2021年12月14日発売
戦争と児童文学戦争と児童文学
フィクションだからこそ、伝えられる真実がある。公立図書館に勤務しながら、児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が10の物語から掬いとった真実が、大人である私たちの目を開かせる。ヒロシマの記憶、内戦と子ども、民族と戦争。顔の見えない戦争、普通の家庭にやってきた戦争。基地のある日常。戦争責任と子ども。そして、あの日の記憶を受け継ぐこと。戦争を知らない世代の作家も、日系人作家もいる。しかし、どの作品にも共通するのは、次の世代へ、国境を越え世界に向かって小さな記憶を運んでゆく大きな力ー10の評論。
鏡の国のアリス鏡の国のアリス
シリーズ既刊『不思議の国のアリス』(2006)の続編。7歳半になったアリスは、暖炉の上の鏡をくぐり抜けて鏡の国へ迷い込む。『鏡の国のアリス』原作出版150周年記念出版! イギリス本国でも未発表の貴重なオリジナル挿絵を収録。 1 鏡の家 2 もの言う花たちの庭 3 鏡の国の虫たち 4 トゥイードルダムとトゥイードルディー 5 羊の毛皮と小川 6 ハンプティ・ダンプティ 7 ライオンとユニコーン 8 「発明したのは拙者だ」 9 クイーン・アリス 10 揺さぶって 11 目が覚めると 12 夢を見ていたのは誰? 訳者あとがき
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