2022年11月7日発売
特殊清掃人特殊清掃人
誰もいない部屋にこそ、嘘のない生きざまが現れる。20代無職の男性、30代独身女性、40代ベンチャー企業家、80代の資産家。孤独死した人々が抱えていた様々な事情が浮かび上がるー『護られなかった者たちへ』の著者が贈るヒューマン・ミステリー。
なんとかしなくちゃ。 青雲編なんとかしなくちゃ。 青雲編
大阪の海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。彼女の融通無碍な人生が、いまここに始まるー。これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。
絶筆絶筆
限りなくピュアな初恋の記憶(「遠い夢」)、生き残った特攻隊員の愛しき者との再会(「空中の恋人」)、震災の被災地をした走る男のみたもの(「北へ」)、ボクサーとファッションデザイナーの危険な関係(「愛の迷路」)、事故で半身不随になった夫に妻は(「ある結婚」)、死後公開され「文藝春秋」を完売・増刷させた手記(「死への道程」)。単行本未収録のまま残された作品を収録。
スタンド・ラヴスタンド・ラヴ
大学受験に失敗した恭平を支えていたのは、二人の女性の存在だった。自慢の恋人、佳緒里は一学年下で男生徒憧れのマドンナ。もう一人は、秘かに“ヴィーナス”と呼ぶ謎の女性。二人の女性に翻弄されながらも、後輩サッカー部の指導に奮闘していた或る日、恭平自身を支えていた全てが音を立てて崩れ落ちていく…。
「出家」寂聴になった日「出家」寂聴になった日
流行作家・瀬戸内晴美は、なぜ51歳で出家し、寂聴になる道を選んだのかー。血縁関係にあり、長年、秘書として瀬戸内文学に仕えた著者による渾身の一冊。「晴美」として半世紀を過ごし、「寂聴」になった「はあちゃん」-。従妹とその娘が見た瀬戸内寂聴の「生」とは…。血縁者だからこそ書ける作家の苦悩の日々。
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