2023年11月16日発売
神は存在するのか、神とは一体何なのか。 永遠なる星条旗【ザスタースパングルドバナー】が7つの災厄の舞台に登壇し、祈りの意味さえ問いかける。 狂気と混沌の大地、絶望の闇を翔ける破滅の天使にも届くまばゆい光が織りなす暗蒼の雲の下で。
振り込め詐欺と戦い多くの被害者を救済し業界の寵児となった伊藤の幼少期は、父の残した借金で苦難の連続であった。一家心中も考えたと言う母がしたたかに生き抜くのを見て、伊藤も父を反面教師にし、働きながら大学進学、銀行就職を果たし、強靱な精神力で営業成績を上げ、日本一の資金量を誇る歌舞伎町支店に栄転する。しかし、歌舞伎町支店は、銀行とは思えない不祥事とその隠蔽が横行し、行員が次々退職する伏魔殿であった。過酷な環境の中生き残り、さらに栄転を重ねていくが権力闘争に敗れ銀行を去ることになる。ある日、いとこから送られてきた両親の結婚写真を見て、記憶の底に沈めていた父との楽しかった日々を思い起こし、晩年父の過ごした場所を訪問する。そこで家族との再会を望んで真面目に働いていた父の思いを知り、これまで金や能力、強さにこだわって生きてきたが、心の豊かさや優しさを大事にしながら再出発することを決意するのである。
2004年から2年半の歳月をかけて録音した落語全集「談志百席」(CD50枚)と「夢の寄席」(CD10枚)にて、古くは五代目・古今亭志ん生(NHK大河ドラマ『いだてん』にて登場するビートたけし扮する実在の噺家)から、新しくは現在活躍中の漫才コンビ・爆笑問題まで、選りすぐった芸人論、芸論を録音した合計6時間半のボーナストラックを活字化した芸談コレクション。古くて新しい発見が満載の芸談集です。
警視庁の広報室長にして散弾銃のスペシャリスト・田代水丸のもとに、静岡県警から捜査協力の依頼が届く。殺人現場に落ちていた特殊な薬きょうを調べてほしいという、最初は小さな事件に思えたがー。謎の犯罪組織との千年を超える暗闘に、能力を秘めた男が一人立ち向かう!
野草入りのハーブティーを飲んだ精神衰弱の夫人がヒ素中毒で死亡。その後も不穏な出来事が相次ぎ、ロンドン警視庁のダン・パードウ警部は犯人と目される人物に罠を仕掛けるのだが……。 未来が落とす影 訳者あとがき 絵夢恵