小説むすび | 2024年12月10日発売

2024年12月10日発売

文芸ムックあたらよ 第二号・特集:青文芸ムックあたらよ 第二号・特集:青

神戸のひとり出版社・EYEDEARがお届けする、文芸ムック第二号! 『青』をテーマに、豪華執筆陣が小説、エッセイ、短歌を書き下ろし。また、同テーマにて開催し、453作品が集まった『第二回あたらよ文学賞』の受賞9作品を一挙掲載。 今、わたしとあなたがいちばん楽しめる文芸誌。いつまでも明けることのない素晴らしい夜ーーあたらよを共に楽しもう! 参加クリエイター/作品 【巻頭特集・座談会】 『物語のつくり方』 今村翔吾/蒼山皆水/輝井永澄/馳月基矢 【小説(短篇/SS)】 蒼山皆水『その青だけは忘れない』 犬怪寅日子『虎山犬飛子のままならぬ人生』 後谷戸隆『永遠に留年』 梧桐彰『ブルーチームの憂鬱』 坂崎かおる『どんぐりの森の満開の下』 百百百百『サハラの目』 輝井永澄『彼は天才だから』 鉈手璃彩子『夏味』 人間六度『Still on earth』 馳月基矢『宿望ブルース』 日崎アユム『青天に映ゆ』 ファビアン『#00a0e9』 マルクス・ホセ・アウレリャノ・シノケス『マコンド』 【短歌】 上坂あゆ美『海は灰色』 フラワーしげる『イタリアの青い宇宙船』 【エッセイ】 木爾チレン『私の感性を形成した青い作品たち』 齋藤明里『変わることの無い「青」』 佐川恭一『青き栄光の日々』 ピストジャム『哀しみの複数形』 ひらりさ『いまは行けない海たちへ』 【第二回あたらよ文学賞・受賞者】 神木『青い血のナルカ』 千葉ヨウ『葬礼業者の弟子』 咲川音『青はおひめさまのいろ』 伊藤なむあひ『鯖を読む』 夏越リイユ『青を弔う』 渡良瀬十四『降る雨の如く』 守崎京馬『零れ藍』 やらずの『陰日向』 白城マヒロ『1K海中生物図鑑』

【POD】景色と情景【POD】景色と情景

「二人でライブがしたい!」 音楽から逃げていた中山がそう叫んだのは、伊々坂のライブ終演後すぐの事である。それぞれの思いを胸に言葉を交わし合う二人は、似ているようでどこか違う。 * シンガーソングライターの伊々坂友秋と中山大之は、2021年秋に行きつけのライブバーで偶然出会い、なんとなく意気投合した。中山が音楽活動を休止してしまってからも、彼らの交流は途絶えなかった。 活動休止から約一年後、伊々坂の企画ライブを見に行ったことをきっかけに、中山は「もう一度音楽と向き合おう」という気持ちになった。早速、中山は伊々坂に「共同企画をしよう」と声をかけた。 彼らは「まだ売れていない二人が成長していく過程を見てもらう」というコンセプトと、「一年後に大きな会場でライブをする」という目標を立てて、走り出した。 その成長劇のタイトルは『景色と情景』。 23年10月から24年11月にかけて、彼らが描いてきた軌跡に迫った。 ※注:この物語はノンフィクションです。 【目次】 二人の道が交差した日 『景色と情景』の幕明け 第二章「共鳴」 第三章「鏡の向こうの交差点」 第四章「写らないもの」 最終章に向けて 最終章

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