小説むすび | 2024年1月17日発売

2024年1月17日発売

まぼろしを織るまぼろしを織る

出版社

ポプラ社

発売日

2024年1月17日 発売

何者でもないわたしにも、明日はやってくる 累計30万部『活版印刷三日月堂』の著者が贈る、「染織」をテーマにした感動作 <Story> 母の死をきっかけに生きる意味を見いだせなくなった槐は、職も失い、川越で染織工房を営む叔母の家に居候していた。そこに、水に映る風景を描いて人気の女性画家・未都の転落死事件に巻き込まれ、心を閉ざしていた従兄弟の綸も同居することに。藍染めの青い糸に魅了された綸は次第に染織にのめり込んでいく。 ある日、槐の前に不審な男が現れ、綸が未都の最後の言葉を知っているはずだと言う。未都の死の謎を探りながら、槐は自分の「なぜ生き続けなければならないのか」という問いと向き合っていくーー。 「生きる」というテーマにまっこうから向き合う、著者渾身の感動作! <プロフィール> ほしおさなえ 作家。1964年東京都生まれ。1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門優秀作に。 おもな著作に「活版印刷三日月堂」「菓子屋横丁月光荘」「紙屋ふじさき記念館」「言葉の園のお菓子番」などの文庫シリーズ、『金継ぎの家』『東京のぼる坂くだる坂』、児童書『お父さんのバイオリン』、「ものだま探偵団」シリーズなど。

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