2023年12月6日発売
各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾による“前代未聞”の挑戦作。 信長、家康、信玄、謙信だけでなく、長野業正、津軽為信、真田信幸まで……。東の大地に漢たちが奔る! 北海道・東北・関東・中部地方の武将23人の、ときに笑え、ときに泣ける、心震えるエピソードを描いた傑作掌編小説集。 ●≪目次≫[群馬県]黄斑の文 長野業正/[東京都]竹千代の値 徳川家康/[神奈川県]汁かけ飯の戦い 北条氏政/[千葉県]青に恋して 里見義弘/[愛知県]阿呆に教えよ 織田信長/[秋田県]由利の豪傑 矢島満安/[静岡県]義元の影 今川義元/[山形県]裸の親子 最上義光/[埼玉県]武州を駆ける 太田資正/[山梨県]暮天の正将 武田信玄/[福井県]高くとんだ 富田長繁/[新潟県]蒼天の代将 上杉謙信/[青森県]津軽という家 津軽為信/[富山県]半夏生の人 佐々成政/[福島県]雅なる執権 金上盛備/[岐阜県]完璧なり 竹中半兵衛/[栃木県]春に向けて耐えよ 宇都宮国綱/[茨城県]鬼の生涯 佐竹義重/[北海道]風の中のレラ 蠣崎慶広/[宮城県]頂戴致す 伊達政宗/[岩手県]松斎の空鉄砲 北信愛/[石川県]猿千代の鼻毛 前田利常/[長野県]真田の夢 真田信幸
各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に! 直木賞作家・今村翔吾が挑む“驚天動地”の衝撃作。 秀吉に、毛利、長宗我部、島津、さらには黒田官兵衛、立花宗茂……。西の空に漢たちが舞う! 近畿・中国・四国・九州の武将24人の、胸が熱くなる、くすりと笑える、ほろりと泣ける逸話を描く傑作掌編小説集。 ●≪目次≫[広島県]十五本の矢 毛利元就/[島根県]謀聖の贄 尼子経久/[山口県]帰らせろ 大内義興/[奈良県]九兵衛の再縁 松永久秀/[佐賀県]老軀、翔ける 龍造寺家兼/[岡山県]宇喜多の双弾 宇喜多直家/[滋賀県]四杯目の茶 石田三成/[大分県]雷神の皮 戸次道雪/[三重県]何のための太刀 北畠具教/[兵庫県]未完なり 黒田官兵衛/[鳥取県]夢はあれども 亀井茲矩/[宮崎県]泥水も美味し 伊東祐兵/[長崎県]海と空の戦士 有馬晴信/[熊本県]小賢しい小姓たちよ 加藤清正/[和歌山県]孫一と蛍 雑賀孫一/[京都府]旅人の家 足利義昭/[大阪府]土を知る天下人 豊臣秀吉/[香川県]三好の舳 十河存保/[高知県]土佐の土産 長宗我部元親/[愛媛県]証を残す日々 加藤嘉明/[鹿児島県]怪しく陽気な者たちと 島津義弘/[沖縄県]三坪の浜の約束 謝名利山/[徳島県]古狸と孫 蜂須賀家政/[福岡県]立花の家風 立花宗茂
ーもしも誰かを殺すとなったらどんな手段を選ぶか、陪審員たちはコーヒーカップを片手に語り合う。無実を叫ぶ新聞記者に下された非情の死刑判決。彼を裁いた陪審員が人里離れた山荘で次々と無惨な死を遂げる…。閉鎖空間での連続殺人を描く本格ミステリ!
内容紹介 夏目の催眠がパワーアップ! 引きこもりの中学生を救い、図書館で謎の催眠オファー、大人の女性に嫉妬され、まさかの恋の予感!そして…あいつがライバル!? 自由と癒しの青春催眠小説! 著者累計55万部大人気カウンセラーの小説待望の続編 【目次】 第1章 引きこもりの女子中学生を救え! 第2章 図書館での催眠オファー? 第3章 夏目が嫉妬される! 第4章 青木がピンチ! 第5章 お母さんが失ったもの 第6章 あいつがライバル? あとがき
精神医学教室に入局して精神科医としての第一歩を踏み出した小暮悠太。研修を経て東京拘置所の医務官となった悠太は、あらゆる種類の犯罪者が集まっていることに興味をそそられ、やがて死刑囚の拘禁反応を研究することに。順調に医者への道に進み始めた悠太だが、一方で十歳年上の人妻と抜き差しならない関係を結び、懊悩するー。『永遠の都』に続く自伝的大河小説の第二部。毎日新聞出版文化賞企画特別賞。
「金色の鯉」 血と運命──。 昭和に起こった事件を小説化!! 闇夜の中を走る夜汽車のように、何ものかに手招きをされるように、自分の意思とは裏腹に蟻地獄の中へと吸い込まれて行く。 千鶴はスター俳優宮田の愛人だった。惚れた男吉井との間にできた子供を、宮田の子だと偽り、金を搾りとる。宮田は精神に異常をきたしながらも大スターの座につくが、力尽きて自らの命を絶つ。次々に事件が起き、千鶴は逃亡する。最後に行きついたのは吉井の生まれ故郷、北陸の地だった。事故死していた吉井の母親、脳溢血で倒れ廃人同様となった元ジャズ歌手京子の介護をしながら、千鶴は幸せに暮らす。知る由も無かったが、京子は、父親郷田輝生の元妻だった。ある日偶然千鶴の太腿の刺青を見た京子は興奮した。それは郷田の背中にあった「金色の鯉」の刺青であった。 「昭和の温もり N大闘争に翻弄された男たちの生き様」 〈二作収録〉 金色の鯉 昭和の温もり
第23回歴史浪漫文学賞優秀賞。闡提とは、仏の教えを信じず、成仏する因縁をもたない者をいう。明治政府によって発布された「神仏分離令」を歪曲し富国強兵への道を邁進するために激しい仏教弾圧が行なわれたその悲劇を描き出す。