小説むすび | 2023年発売

2023年発売

小鹿島 賤国への旅小鹿島 賤国への旅

発売日

2023年2月22日 発売

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著者は1939年生まれ、韓国・小鹿島のハンセン病療養所に暮らすハンセン病回復者で、小鹿島における人権運動の中心的存在。その著者が自らの少年期から青年期までを描いた自伝である。日本の植民地支配から解放後、8歳でハンセン病者であった母とともに小鹿島のハンセン病療養所に入ったこと、そこでの生活やハンセン病にかかったこと、先人から聞いた日帝時代の小鹿島の実態、医学講習所を卒業後、小鹿島を出て、「定着村」で医師として活動を始めるまでを書いている。  著者が小鹿島のハンセン病療養所に入ったのは解放後だが、その運営には日帝時代の慣習が色濃く残っていた。また、著者は先輩から日帝時代の小鹿島の様子をいろいろ聞かされている。幼い時から青年時代まで小鹿島で育った著者の体験として、小鹿島の状況がつぶさに描かれている。また、韓国では解放後、ハンセン病回復者が集住して自立生活を営む「定着村」政策が進められたが、その定着村の実態も著者の体験を通じて描かれている。 日本の読者のみなさまに はじめにー再刊に当たって 一 賤国への道 二 賤国の人たちが願う天国 三 賤国市民になるということ 四 それでも生きなければならない人たち 五 聞こえないこだま 六 あなたたちの天国、私たちの賤国 七 世間のなかの賤国 八 人間らしく生きるために エピローグ 訳者註 三度お目にかかった姜善奉さんー解説に代えて 福岡安則 訳者あとがき

転生大聖女の強くてニューゲーム〜私だけがレベルカンストしていたので、自由気ままな異世界旅を満喫します〜転生大聖女の強くてニューゲーム〜私だけがレベルカンストしていたので、自由気ままな異世界旅を満喫します〜

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2023年2月22日 発売

病院で入院生活を送る樋口咲綾は、ゲームをプレイしようとした瞬間、意識がなくなる。目を覚ませばプレイ中のゲームの世界の聖女・ソーニャとして転生し、前世でやり込んだレベル100や魔力9999のカンスト値はそのままに、攻略対象である皇子から婚約破棄されるシーンに戻っていた。これならバッドエンドを回避して他のゲームシナリオも全制覇できるかも!?と、半人半兎の妖精や聖龍とともにゲームの世界を満喫する旅に飛び出したーー。世界中を行き来できる【冒険者】職を習得し、孤島を開拓して拠点を作ったり、七海王の一人『赤の海』の王を助けたり…ゲーム知識を活かしながらさまざまな職業をゲットし、異世界旅はどんどん快適に! ソーニャが仲間と自由気ままな冒険者ライフを満喫する一方で、大陸統一を悲願に掲げる帝国が聖女を捕えようと追ってきて…? 「私たちと一緒に旅しようよ!」 転生したレベルカンスト聖女によるのんびり冒険者ライフ、開幕!

転生赤ちゃんの気ままな辺境開拓〜魔法習得チートを授かったので、俺の将来はたぶん明るい〜転生赤ちゃんの気ままな辺境開拓〜魔法習得チートを授かったので、俺の将来はたぶん明るい〜

事故で命を落とし、転生してしまったリック。「おんぎゃあ!!!」--目が覚めるとどうやら赤ちゃんに転生してしまったようで…親ガチャに外れ、社畜として酷使されてきた前世とは一変、優しい家族に恵まれ、愛を一心に受けて育つリック。平和な辺境の地で食っちゃ寝ライフをエンジョイしながらも、転生時に獲得した「魔法取得」チートを生かし、5歳にして火・水・風・土の4属性+無属性とすべての魔法値が天元突破! 成長したリックは、面倒事を避けるため正体を隠しつつ冒険者に登録。しかしモンスター討伐にとどまらず、精霊をサクッと仲間にし、伝説のドラゴンをなぜか手懐けてしまうと、リックは周囲から「伝説のドラゴンスレイヤー」と呼ばれ、なぜか英雄扱いで!? 平和に暮らしたいだけなのに、ちょっとやりすぎた? リックはいつの間にか周囲から頼られまくり、次々に異才を発揮してしまい…。ゆるゆるライフを満喫したいのに、いつの間にか最強赤ちゃんに! 規格外の異世界ファンタジーが、今はじまる!

不思議の国の猫たち不思議の国の猫たち

生涯、猫を愛した「日本のクリスティー」仁木悦子による本邦初の猫文学アンソロジー(1980年・立風書房刊)を待望の復刊! ミステリー、SF、童話、純文学、落語、漫画の各界の豪華執筆陣による、ミステリアスな12匹の猫の物語。和田誠による装丁・イラストも魅力的な一冊。 【収録作】 「猫の年齢」          西東登  「ピーや」          眉村卓                     「お富の貞操」        芥川龍之介 「猫文法」          川又千秋                           「猫の皿」          古今亭志ん生                        「猫の殺人」          吉行理恵 「ねこ忍」          水木しげる 「復讐は彼女に」       小泉喜美子 「ネコ」            星新一 「ねこんしょうがつ騒動記」  あまんきみこ 「誘拐者たち」        仁木悦子 「猫の泉」          日影丈吉 編者解説           仁木悦子 「猫の年齢」          西東登  「ピーや」          眉村卓                     「お富の貞操」        芥川龍之介 「猫文法」          川又千秋                           「猫の皿」          古今亭志ん生                        「猫の殺人」          吉行理恵 「ねこ忍」          水木しげる 「復讐は彼女に」       小泉喜美子 「ネコ」            星新一 「ねこんしょうがつ騒動記」  あまんきみこ 「誘拐者たち」        仁木悦子 「猫の泉」          日影丈吉 編者解説           仁木悦子

忘れえぬ日々忘れえぬ日々

捨てられたのに、愛してる。 嫌いになりたいのに、愛してる。 ジェニスがこの世でいちばん会いたくない男性、ルーク・ラスビー。 8年前、外科医のルークはジェニスと婚約していながら、 突然一方的に婚約を解消してほかの女性と結婚してしまったのだ。 いま故郷に戻り、親友の結婚式に出席したジェニスは、 目を疑うような光景に出合い、胸がつぶれそうになったーー 昔と変わらぬ、黒髪に深い緑色の美しい瞳をしたルーク。 あのとき結婚した妻を失い、かわいらしい幼い娘を連れている……。 ルークと別れて8年も経つのにジェニスにいまだ恋人がいないのは、 じつは、いまもまだ彼を忘れられないから。愛しているから。 その事実がつらくて、その場を逃げようとするジェニスだったが……。 心は純粋なのに素直になれないヒロインを描き、共感を誘う名作家ペニー・ジョーダン。本作でもルークへの愛の深さと、失恋の深手ゆえ、8年も立ち止まったままのジェニスの切ない心情が巧みに描かれます。そしてやがて明かされる、ルークの結婚の真相とはーー?

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