丁場の話しとなりますが、登山を通じて成長して行く先生とメンバー達を見守りながら、清流学園山楽部の物語に最後までお付き合いのほど宜しくお願い致します!!〕

アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険

「プレスター・ジョンの王国を探せ!」 マルコ・ポーロが『東方見聞録』を発表したのと同じ頃、行ってもいない東方世界の旅行記を著した稀代のペテン師ジョン・マンデヴィル。世に出るのを厭い、苔と羊歯の庭いじりを唯一の喜びとしていた息子アーサーは、ある日教皇から呼び出され、亡き父の書に記されたプレスター・ジョンの王国を探すよう命じられる。 しかしその情報源は父の遺したデタラメ旅行記だった。 待ち受けるのは、羊のなる木や、魚にまたがるアマゾネス、犬頭人にマンドラゴラ、背中にギザギザのある怪物…… 「ありもしない王国を探しに行くなど、人生をねずみの餌にくれてやるようなものだ」。 不満たらたらのアーサーに同行するのは、柄の悪い傲岸不遜な修道士と書物好きで夢見がちな弟。たよれる武器は、蝿を遠ざけることのできる指輪のみ。果たして父の書に真実はあるのか。驚異と笑いに満ちた奇想天外な旅へ、いざ(しぶしぶ)出発!  ーー東洋奇譚をもとに描く宮田珠己の新境地、ここに誕生。 網代幸介氏による幻想的なじゃばら絵巻つき。 世界全図 第1章 アーサー・マンデヴィル、 ローマ教皇に謁見する 第2章 スキタイの子羊を求めて 第3章 女軍団の島アマゾニア 第4章 犬頭人の舟 第5章 マンドラゴラを採る方法 第6章 海を漂う少女 第7章 巨大蟻と金の山 第8章 ワークワークの美人果 第9章 最果ての国 第10章 プレスター・ジョンの祈り 参考文献

紙魚の手帖Vol.01紙魚の手帖Vol.01

■「ミステリーズ!」の後継誌ついに創刊。コンセプトは、国内外のミステリ、SF、ファンタジイ、ホラーを刊行してきた東京創元社による「総合文芸誌」。■『蝉かえる』で第74回日本推理作家協会賞、第21回本格ミステリ大賞W受賞の櫻田智也が贈る、〈エリ沢泉〉シリーズ最新作。■第21回本格ミステリ大賞全選評、一挙掲載。■第31回鮎川哲也賞&第18回ミステリーズ!新人賞選評、ならびに第18回ミステリーズ!新人賞受賞作「三人書房」掲載ほか。 ■目次■ 『紙魚の手帖』創刊にあたって 【創刊記念特別エッセイ】  投げ込みマガジン〈紙魚の手帖〉 戸川安宣 【受賞作決定!】 第31回鮎川哲也賞 選評  辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第18回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信 【第18回ミステリーズ!新人賞受賞作】  三人書房 柳川 一 ●第18回ミステリーズ!新人賞受賞作。若き日の江戸川乱歩を描く、流麗な謎解き譚 【第21回本格ミステリ大賞全選評】 第21回本格ミステリ大賞受賞作決定! 第21回本格ミステリ大賞選考経過 受賞の言葉 [小説部門] 櫻田智也 [評論・研究部門] 飯城勇三 選評 小説部門 選評 評論・研究部門 【日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞受賞第一作】 白が揺れた 櫻田智也 ●ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、悲劇の真相は?〈エリ沢泉〉シリーズ最新作! (※「エリ」は「魚」偏に「入」) 【読切】 ゼロ 加納朋子 ●私の元にやってきたのは、カフェオレ色の天使だった。少女と犬の絆を描く最新ミステリ! スフレとタジン 近藤史恵 ●コロナ禍の影響で志村さんが講師で始めた〈パ・マル〉の料理教室。タジン鍋を使うモロッコ料理を……。 フォトジェニック 秋永真琴 ●カメラを構える彼女の目に、この世界は、僕は、どんなふうにうつっているんだろう? 気鋭が贈る傑作掌編。   108の妻 石川宗生 ●点描の妻、夢見る妻、革命家の妻、お品書きの妻……様々な「妻」をお楽しみください。 セリアス 乾石智子 ●ひっそりと暮らす魔道師夫婦、彼らの秘密とは…… 魚泥棒は誰だ? ピーター・トレメイン 田村美佐子 訳 ●修道院の厨房で起きた二件の事件をフィデルマが解き明かす 【INTERVIEW 期待の新人】 千田理緒 『五色の殺人者』 大島清昭 『影踏亭の怪談』 【BOOKREVIEW】 [文芸全般]   瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF]      渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣 『紙魚の手帖』創刊記念読者プレゼントキャンペーン 執筆者紹介 編集後記・次号予告

エール 名もなき人たちのうたエール 名もなき人たちのうた

出版社

講談社

発売日

2021年10月13日 発売

「申し訳ないが・・・」 窪塚夏樹、24歳。元プロ野球ピッチャー、元年俸500万円。 突然球団から戦力外通告を受けた夏樹は、決死の思いで合同トライアウトに挑むが、待てど暮らせど連絡は来ない。 専業主婦の妻、3歳の息子。おまけに母親が若年性アルツハイマーにかかり、実家も頼れない。 ヤバい、人生積んだ、そう思いかけたとき、夏樹に唯一救いの手を差し伸べてくれたのは、居酒屋を経営母体にした 社会人チームだった。昼まで練習、夕方からは居酒屋勤務、慣れない仕事に四苦八苦しながらも、あたたかく迎えてくれた チームメイトと監督とともに都市対抗野球出場を目指しながらプロ復帰を狙う夏樹。 もしかして、ひょっとして。腐りかけた心に希望が芽生え始めた夏樹。ところが、そんな彼らに「コロナ禍」という未曽有の災いが忍び寄る。 悔しくても、悲しくても、負けたく、ない。 コロナ禍で苦境に立たされた元プロピッチャーの迷いと再生を描く、居酒屋社会人野球小説。 やりたいことができないもどかしい思いを抱くすべての人に届けたい、応援歌!

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