2024年12月20日発売
特集は「幽玄鉄道」。鉄道好き作家・有栖川有栖との旅企画、一穂ミチによる新作怪談、澤村伊智×田辺青蛙の探訪企画など。連載も「怪と幽」でしか読めない豪華執筆陣。お化けを愉しみ、お化けを読むなら「怪と幽」! === 特集 幽玄鉄道 「いま・ここ」から別の地へと、我々を運び、繋いでくれる鉄道。それはともすれば、異界との幽玄なる接続口。鉄道は、日常生活から私たちを解き放ち、異なる世界に誘ってくれる装置であり、未知なる文化や存在を運んでくるものでもある。沿線の土地と密接に結びついた旅情や郷愁も味わい深い。そして、日常のなかの鉄道であっても、その運行は人のいのちを預かる仕事。数多くの人生を乗せて今日も列車は走っているのだ。いのちが行き交う所では、怪しい話もまた生まれる。この世とあの世の架け橋となるような、幽玄なる鉄道世界の旅へ、いざ、出発進行! 【ルポ&エッセイ】有栖川有栖 【新作怪談】一穂ミチ 【ルポ】澤村伊智×田辺青蛙 【インタビュー】三上 延 【寄稿】伊藤龍平 【駅ガイド】村上健司 【対談】竹本勝紀×登龍亭獅鉄 【ブックガイド】千街晶之 【名作怪談】江戸川乱歩 + 【グラビア】霧にむせぶトンネル駅 ●表紙 えちごトキめき鉄道「雪月花」 特集のほか、連載など多数! 【小説】京極夏彦、有栖川有栖、澤村伊智、堀井拓馬 【漫画】諸星大二郎、高橋葉介、押切蓮介 【論考・エッセイ】東 雅夫、村上健司&多田克己 【怪談実話】ひびきはじめ、煙鳥、松永瑞香 【グラビア】玉川麻衣、芳賀日出男+芳賀日向、佐藤健寿、怪食巡礼 【情報コーナー】ヒグチユウコ×名久井直子、我孫子武丸、加門七海、梨、廣田龍平、近藤瑞木、齋藤靖朗、香川雅信、藤川 Q etc.… ・特集 【ルポ&エッセイ】有栖川有栖と行く幻想鉄道旅 【新作怪談】一穂ミチ 「もう忘れます」 【ルポ】澤村伊智×田辺青蛙とめぐる廃線敷探訪 【インタビュー】三上 延 「内田百けん「阿房列車」の魅力 -鉄道旅と怪異ー」 【寄稿】伊藤龍平 「鉄道怪談 今昔物語 -「偽汽車」から「きさらぎ駅」までー」 【駅ガイド】村上健司 「日本全国 妖怪に会える駅ガイド」 【対談】竹本勝紀×登龍亭獅鉄 「鉄道員が語る怪談」 【ブックガイド】千街晶之 「鉄路は異界へと続く --鉄道怪談傑作ガイド」 【名作怪談】江戸川乱歩 「押絵と旅する男」 + 【グラビア】霧にむせぶトンネル駅 ※「内田百けん」は誌面では漢字表記です
中学受験も塾も、まったく未知の世界だった。 挑む子供たち、信じる教員たちの姿が心に残る。今野敏 「大切なのは『どこ』にではなく『どこか』に受かることだろう?」 二岡教場で中学受験組の担当だった曽谷は、生徒獲得至上主義の教場長の言葉に反感を覚えていた。 ある日、カンニング騒動に巻き込まれた曽谷は、グループでも屈指のエリート教場・北沢教場へと配置替えとなる。 指導のしがいがあると張り切る曽谷だったが、北沢教場には、最難関男子校を志望する宮井、気弱な性格ゆえに志望校に迷う松川、勝気な女子生徒戸畑など、気配り必須、寄り添い必須の悩める生徒が集まっていた。 「絶対合格」「より上の学校へ」を課せられた新人講師・曽谷は、彼らを合格させることができるのか。 加熱する中受を現役講師が描く、受験エンターテインメント。 第7回大藪春彦新人賞作家 鮮烈なるデビュー作
