2023年発売
異世界に召喚されたとき、幼馴染含む同級生三人とはぐれてしまった、高校生の天坂風舞輝。彼は、偶然出会った少女と従魔三匹を仲間にし、幼馴染たちと合流すべく旅をしている。-幼馴染たち二人とは再会を果たした一行。最後の一人を捜す前に二人のレベル上げが急務となったため、みんなでダンジョン探索をすることに。途中レベル50になったフブキは、気がつくと神様の前にいてー
魔導士の最高峰〈賢者〉を目指している、平民のウィズ。魔族討伐の功績によって四級魔導士に昇格した彼は、使い魔を手に入れるため、魔導士協会が管理する魔獣の聖地、クリード諸島へ赴く。そこで出会ったのは、人に変化できるドラゴン幼女!? シアと名乗った幼女竜と使い魔契約を交わしたウィズは、無事島から帰還する。だが、そこで待ち受けていたのは、かつて彼を追放した魔導学院からの知らせだった。新たに学院長として就任した知己のイリスに、教師として学院に戻ってきてほしいと言われたウィズは──「いいだろう! この俺が教育の神髄というものを見せてくれる!」とまさかの快諾!? こじらせ魔導士の爽快・成り上がりファンタジー、第2弾!
異世界の小国王子フィル・グレスハートとして転生した俺は、他国の学校に身分を隠して入学。冬休みに帰国している最中、仲のいい同級生達に身分がバレてしまい大ピンチ! --かと思いきや皆は驚くほどあっさり受け入れてくれた。もう平民のフリをする必要がなくなった俺は皆を引き連れてお祭りに参加したり、新開発地区を巡ったりして楽しい時間を過ごす。やがてあっという間にアルフォンス兄さんの婚姻式の日に。いつもお世話になっているし、目いっぱい祝わなきゃ!
神様の娘を助けたお礼に、無限の経験値と超スキルを授かることになったユーリ。魔王やその配下である宿敵ヴァクラースと戦うための準備を整えた彼は、満を持して仲間達と共に故郷エーアストへ帰還した。反乱分子を潰そうと襲いかかってくる数々の敵を、次々と返り討ちにしていくユーリ一行。しかし魔王軍側もさらなる奥の手を隠しているようでーー? 果たしてユーリは、故郷に平和を取り戻せるのか!?
僕は三年前に小学校の教師を辞めた。 昼の世界から逃げ込むようにして選んだ仕事は夜勤の警備員。 他人と深く関わらずに生きようと決めていたはずだった。 でも、勤務先で置引未遂を犯した10歳の少女との出会いが、立ち止まっていた僕を動かして……。 自分を犠牲にしてまで誰かを助けることは愚かなことだろうか? 本屋大賞第二位のベストセラー『ひと』の著者が贈る、ひとりで頑張ってしまう人への応援歌!
大切な人へ、あなたが最後に贈りたいものはなんですか? 依頼人の託された遺品を届ける「天国宅配便」の配達人が贈る心温まる感動の物語、待望の続編。
平和な田舎町で仲の良い家族、友達、近所のひとたちに囲まれ、普通の生活を送っていた仁美。しかし、毎年恒例の秋祭りの日をきっかけにすべてが変わってしまう。何者かが祭りで振る舞われたおしるこに毒を入れ、多数の死者が出た。仁美の幼馴染みの修一郎と涼音も被害者遺族となる。事件の真相を知るべく、探り始めるが……。
育たない胸に、どうしてこんなに悩んでいるのだろう。いくつ年を重ねても、いつも人生に自信を持てない。たかが胸なのに。されど、胸ーー。生きづらい世の中との隔たりをやわらかく溶かす珠玉の小胸小説。『ブラ男の告白』『EあるいはF』『授乳室荒らしの夢』『胸は育たない』の4篇を収録。
平成二十一年(2009年)、甚夜は長い歳月を経てついに故郷の葛野へと帰って来た。予言された鬼神降臨の年まで、あと一年。鬼神へと至ろうとする鈴音と対峙すべく、彼はいつきひめの社の跡地にある高校へと入学する。そこで待っていたのは、平成のいつきひめ・姫川みやかをはじめとする個性豊かなクラスメートだったーーすべての伏線が繋がる平成編、ついに開幕!! 大人気和風ファンタジーシリーズ第十二巻!
