2024年12月25日発売
やっぱり全部、物語なんじゃないか? 第9回 カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門 大賞受賞作! 次回作を出せず苦戦している小説家の「私」は、ネタ探しのためにSNSや過去のニュース記事を探るうちに、ある奇妙な共通点に気づく。それは、何かしらの不幸に陥った人々が、示し合わせたわけでもないのに、顔に関連する不可解な言動をしている……「顔の怪異」に遭遇していることだった。このアイデアならば凄まじい作品を生み出せる。そんな衝動に駆られた「私」は担当編集者に連絡するも、それが出版社に伝わる「禁忌題目」というタブーに触れていると断られてしまう。どうしても諦めきれない「私」だったが、やがて大きな恐怖に巻き込まれていく……。 第9回 カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門 大賞受賞作!
学園存続を懸けた大学選抜チームとの戦いにからくも勝利し、ようやく平穏な冬の日々を過ごしていた大洗女子学園戦車道チームのメンバーたち。2年生の卒業を控えていたある日、平和だった大洗女子学園に河嶋桃の留年騒動が勃発する。AO入試で大学に入学できるよう、大洗女子チームは桃を隊長に据えて冬の大会「無限軌道杯」に挑むのだが、果たして、勝利の行方は……!? 大ヒットアニメ『ガールズ&パンツァー 最終章』を杏の視点から描く小説版、堂々開始!
日本人にも馴染みの深い「四大奇書」の『三国志演義』『水滸伝』『西遊記』『金瓶梅』。出版バブルを迎えた明代後期は、人々が規範や常識を超えて、自分らしい人生を求めた、熱狂の時代だった。いかにして話し言葉による「白話小説」は生まれたのか。なぜアウトローが主人公で、反体制的なのか。作品を刊行した真の狙いとは何だったのか。元代から清代まで辿り、政治史・世界史からのアプローチも用いて、中国文学史の謎を解き明かす。 はじめにーー明という時代 第一章 モンゴルの遺産 第二章 明代前期に起きたこと 第三章 寧王朱宸濠の反乱ーー戦争マニア武宗正徳帝と王陽明 第四章 新しい哲学と文学を求めてーー陽明学と復古派 第五章 誰が、何のために『三国志演義』『水滸伝』を作り上げたのか 第六章 「南倭」と短篇白話小説集の出現 第七章 「北虜」と『金瓶梅』 第八章 熱狂の時代ーー出版の爆発的拡大と「真」の追究 第九章 祭の終わりーー最後の輝きと明の滅亡 終 章 その後のことーー消え去ったものと受け継がれるもの おわりに 関係年表
大聖女・コルネリアの秘密は、偽者の聖女であるということ! 長年の聖女不在で国が荒れ果てていた十年前ーー『この娘は聖女だ』と偽った没落子爵の父に神殿へ売られてしまった彼女は、本来ならば奇跡を行使して行われる聖女の勤めを、薬学の知識と技術、そして生来生まれ持った人柄によって果たしていた。皆を騙していることを心苦しく思うものの、自らを慕う人々のことを思うと、「自分が聖女ではない」と切り出せず、悶々とする日々。 そんなある日、彼女のもとに第二王子・ジュードが傷を聖女の力で癒して欲しいとやってきた。 いつものように薬を処方するコルネリアだったが、「……やっぱりだ。アンタ、本当は聖女なんかじゃないんだろう?」と言われ、 あげくには「第二王子の俺が王座につくにはアンタの大聖女って肩書きが必要だ。……俺と結婚しろ。そうしないと……偽者ってバラすよ」と脅されてしまって!? 猫かぶりなガラ悪王子×真面目で頑張りやな偽聖女の救国ラブストーリー!!
