小説むすび | 2022年1月6日発売

2022年1月6日発売

弔い月の下にて弔い月の下にて

出版社

行舟文化

発売日

2022年1月6日 発売

目羅博士でも真相は見抜けまい。 大乱歩が読んだら、どれだけ喜んだことだろう。 ーー春日武彦(精神科医)推薦! 心理学を専攻する大学院生の夷戸と彼の先輩の根津、ふたりの行きつけの喫茶店のマスターの美菜は三人で壱岐に旅行にやってきた。 根津の提案でボートを借り、かつて隠れキリシタンの島民が大量死したという曰くある島「弔月島(ちょうげつとう)」の見物に出かける三人。島にはキリシタンの末裔である富豪が築いた奇妙な館・淆亂館(ばべるかん)が残っていた。 上陸した三人は、「館の使用人」を名乗る獰猛な男たちに拉致され、館に軟禁される。そこにいたのは、有名な劇団のメンバーたちとゴシップ記者。淆亂館の主は、彼ら全員と因縁のある、十年前に失踪した「伝説の俳優」なのだと言うが…… 謎の黒衣の男が跋扈し、次々と起こる謎めいた殺人。作者渾身のシリーズ第三作は、異常なロジックと奇矯なトリックが炸裂する傑作変格ミステリ! プロロオグ 渚にて 一 暗鬱なる島へ 二 淆亂館の主人 三 消失と出現と 四 因辺留濃への道行 五 宴の精神病理学的考察 六 悪夢と悪魔 七 会議は踊る、されど進まず 八 了解操作が始まる、すべてが終わる 九 宗教的な、余りに宗教的な エピロオグ 弔い月の下にて

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