2021年3月13日発売
ある日突然異世界に召喚され、不遇職『テイマー』になってしまった元ブラック企業の社畜・佐野ユージ。不遇職にもかかわらず、突然スライムを100匹以上もテイムし、さまざまな魔法を覚えて圧倒的スキルを身につけたユージは、森の精霊ドライアドや魔物の大発生した街を救い、神話級のドラゴンまで倒すことに成功。異世界最強の賢者に成り上がっていく。ついには「赤き先触れの竜」にさえ打ち勝ったユージは、「黒き破滅の竜」を倒せる唯一の存在「蒼の血族」ではないかと思われ始める。もはや「黒き破滅の竜」との戦闘は避けられないと理解した彼は、倒し方を知る新たな仲間「エンシェント・ライノ」をテイムするが、そんな折、最凶の無人島で発生した魔物の変異種についての調査依頼が舞い込みー!?
かつてその世界で魔法と最強を極め、『賢者』とまで称されながらも『魔法戦闘に最適な紋章』を求めて未来へと転生したマティアス。幸運にも最強の紋章を手に入れられたが、転生先の未来では魔法戦闘に最適な紋章が「失格紋」扱いされ、優れた魔法理論さえ退化させられていた。そこに魔族の陰謀を感じ取ったマティアスは、改めて無詠唱魔法の普及に尽くすべく、古代文明時代の王グレヴィルを学園の教師に据え、過去の自分・ガイアスを蘇生させて世界の脅威「壊星」を宇宙に還し、さらには「混沌の魔族」を倒す武器「人食らう刃」をも奪還、『破壊の魔族』ザドキルギアスまで退ける。今回、王国最悪最凶の囚人たちが魔物と化した『鎧の異形』による襲撃が始まるが、それを排した先で、この世界に「詠唱魔法」が跋扈した理由が明らかになるー!?
入手困難な戦前の傑作短編集『街頭偽映鏡』を90年ぶりに復刊!農民小説から探偵小説まで佐左木文学の魅力を凝縮した作品集が装いも新たによみがえる。巻末には佐左木俊郎の縁者・竹中英俊氏による書下ろしエッセイを二編収録。