小説むすび | 2024年2月発売

2024年2月発売

祖国への挽歌祖国への挽歌

出版社

ユニコ舎

発売日

2024年2月22日 発売

俺は日本人じゃねえ。この土地で生まれたアメリカ人だ! 1919年(大正8年)にアメリカ合衆国カリフォルニア州ストックトンで、日本人移民の二世として生まれた衛藤ジョー。悪化する日米関係、そして太平洋戦争の勃発で日系移民は苦境に追い込まれる。差別社会の中でジョーは自らのアイデンティティに誇りをもって差別と闘い生き抜いていく。 16歳で家を出てブランケット・ボーイとなった衛藤ジョーは、やがて博打打ちとしての才能を開花させる。日米開戦後、強制収容所送りとなったジョーは、アメリカ合衆国史上もっとも勇敢とされる日系人による四四二連隊に入隊してヨーロッパ戦線で果敢に戦い抜く。戦後は”モンタナジョー”の異名をとり、マフィアの世界で名を馳せていくが…。 史実に基づいて野伏翔がプロデュースしたノワール・エンタテインメントの傑作。2023年9月、俳優座劇場で上演された、松村雄基主演の舞台演劇「祖国への挽歌」を完全ノベライズ! Photos on Stage プロローグ 十六歳 ブランケット・ボーイ ツールレイク収容所 第四四二連隊戦闘団 モンタナ・ファミリー 再会 対決前夜 死闘 奇跡のジョー エピローグ あとがき

ヴィンデビー・パズルヴィンデビー・パズル

北欧の湿地で見つかった少女の遺体はなにを物語るのか。 古代ゲルマン世界を生きた名も知れぬ者たちの歴史=物語 ■全国学校図書館協議会/第57回「夏休みの本(緑陰図書)」"中学校部門"選定書 1952年、北欧の湿地で見つかった少女の遺体はなにを物語るのか?『ギヴァー』四部作で世界的に著名なストーリーテラーの最新作!考古学・法医人類学の最新知見と帝政期ローマの民族誌をくみあわせ、古代ゲルマン世界を生きた名も知れぬ「女子供」の歴史=物語を紡ぎだす。  『ギヴァー』四部作で世界的に著名な作家の最新作がお目見えします。考古学・法医人類学の最新知見と古代ローマの民族誌をくみあわせ、「女子供」を主役にすえた唯一無二のフィクションです。  第二次大戦終結からまもない1952年、ユトランド半島の根元(ドイツ北端、デンマークとの国境付近)に位置するヴィンデビーという小さな町の沼で、一体のミイラが発見されました。部分的に損壊してはいたものの、科学的な調査の結果、「およそ2000年前、13歳で処刑された少女の遺体」と発表され、話題をよびました。  沼などの湿地帯に特有の自然条件が、遺体を屍?化させたのでした。すでに一九世紀以来、ヨーロッパ各地でこうした「湿地遺体【ボグ・ボディ】」が何百体も発見されていました。そのうちもっとも古いものは、デンマークで発見された紀元前8000年ごろの遺体です。  さて作者は、「13歳で処刑された少女」の命運に胸を痛め、その死の謎【パズル】を解き明かそうと思いたちます。2000年前といえば紀元一世紀前後、ドイツ北部にはゲルマン人とよばれる人びとが暮らしていました。時期的・地理的に帝政ローマの歴史家タキトゥスが書いた民族誌『ゲルマニア』の世界とほぼ重なります。そこで作者はこの古典を下敷きに、イマジネーションをふくらませ、「ゲルマンの少女」の短い生涯を綴りはじめます。ところがその途上で、思いもよらぬ新発見がもたらされ、物語は劇的な変更を迫られます。  幕間には作者による解説エッセイがはさみこまれ、謎解きのプロセスそのものをたのしむことができます。気鋭のイラストレーターによる綺麗な挿し絵、湿地遺体や武器の貴重な写真も魅力です。オーディンやソーなど、マーベルでもおなじみの北欧神話の神々も出てきますよ。

とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石とんでもスキルで異世界放浪メシ 15 貝柱の冷製パスタ×賢者の石