熱狂的ファンを生んだ長編群像劇シリーズ、待望の第2巻! 「人殺しに正義はあるか」 大切な人を失い、悲しみに沈むアントーシャ。その心に寄り添うのは、オローネツ辺境伯爵を始めとするオローネツ城の者達だった。魔導の絆で結ばれた彼らは、ロジオン王国に対し革命の狼煙を上げる。 そんな中、オローネツ辺境伯爵の血を分けた唯一の息子、ファルーカの企てたとある計画が明らかになる。そして遂に表舞台に姿を現すフェオファーンはーー。 真実の先にあるのは、血の繋がりか、魂の絆か。 06 ブルレスカ 策略は巡りて 07 フェローチェ 猛々しき始まり 08 ベヘルツト 仕掛けは動く 09 デテルミネ 鉄の意志を以て
神剣なきまま即位した“すめらぎ”の秘めたる想いーー。 小さき者が小さきままに集い、大輪の花となる。日の本をそんな国としたい。 菊を愛した後鳥羽院と刀鍛冶たちとの絆を描く、心震える連作短篇集。 新たなる神剣を作るべく、後鳥羽院によって各地から集められた、則宗、延房、久国ら刀鍛冶(御番鍛冶)。共に剣を鍛えていくことで、 “すめらぎ”たらんとする院の想いを知った彼らは、それに応えようとするのだが……。 承久の乱を起こして鎌倉幕府に破れ、この国の政を武家のものにしてしまった「暗君」とされる後鳥羽院の真の姿に、刀鍛冶たちの視点から迫った歴史小説。 『利生の人 尊氏と正成』で第12回日経小説大賞を受賞し、『あるじなしとて』で第12回日本歴史時代作家協会賞の候補となった著者渾身の最新作。
あんたのことをぶっ潰してやる! 東京五輪金メダリストの大和エイジは、ロス五輪を目指して競技復帰を決意。そこに立ちふさがるのは、パリ五輪金メダリストでエイジに敵対心を燃やす姫川真周だった。新ルールへの適応に苦しむエイジに対し、順調に勝利を重ねる真周。 そんな中、エイジの専属カメラマン、通称「フィルマー」の与野丈太郎は、行方不明のエイジの両親を探していた。意外な人物がエイジの父親と判明し、与野は新たなトラブルに巻き込まれる。 一方、自分の撮影のために与野がカメラマンとして名誉ある仕事を断っていたことを知ったエイジは葛藤。二人の間に思わぬ亀裂が入り始める……。 大人気、スケートボード小説第2弾!
おかげさまでみんなに愛されての第3巻、開幕! 前世の常識が通用しない異世界に、希少な人族として転生したピアニー。周囲(特に兄のオーキッド)から余りあるほどの愛情を注がれてすくすくと成長中! 家族仲良く旅行に出かけたりしてこちらの世界に馴染んできつつあるものの、人族としての稀有な能力を利用して開発した新ポーションがまたも常識外れなトラブルを巻き起こし!?
引ける回数に限りあり! 頼むから使えるもの、出てこい! TVアニメ『モブから始まる探索英雄譚』の作者・海翔がおくる、ユニークバトルライフ開幕! RPGのステータス表記のようなものが自分のスマホ画面に出ているのに気づいた高校生の能瀬御門。スキルの欄には〈ガチャ〉とあるので試してみたら出てきたのはパン。この能力の使い道って……!? その答えはある日突然示された。世界中に突如ダンジョンが現れ、モンスターがあふれ出したのだ。御門は友人や家族を守るため、ガチャから出てきた武器を片手に戦うことを余儀なくされるが!?
シリーズ累計50万部突破!(電子書籍含む) 小説家になろうで2,300万PV突破! ドラマCDも同日発売! 幼女、お屋敷の女主人になる!? 全権を手にしたユリアーナのもとに新顔まで登場! 愛され美幼女のほのぼのお屋敷ファンタジー第7弾! 書き下ろし短編収録!