幼なじみと深い仲になり、15歳で妊娠したシェル。 周囲に隠していたが、事態は思いがけない展開に…… 痛みも苦しみも、いつか乗り越えられる。 『ボグ・チャイルド』『ロンドン・アイの謎』などで 名高いカーネギー賞受賞作家の伝説的デビュー作! 1984年春。アイルランドの小さな村で、15歳の少女シェルは孤独な毎日を送っていた。母親を病気で亡くして以来、酒浸りの父と、反抗的な弟、幼い妹の世話に明け暮れていたのだ。気がまぎれるのは、幼なじみの少年デクランや親友のブライディと、くだらない話をしたりこっそり煙草を吸ったりしているときくらい。ところが、デクランにキスをされたことがきっかけで、深い関係になってしまう。やがて妊娠し、周囲に隠しているうちに、思いがけない事態に…… 「助けて」と声をあげることができなかった少女の苦難と成長を、美しく切ない筆致で描く。カーネギー賞、ガーディアン賞、ドイツ児童文学賞など数々の賞にノミネートされ、ブランフォード・ボウズ賞とアイリーシュ・ディロン賞に輝いた、シヴォーン・ダウドの伝説的デビュー作!
最弱不死者(アンデッド)からめざす最強冒険者、第14弾! 銀級冒険者への昇格試験を迎える前に、カピタンから《気》の扱いを学ぶため、港湾都市ルカリスを訪れた不死者・レント。 街の散策をしていると荒くれ冒険者三人組から襲撃を受けるものの、獣人で呪物屋のディエゴの加勢もあり難なく退ける。 その冒険者三人組にまだ見込みがありそうだと考えたレントは、彼らに冒険者として生きていく術を教えることに。 冒険者組合(ギルド)でカピタンと再会したレントは、魔錆(ましょう)病に効果を発揮する海霊草を採りに《海神の娘達の迷宮》を目指す。 カピタン、ディエゴ、冒険者三人組とともに迷宮に突入しようとしたが、そこでレントは予期せぬ再会を果たしーー!? 「お久しぶりですね。屍鬼の人」 強大な魔物と戦い、多くの謎を解き、そして強くなる。 死してもなお遙かなる神銀(ミスリル)級を目指す、不死者レントの『冒険』、第14弾ーー!
超弩級の“カリスマ”と“錬金術”で辺境の荒野を世界の中心へーー! 転生時に神様より万能錬金術のスキルを授かった、辺境のタヌカン領伯爵家三男・フーシャンクラン。 彼は知らなかった。前世での徳の高さによって、知らずのうちに“カリスマ”のステータスをカンストさせられていたことを…… 10歳になったことでようやく城外に出ることが許されたフーシャンクラン。 そこで荒れ果てた土地とやつれた民を見たフーシャンクランは、錬金術と前世の知識を駆使してこのタヌカン領を発展させていくことを決意する。 まずは開墾のために水を創り出したり、領民のために薬を作ったり……と少しずつ領地を発展させようと動くフーシャンクラン。 その裏では極振りされた“カリスマ”が、フーシャンクランの知らないところで猛威を振るい、気付けばやる事なす事の全てが救世主扱いに……!? さらには歴年の傭兵団や敏腕商人など、優秀な人材が何かに惹きつけられるようにフーシャンクランの下に集まってきてーー
甘えん坊な精霊幼女やツンデレ神獣も新たな友達に!?巻き込まれ体質なチート転生者による異世界ファンタジー、第2幕! 絶世の美少年として異世界に転生したハロルド。 女神や妖精たちからたくさんの特別な力を授かったことで平凡に生きたいという望みとは裏腹に【加護持ち】として注目されることに。 いつものように友人たちと共に勉学に励んでいたハロルドだったが、庇護欲を唆る美しい少女・エレノアに声をかけられたことでその平穏が崩れてしまう。 ハロルドを手に入れたい教会側が駒として送り込んできたエレノアは場所や時間を問わずハロルドにアプローチをしてきてーー? それだけならハロルドが我慢すればよかったのだが、遂に一線を越えたエレノアは【魅了】のスキルを使い友人であるブライトを洗脳、勝手にハロルドの家に侵入する。 さらに、ハロルドをおびき出すために幼馴染であるアーロンを誘拐、暴行を加えて!? 「大切な友人や家族を傷つけることだけは許せない」とハロルドの逆鱗に触れてしまいーー? 平穏を望む少年の異世界ファンタジー第2幕!
