2024年12月19日発売
貸本屋から本屋となった若き蔦屋重三郎が、才能を開花させ、ヒット作を手掛けていく 親なし、金なし、画才なし・・・ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児となった蔦屋重三郎の生涯を描く大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」を完全小説化。 江戸中期、吉原に生まれた蔦重こと蔦屋重三郎は、引手茶屋「駿河屋」の養子となり貸本屋を営む。吉原の妓楼に貸本を運び人気者であったが、さびれていく吉原をなんとかしたいと考えていた。あることがきっかけで『吉原細見』を手掛けた蔦重は、本屋業を始める。しかし経験と実績は浅く、蔦重の前に大きな“壁”が立ちはだかるーー。数々の試練に見舞われながらも、蔦重は自らの才能を開花させていく。 折しも、時の権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中で江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人を輩出していた。蔦重は多くの文化人たちと交流を重ね、ヒット作を次々と連発していくーー。
怪獣省の予報官・岩戸正美は、予報班のエースとして活躍していたが、岩戸をもってしても不可解な事件が発生することがある。本作では、岩戸が搭乗する飛行機で殺人事件が発生、混乱の中、飛行怪獣が姿を現す。無事に着陸できるのか? また別日にはロシアに現れた二種の怪獣が兵器庫を襲い、一種が核をのみ込んで日本に向かっているという。妨害を乗り越え、怪獣を特定できるのか? 『殲滅特区の静寂』に続く、シリーズ第二弾!
全世界で5000万人を動員したシルビア・クリステル主演の大ヒット映画『エマニエル夫人』から半世紀、新たに映画化! 2025年1月10日、日本公開! 20世紀を代表する官能文学の「無削除完全版」がついに刊行! 1969年、二見書房は『エマニエル夫人』を翻訳出版したが、内容が猥褻にあたるとの理由で警視庁より発行禁止処分を受けた。 しかし、当時の社長堀内俊宏の機転で猥褻表現にあたる箇所を担当官から聞きだし、きわどい表現を修正してふたたび発売、50万部を超える大ベストセラーになった。 『新訳 エマニエル夫人』は、当時削除修正しなければならなかった原作を未削除で新たに読みやすい日本語にした完全版! パリから夫の赴任先であるタイのバンコクに向かうエマニエル。飛行機内で見知らぬ男性客と思いもかけず、みだらな行為をすることに……。バンコクに着いたエマニエルはビジネスマンの妻として、幸福ではあるが平穏すぎる日常にどこか退屈さを感じていた。そんなある日、エマニエルは知人の紹介で「性の儀式」を受け入れていくことになる……。
書類仕事に忙殺されているヒト族・事務官のアッシュは、甥っ子のリオンを引き取って育てることになった。 なんと上官でアッシュがこっそり憧れている副団長の狼獣人・ブラウの屋敷に間借りさせて貰うことになり、すっかり疑似家族だ。 どんな目上の相手にも書類の取り立てとなると鬼となるアッシュも、可愛い甥っ子相手にはでれでれ。 リオンもアッシュたん、アッシュたんとすっかり懐いている。 ブラウもリオンにもアッシュにも優しすぎるくらい。 でもそんな平穏な日々を過ごす中にも、リオンにまつわる秘密があって…!?
ハプスブルクを救った男の生涯 これは、ヨーロッパの17〜18世紀に名将として、その名を轟かしたオイゲン公子のキングダム物語 第一章 パリ脱走 第二章 初 陣 第三章 独 立 第四章 対トルコ戦争再開 第五章 スペイン継承戦争勃発 第六章 ドイツへ、そしてイタリアへ 第七章 フランドルへ、そしてフランスへ 第八章 ロンドンへ、そして敗戦と講和 第九章 またもやトルコと、穏やかな日々、最後の仕事 オイゲン公子関連略年表 参考及び引用文献 あとがき
架空の相談室で交わされる介護員と相談員の思いの数々。日常詩からはじまる告白と対話。介護員の生きざまを見つめてきた元介護施設長から届いた27編のフィクション詩誌物語。 出版に際して 閑話 第1話 はるに語る 第2話 荒れ狂う病魔 第3話 毒の味 第4話 病院兄弟の肖像 第5話 男らしさの証明 第6話 2人だけの寝室 第7話 どっちの気持ちも 第8話 空転青春 第9話 因果の鎖 第10話 金銭の束縛を逃れて 閑話 「本が売れない季節が続く」 第11話 研修医の条件 第12話 私生活 第13話 生前贈与 第14話 セクハラ 第15話 面倒のない生き方 第16話 オン&オフ 第17話 ウスノロ理学療法士 第18話 偽り崩壊家族 第19話 我らの働き方改革 第20話 天下りの真実 第21話 軽薄無頼の長 第22話 簿外帳簿 第23話 画家芸術家になりたい 第24話 せつない思い 第25話 訪問リハビリ事業は失敗か? 第26話 めちゃくちゃ運命 第27話 インターネット サイト 最後に