「私は、主様だけの女神【もの】ですよ?」 仲間と共に神話に挑め! とある陰陽師が地獄から返り咲く無双萬屋、第五弾! 書き下ろし番外編収録! コミックス2巻も絶賛発売中!
「伝説の足止めに、1000騎ごときでは足らんわ!」 兵の壁に風穴を穿て! 美女の痛快英雄伝第二弾! コミカライズ企画進行中! 書き下ろし番外編巻末収録!
早くもコミカライズ企画進行中! 「王国丸洗い計画、開始よ!」 お転婆姫が王国中の汚れを掃き上げて大魔導士となる、お掃除英雄譚!
私、ひとりでも稼げるので! 知恵と負けん気でデッドエンドを打ち破る、ストイック令嬢の愛されロマンス譚!! 書き下ろし番外編、巻末収録!
正真正銘の化け物【ダンジョンボス】、現る!? これは、不屈の男が謎多きダンジョンに隠された秘密を暴いていく物語。
フランス在住60年になる著者が、フランス人の妻を亡くした後の、越境者ならではの空虚・寂寞・哀痛・違和感を実存的に綴った小説集。「最初の日本人」「離れないで」「生きる」の3編を収録。どれも、物語の設定から空間も時間も、文体までも異なる、作家性を打ち捨て、日本語のお約束を蹂躙した字義どおりの全く新しいノベル(novel)。 最初の日本人 離れないで 生きる
短篇小説の黄金時代。サリンジャー、ナボコフ、オコナー、ボールドウィンなど、重要作家が次々と登場する、1950年代前後の名作10篇を収録。“名作中の名作”でアメリカ文学史をたどる、シリーズ第3弾。
大阪へ 東京からの転居、コロナ禍での先行きの見えない日々。寂寥感と欲望。 生活とイリュージョンの往還からうまれた20篇の物語。 消えた女、死んでしまった友人、家族、行きずりの出会いと別れ。生活をとりまく些細な出来事から湧き上がるエモーション。 パラダイス・ガラージ、豊田道倫&His Band!などの活動で知られるミュージシャン・豊田道倫による、感傷的な現実と幻想のあわいを溶かすような文体でつづられる待望の短編小説集。 赤い腕時計の女 タール一ミリのメンソール 再会 眠剤入りラーメンを食べながら 春寒の夜に想うこと スラム街の悲しい目をした犬 寝物語 四文屋にて 二〇二二年十月三十日の夜 開かずのドア 神経精神科三階ー22 多景湯にて 光明の街 無題 帰還 岸さん 雨宮さんのこと この駅にて モーニング・セットの後 愛がなくなった街で
心おどる新作アンソロジーで『アナと雪の女王』の記念すべき10周年をお祝い! アメリカ国内で高い評価を受けている10人の作家のよる、今まで語られなかった/知られざる物語 アグナル王による人生の教訓から、エルサが挑む海上の壮大な戦い、ノーサルドラの神話……そしてアナとクリストフの婚約パーティーまでが描かれた全ての人が楽しめるアンソロジーです。
舞台は1995年、主人公は受験を控えた中学三年生。 読書に夢中の少女はくり返し図書館へと出かける。 三島賞作家・青木淳悟はなぜ『耳をすませば』の翻案をくり返すのか? 「耳すま」のはずなのにどこか様子が変 ついに書かれた青春小説 ジブリアニメ「耳をすませば」に材をとる2つの翻案小説 「憧れの世界」、「私、高校には行かない。」(『文學界』掲載)のほか、 執筆の背景と翻案小説を書く試みで直面する課題を実作に即して検討する 「〈青春懺悔の記〉いかにファンでなかったか?」(書き下ろし)、 「小説家、ジブリを書こうとする --「失敗から始める」翻案への道」(書き下ろし)を収録。 〈青春懺悔の記〉いかにファンでなかったか?(書き下ろしエッセイ) 憧れの世界 私、高校には行かない。 小説家、ジブリを書こうとする --「失敗から始める」翻案への道(書き下ろしエッセイ)