小説むすび | 2023年11月18日発売

2023年11月18日発売

介護員詩誌 コレクション介護員詩誌 コレクション

「これからはさ、こうやっていきたいなんて、本心を言う機会はないわけで。」 介護員の悩みに耳を傾ける架空の相談室を舞台に交わされる、秘めた悩みと対話の数々。 日常詩からはじまる告白が過去をひもといていく。 介護員の生きざまを見つめてきた元介護施設長から届いた28編のフィクション詩誌物語。 ※この物語はフィクションです。 出版に際して めったやたらの青春の叙事詩誌 第1話 特別な血統 第2話 新人は「てんぱる」 第3話 ああ またしても失敗 第4話 マイ介護レジェンド 第5話 介護の野蛮原人 第6話 おひとり旅立ち 第7話 実の娘 第8話 夢は夜開く 第9話 介護員ユートピア 第10話 会社上司との絡み合い 第11話 終わりに 誰のせいか 第12話 チェロ弾き男 第13話 いろ(色)落ち 第14話 上への不満 第15話 職場個人履歴書 第16話 実家の葛藤劇 第17話 胸騒ぎの佐々木さん 第18話 門出の祝福 第19話 3度の離婚 第20話 熟年新人介護員 第21話 熟年介護員の機転 第22話 介護員の熱い思い1 第23話 介護員の熱い思い2 第24話 職場色恋ばなし 第25話 新人感想記パート1 第26話 新人感想記パート2 第27話 新人感想記パート3 第28話 終わりの味わい方

奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき

心の傷もわかりあえなさも、 すべてを詩にしたとき、母を愛せるようになったーー。 この世の痛みの声に耳を澄ます詩人が、 母、父、心の傷、そして回復までを綴ったエッセイ集。 奥歯を噛みしめて耐えること、奥歯を噛みしめて愛すること。 何もできなかったあのころ。それは、詩のうまれゆく時間であった。 生きることそれ自体が、詩になる。 それは特別なことではなく、あなたの人生もまた詩なのだ。 寒さに震える心をそっと包み込む、かぎりなくあたたかな30篇のエッセイ。 キム・ソヨン「日本の読者へ」と、三角みづ紀(詩人)による応答エッセイを付す。 日本の読者へ はじめに 1 母を終えた母 2 口があるということ 慶州市千軍洞の敵産家屋 振り返らせる 歩いてそこへ行く 少し違うこと 懐中電灯を照らしながら歩いた夜 場所愛 topophilia 間隙の卑しさの中で 祈りをしばしやめること 私を煩わせる「無」 パンと彼女 失敗がきらめく 「積ん読」と「積ん読の対義語」 無能の人 あらゆる者の視点 3 儚い喜び 4 「途方もなさ」について じたばたのつぎのステップ 音なき岩 皮膚を剥がす 奥歯を噛みしめる わたしが詩人なら 楯突く時間 得る 二〇三〇年一月一日 火曜日 晴れ 明日は何をしようか 木の箸と木彫りの人形 平和であれ 5 二箱の手紙 応答 忘れないために、手放すために 三角みづ紀 監訳者あとがき たとえ奥歯はすりへろうとも

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