著者は1939年生まれ、韓国・小鹿島のハンセン病療養所に暮らすハンセン病回復者で、小鹿島における人権運動の中心的存在。その著者が自らの少年期から青年期までを描いた自伝である。日本の植民地支配から解放後、8歳でハンセン病者であった母とともに小鹿島のハンセン病療養所に入ったこと、そこでの生活やハンセン病にかかったこと、先人から聞いた日帝時代の小鹿島の実態、医学講習所を卒業後、小鹿島を出て、「定着村」で医師として活動を始めるまでを書いている。 著者が小鹿島のハンセン病療養所に入ったのは解放後だが、その運営には日帝時代の慣習が色濃く残っていた。また、著者は先輩から日帝時代の小鹿島の様子をいろいろ聞かされている。幼い時から青年時代まで小鹿島で育った著者の体験として、小鹿島の状況がつぶさに描かれている。また、韓国では解放後、ハンセン病回復者が集住して自立生活を営む「定着村」政策が進められたが、その定着村の実態も著者の体験を通じて描かれている。 日本の読者のみなさまに はじめにー再刊に当たって 一 賤国への道 二 賤国の人たちが願う天国 三 賤国市民になるということ 四 それでも生きなければならない人たち 五 聞こえないこだま 六 あなたたちの天国、私たちの賤国 七 世間のなかの賤国 八 人間らしく生きるために エピローグ 訳者註 三度お目にかかった姜善奉さんー解説に代えて 福岡安則 訳者あとがき
病院で入院生活を送る樋口咲綾は、ゲームをプレイしようとした瞬間、意識がなくなる。目を覚ませばプレイ中のゲームの世界の聖女・ソーニャとして転生し、前世でやり込んだレベル100や魔力9999のカンスト値はそのままに、攻略対象である皇子から婚約破棄されるシーンに戻っていた。これならバッドエンドを回避して他のゲームシナリオも全制覇できるかも!?と、半人半兎の妖精や聖龍とともにゲームの世界を満喫する旅に飛び出したーー。世界中を行き来できる【冒険者】職を習得し、孤島を開拓して拠点を作ったり、七海王の一人『赤の海』の王を助けたり…ゲーム知識を活かしながらさまざまな職業をゲットし、異世界旅はどんどん快適に! ソーニャが仲間と自由気ままな冒険者ライフを満喫する一方で、大陸統一を悲願に掲げる帝国が聖女を捕えようと追ってきて…? 「私たちと一緒に旅しようよ!」 転生したレベルカンスト聖女によるのんびり冒険者ライフ、開幕!
事故で命を落とし、転生してしまったリック。「おんぎゃあ!!!」--目が覚めるとどうやら赤ちゃんに転生してしまったようで…親ガチャに外れ、社畜として酷使されてきた前世とは一変、優しい家族に恵まれ、愛を一心に受けて育つリック。平和な辺境の地で食っちゃ寝ライフをエンジョイしながらも、転生時に獲得した「魔法取得」チートを生かし、5歳にして火・水・風・土の4属性+無属性とすべての魔法値が天元突破! 成長したリックは、面倒事を避けるため正体を隠しつつ冒険者に登録。しかしモンスター討伐にとどまらず、精霊をサクッと仲間にし、伝説のドラゴンをなぜか手懐けてしまうと、リックは周囲から「伝説のドラゴンスレイヤー」と呼ばれ、なぜか英雄扱いで!? 平和に暮らしたいだけなのに、ちょっとやりすぎた? リックはいつの間にか周囲から頼られまくり、次々に異才を発揮してしまい…。ゆるゆるライフを満喫したいのに、いつの間にか最強赤ちゃんに! 規格外の異世界ファンタジーが、今はじまる!
辺境領主の息子に転生した、元社畜のグレイン。「今世こそのんびり暮らしたい!」そんな思いを胸に、両親や双子のきょうだいに囲まれながらにぎやかで平和な第二の人生がスタート。“全属性魔法適性”“身体能力強化”“魔力回復”…女神から貰った規格外のチート能力でスローライフを目指すはずが…獣人のメイド・リュコスに魔法を教えたり、うっかり領民同士の大喧嘩を仲裁しちゃったり、さらには姉のアリスと森の魔物を倒したり!?困っている人を見過ごせない!前世からのお人よし精神と超絶チートで次々と問題を解決してしまう小さな転生貴族の巻き込まれスローライフ、いざ開幕!
凶悪な魔物たちが闊歩する魔界に、生まれてすぐに落ちてしまったエデル。幸運にも大賢者に拾われ、全方位規格外に成長したエデルは12歳になり初めて人間界で暮らし始める。超ハードな環境で育ったエデルは周囲を驚かせつつも初めて尽くしの学園生活を謳歌していた。そんなエデルに友人たちは「鍛えてほしい!」と頼み込む。快諾するエデルだったが、ダンジョンを改造したり、従魔やモンスターを召喚したりと予想外な方法ばかりで…!?「みんなも普通にやってることだよね?」「そんなわけないでしょ!」常識にとらわれないエデルの行動に周りは総ツッコミ。さらに、学内対抗戦でも圧倒的な存在感を放つエデルを学園を牛耳る生徒会や王室も放っておかなくて…!?無自覚・最強少年のぶっとび人間界ライフ、加速中!
異世界で平凡な村娘として転生した私。大好きな幼馴染みと身も心も結ばれて結婚を。しかしお城からお迎えが!彼の正体は王子様!?残された私は彼の子を妊娠。人知れず息子を出産するも夫が戻ってきて…!転生してママになったら溺愛されまくってます!