神スキル持ち美少女たちが闘技大会で大暴れ!?神の眼で全てを見切る最強剣聖の爽快無双ファンタジー、第2幕!! 激しい戦いの末、上級魔族を退けたアルムート王国七大剣聖『神眼』のラスティスとその弟子サティたち。 ようやくのんびり過ごせると思った矢先に、またもや王都に召集されてしまう! 王都では、なぜかラスたちの手柄が、七大剣聖ランスロット率いるアロンダイト騎士団のものになっていた。 目立ちたくないからと気にしないラスだったが、王国の全兵力を自ら支配しようとするランスロットの画策で状況が一変。 所属する聖騎士団の存続をかけ、聖騎士団VSアロンダイト騎士団の選抜メンバーによる闘技大会に挑むことに!? 神スキル持ちの最強美少女たちを擁するアロンダイト騎士団に対抗するため、メンバーの選出を任されたラス。 アロンダイト騎士団に因縁を持つサティ、聖騎士団エースのエミネム、新人剣聖フルーレを中心に、厳しい修行を開始!! そしてついに訪れた決戦の日。 因縁の勝負の行方は……!? 自称脇役、実は最強の剣聖が、弟子たちと大活躍する爽快無双ファンタジー、第2幕!!
そうだ、王都に行こう。 「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたサラリーマン、ムコーダ。 彼は「一度くらい王様に謁見しておけ」とカレーリナのギルドマスターから助言を受けたことや、何より巨大すぎる「リヴァイアサン」の解体をお願いするため、これまで避けていたレオンハルト王国の王都を訪れる。 それでもなるべく大事にしたくないムコーダだけど、王都へ着いた途端に近衛師団に出迎えられて王城へ直行させられたり、王様への献上品の加減を間違えたり、フェル達が謁見中おとなしくしてるわけがなかったりと前途多難。 肝心のリヴァイアサンの解体も冒険者ギルドの総力を挙げた大事業みたいになっちゃって、各地から応援を呼ぶ事態に!? 嬉しい再会からそうでもない再会、新たな出会いまでありつつ、それでもリヴァイアサンの解体は一筋縄ではいかないようで……!? 「小説家になろう」13億PV超のとんでも異世界冒険譚、今度は王都を揺るがしちゃう16巻!
落第ヴァイオリニストを巡り男たちが決闘!?覚悟を前にマスミは楽士の意味を知るーー 星祭りに向かったマスミとテオ。 騎士達の協力もあり、二人は安全に祭りを楽しんでいた。 日も暮れてきた頃、テオの先導で聖域と呼ばれる場所に赴くマスミ。 そこで明かされた「別れが怖い」というテオの想いに、マスミは彼が回復を受け付けなくなった理由を知るーー。 しばらく聖域で話した後、市街地へ戻る二人は、その道中で鷲が男たちに虐められている現場に遭遇。 止めようと突っ込んでいったテオに男たちは怒りを露わにする。 咄嗟にマスミが庇いテオをその場から逃がすが、代わりに捕まったマスミは、男たちの根城に連れていかれることに。 誘拐された先でアークたちが助けにくると信じるマスミ。 まずは居場所を知らせるため楽士の認証であるスカーフを使おうとするが、それにより男たちに楽士であることがバレてしまい……? 誘拐、決闘、遭難。問題だらけの『異世界再就職物語』、第三幕!
シリーズ累計(紙+電子)150万部突破!2025年TVアニメ放送! 「完璧すぎて可愛げがない」と隣国へ売られたフィリア。 ミアの結婚式に招待された彼女は、オスヴァルトたちとジルトニアを訪れていた。 緊張を抱え赴いた故郷だったがあたたかく迎え入れられ、ミアがフィリアの活躍を広めていたことを知る。 そんなミアの優しさを知り、フィリアはミアへの愛情をより確かなものにしていた。 そうして、迎えた結婚式当日。 沢山の人から祝福されるミアを見て、フィリアは自分のことのように幸せを噛み締める。 しかし、そんな時間もつかの間。 エルザから城内へ悪魔が侵入したと知らされる! 祝いの場とはいえど、聖女として見過ごすことはできないフィリアとミア。 二人は投獄されているユリウスが怪しいという情報を掴み、彼のもとへ向かうのだが、そこで探していた悪魔と遭遇! 戦闘となり、悪魔の攻撃からフィリアがミアを庇ったところ、なぜかフィリアは魔法が使えなくなってしまいーー!?