2022年5月26日発売
ギルドで新たな仲間を探すレクスの前に現れたのは「男性の理想を具現化したような女性」のリリー!しかし、一見完全無欠に見える彼女は、実はゲーム時代に俺にトラウマを植え付けた最凶最悪の「悪女」で!?一方、街外れの館では“死の定め”を背負った少女と出会い…。ゲームにはない結末を求め、レクスが未来を変える!
異世界召喚されたら大好きなソシャゲの世界!?しかも推しキャラ勇者のパーティに!専属ヒーラーとなるも無能でお荷物?…と思いきや実は私にベタ惚れで!?「私は君を一人の女性として愛している」勇者のチカラを引き出せるのは私とのH!?濃厚に愛をかわして、すっかり恋人同士に。魔王討伐も果たして、ハッピーエンド…のハズがいじわる王女からの横恋慕!?相手は王女様。きっと私は捨てられる!けれど勇者が結婚相手に選んだのは…!?
獣人族の王太子と私は犬猿の仲。子どもの頃、お見合いして以来、ケンカばっかり…のハズがいきなり熱烈求愛!?発情期!?キスも甘噛みまで…困りますっ!えっ!!出会った頃から一途に恋してたなんて?ケダモノ王子×伯爵令嬢の寸止め(?)濃厚ラブコメ。
天才と謳われる早逝の詩人、シルヴィア・プラス。 作者のショッキングな自死から半世紀以上を経た2019年、未発表短篇「メアリ・ヴェントゥーラと第九王国」が新たに発見され、大きな話題となった。 プラスの短篇について「詩にも長篇にもない独自の魅力が、どの短篇にも見つかるのではないかと思う」と評する柴田元幸氏が、強く惹かれた作品を選んで訳した短篇集。 赤いネオンの点滅する停車場で、両親に促されるままに行先の分からない列車に一人乗り込んだ少女の不思議な体験を描く「メアリ・ヴェントゥーラと第九王国」、大きなハリケーンが来た日の病院の騒動を活写する「ブロッサム・ストリートの娘たち」、人々が眠っているときに見る“夢"を集めることに没頭する女性を描く「ジョニー・パニックと夢聖書」など、大人向け短篇7篇と子供に向けて書かれた「これでいいのだスーツ」を収録。 【収録作品】メアリ・ヴェントゥーラと第九王国/ミスター・プレスコットが死んだ日/十五ドルのイーグル/ブロッサム・ストリートの娘たち/これでいいのだスーツ/五十九番目の熊/ジョニー・パニックと夢聖書/みなこの世にない人たち 【著者略歴】 シルヴィア・プラス Sylvia Plath (1932-63) アメリカの詩人、作家。ボストン生まれ。生前に刊行されたのは詩集『The Colossus(巨像)』(1960)と自伝的小説『ベル・ジャー』(1963 )のみ。死後1965年詩集『エアリアル』、1977年に短篇・エッセイ・日記の抜粋『ジョニー・パニックと夢聖書』、1981年『The Collected Poems(全詩集)』などが出版され、この『全詩集』でピュリッツアー賞を受賞。2019年、執筆から60年以上を経て『メアリ・ヴェントゥーラと第九王国』が刊行された。 【訳者略歴】 柴田元幸(しばた・もとゆき) 1954年東京都生まれ。翻訳家、東京大学名誉教授。著書に『生半可な學者』(講談社エッセイ賞受賞)、『アメリカン・ナルシス』(サントリー学芸賞受賞)など。現代アメリカ文学のみならず、古典も含めて多くの翻訳を発表。トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』の翻訳で日本翻訳文化賞受賞。編集代表を務める文芸誌「MONKEY」および英語文芸誌MONKEY New Writing from Japanでは鮮烈な企画を展開、日米の読者を魅了している。2017年、早稲田大学坪内逍遥大賞受賞。
江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。 時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。 本書は、江戸深川の富勘長屋に住み、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一が、風呂屋の釜焚きなのに、なぜかめっぽう強い相棒・喜多次の力を借りながら、不可解な事件を解決していく物語。 北一の文庫づくりを手伝っているのは、欅屋敷の「若」や用人の青海新兵衛、そして末三じいさん。岡っ引き見習いとしての北一を応援しているのが、亡き千吉親分のおかみさんや大親分の政五郎、政五郎の元配下で昔の事件のことをくまなく記憶している通称「おでこ」たちだ。 北一応援団とともに謎解き×怪異×人情が愉しめる、著者渾身の大人気シリーズ第二弾!
その日、おれーー八頭大は観光名所となり果てた エジプトは「王家の谷」の目玉ーーツタンカーメンの墓所の地下で宝捜しに励んでいた。 そこへ現れた奇妙でチンケなチビすけは、なんと「クトル君」と名乗り、 偉大なるクトゥルーの宿敵ヨグ=ソトホースを封じる神像があると告げる。 ゆきにべったりの助平坊主を連れて、神像を巡る旅は奇々怪々の連続だった 米ニューオリンズでは 四次元の農家に閉じ込められ、 ロシアの大森林では邪神を招く儀式の生贄にされかかる。 クトルは全く役に立たず、おれたちの身を守るのは、液体装甲と重力場発生装置のみ。 日本へ戻ったと安心など夢のまた夢。 宇宙に浮かぶおれの別荘(リゾート)で 「クトル君」とヨグ=ソトホースの二大邪神はついに対決した。 血よ湧け、肉よ躍れ。そしてキュートな「クトル君」に拍手を! H・P・ラヴクラフト「クトゥルー神話」VS菊地秀行「エイリアン」シリーズ第2弾!