生涯、猫を愛した「日本のクリスティー」仁木悦子による本邦初の猫文学アンソロジー(1980年・立風書房刊)を待望の復刊! ミステリー、SF、童話、純文学、落語、漫画の各界の豪華執筆陣による、ミステリアスな12匹の猫の物語。和田誠による装丁・イラストも魅力的な一冊。 【収録作】 「猫の年齢」 西東登 「ピーや」 眉村卓 「お富の貞操」 芥川龍之介 「猫文法」 川又千秋 「猫の皿」 古今亭志ん生 「猫の殺人」 吉行理恵 「ねこ忍」 水木しげる 「復讐は彼女に」 小泉喜美子 「ネコ」 星新一 「ねこんしょうがつ騒動記」 あまんきみこ 「誘拐者たち」 仁木悦子 「猫の泉」 日影丈吉 編者解説 仁木悦子 「猫の年齢」 西東登 「ピーや」 眉村卓 「お富の貞操」 芥川龍之介 「猫文法」 川又千秋 「猫の皿」 古今亭志ん生 「猫の殺人」 吉行理恵 「ねこ忍」 水木しげる 「復讐は彼女に」 小泉喜美子 「ネコ」 星新一 「ねこんしょうがつ騒動記」 あまんきみこ 「誘拐者たち」 仁木悦子 「猫の泉」 日影丈吉 編者解説 仁木悦子
1941年、日本占領下の福建省廈門。 大阪松島遊廓から逃走して、上海、広州、香港と渡り歩き、廈門に辿り着いたリリーは、抗日活動家の楊に従い、カフェーで女給として働きながら諜報活動をしていた。あるとき、楊から日本軍諜報員の暗殺を指示され、その実行者として、琥珀色の瞳と蛇の刺青が印象的なヤンファという女性を紹介される。 中秋節の晩をきっかけに強くヤンファに惹かれていくリリーにとって、彼女と過ごす時間だけが生への実感を持てるひとときになっていた。 しかし、楊から秘密裏に出されていた指令は、暗殺に失敗した場合はヤンファを殺せというものだった……。 戦時下の中国・廈門を舞台に流転する女性たちの愛と葛藤を描く、圧巻の熱量を放つ第35回小説すばる新人賞受賞作。 【著者略歴】 青波 杏(あおなみ・あん) 1976年、東京都国立市出身。近代の遊廓の女性たちによる労働問題を専門とする女性史研究者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。
十二歳で離れた故郷の島へ、槇屋深津は二十年ぶりに帰ってきた。島の小・中学校の臨時教諭になるためだ。週に二便しかないフェリーで鹿児島港から十二時間。外食する店もない外周十五キロほどの島。同僚や子供たちは深津を歓迎するが、小学四年生の宇良だけ現れない。人の善悪を見抜き、どちらかわからないうちは、姿を見せないという。深津は悪寒を覚えた。二十年前の事件の記憶がよみがえるー
片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。 一緒に過ごす、夏の特別な四日間。 めえめえ(瀬戸洋平)は下宿仲間でクラスメイトの女子サブレ(鳩代司)に片想いをしている。 告白もしていないし、夏休みでしばらく会えないと思っていた。そのサブレが目の前にいる。 サブレは夏休み中に遠方にあるじいちゃんの家に行くのだが、それはある“不謹慎な”目的のためだった。 「じゃあ一緒に行く?」 「うん」 思いがけず誘われためえめえは、部活の休みを利用してサブレと共にじいちゃんの家を目指す。 夜行バスに乗って、二人の“不謹慎な”そして特別な旅が始まるーー。 恋という気持ちが存在する、この世界に生まれてしまった全てのあなたへ。
捨てられたのに、愛してる。 嫌いになりたいのに、愛してる。 ジェニスがこの世でいちばん会いたくない男性、ルーク・ラスビー。 8年前、外科医のルークはジェニスと婚約していながら、 突然一方的に婚約を解消してほかの女性と結婚してしまったのだ。 いま故郷に戻り、親友の結婚式に出席したジェニスは、 目を疑うような光景に出合い、胸がつぶれそうになったーー 昔と変わらぬ、黒髪に深い緑色の美しい瞳をしたルーク。 あのとき結婚した妻を失い、かわいらしい幼い娘を連れている……。 ルークと別れて8年も経つのにジェニスにいまだ恋人がいないのは、 じつは、いまもまだ彼を忘れられないから。愛しているから。 その事実がつらくて、その場を逃げようとするジェニスだったが……。 心は純粋なのに素直になれないヒロインを描き、共感を誘う名作家ペニー・ジョーダン。本作でもルークへの愛の深さと、失恋の深手ゆえ、8年も立ち止まったままのジェニスの切ない心情が巧みに描かれます。そしてやがて明かされる、ルークの結婚の真相とはーー?