著者

江口連 /

発売日

2024年2月25日 発売

友達と一緒だとダンジョンも新鮮!? 「勇者召喚」に巻き込まれ、現代日本から異世界へとやってきたサラリーマン、ムコーダ。 冒険者パーティー“箱舟”と偶然の再会を果たした彼だったが、フェル達と“箱舟”の面々が意気投合してしまったことで一緒に手付かずのダンジョンへ行くことに。 前人未踏のダンジョンに期待を膨らませていた“箱舟”のメンバーだったが、踏み入った先には強大な魔物が待ち構えていた上に、それを楽々と踏破していくフェル達に驚愕しっぱなし。 そしてそんなフェル達と共に冒険を続ける彼の胆力に感心するのだった。 そんなこんなで辿り着いたダンジョン第2階層。 そこには広大な海が広がっていて、“箱舟”のメンバーはあまりの出来事に呆然としてしまう。 一方、フェル達は海の幸への期待に胸を膨らませ、早速魚介を狩り始めるのだった。 「小説家になろう」13億PV超のとんでも異世界冒険譚、ムコーダ一行の常識外れっぷりが輝く15巻!

死ぬ運命にある悪役令嬢の兄に転生したので、妹を育てて未来を変えたいと思います 2 〜世界最強はオレだけど、世界最カワは妹に違いない〜死ぬ運命にある悪役令嬢の兄に転生したので、妹を育てて未来を変えたいと思います 2 〜世界最強はオレだけど、世界最カワは妹に違いない〜

裏ボスとの遭遇に、王宮からの新たなスパイ!? どんな企みもお兄さまにはお見通し! 死ぬ運命にある妹カロンを救おうと奮闘する伯爵令息ゼクス。 彼は北東地方で起きた内乱を見事収めるが、光魔法で活躍したカロンの功績のみが広がる結果に。 無属性だと見下されるままの日々を周りが心配するも、ゼクスは気にすることなく今日もカロンのため、領内の整備のために活動していた。 その一環として城下町に赴いたところ、ゲーム内の裏ボス・アカツキと遭遇! 格上の存在に逃亡もできず、転生も含めて全てを伝えることに。 すると、ゼクスのことを気に入ったアカツキが師匠になると言い出してーー!? アカツキの下で修行を積み、さらに強くなっていくゼクス。 そんな折、カロンの功績を知った王宮派から新たなスパイが送りこまれてくる。 相手は全身を偽装で覆った怪しすぎる男。その男が来てからシオンも悩んでいる様子で……? 世界最強の兄が最カワ妹の破滅回避に挑むハートフル・ファンタジー、第二幕!

明智光秀明智光秀

敗れてなお歴史に名を残した将たちの生き様を描いた歴史小説ーーシリーズ《敗軍の将の美学》第1回配本!! なぜ光秀は本能寺で信長を討ったのか⁉ 「戦国最大のミステリー」と言われ、誰か黒幕がいるのではないかと議論が白熱している「本能寺の変」で、光秀が謀叛を起こした本当の理由とは? 光秀の本当の人物像とは? そんな明智光秀の謎に満ちた生涯を、一次資料などに基づいた全く新しい視点で描く歴史小説‼ NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(令和2年)では、いままでのイメージである、主君、織田信長を討った逆臣のダークな光秀像が、清廉で真面目で人間味がある武将として描かれたが、本書では、一次資料などに基づいた視点から眺めることで、戦国乱世という非情な現実のなかで育まれた光秀の本当の価値観と精神、その生き様を、虚心坦懐に正面から描く。 【明智光秀(あけち・みつひで)[1516-1582]とは】 戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、のちに大名になる。清和源氏の土岐氏の支流である明智氏に生まれる。斎藤道三に仕え、道三と義龍親子の戦いのあと浪人となり、越前国の朝倉義景を頼る。その後、将軍足利義昭に仕え、さらに織田信長に仕えるようになる。その後、信長のもとで出世し、坂本城の城主となり、越前一向一揆攻略や丹波攻略にも貢献。天正10年(1582年)、京都の本能寺にて主君織田信長を討つも、羽柴秀吉らに敗れ(山崎の戦い)、討ち取られたと言われている。

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