小説むすび | 2024年6月3日発売

2024年6月3日発売

眠れない夜に思う、憧れの女たち眠れない夜に思う、憧れの女たち

私は見つけた。 自分たちのしたいことをした女たちをーー。 四十代、独身、子なしの女性作家は、 十九・二十世紀の探検家やルネサンス期の画家ら、理想の女たちを追い求めて、 アフリカ、イタリア、日本を旅する。 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』に続く長編紀行エッセイ。 カレン・ブリクセン、イザベラ・バード、 ネリー・ブライ、ラヴィニア・フォンターナ、 アルテミジア・ジェンティレスキ、草間彌生ーー。 賢明で勇敢、そして情熱溢れる女たちの生涯を辿りながら、 女性が生きることの本質に迫る。 「私はM。四十三歳。 夜に女たちを思って何年も経つ ーーセックスのこととはなんら関係はない。 人生が、恋愛が、置かれた状況がつまらなくて、 恐ろしい悪夢が永遠に終わらないように感じられると、 私は眠れずに夜に女たちを思ってきた。 そうした夜は、歴史上の女たちに 目に見えないボディーガードや守護聖人になってもらって、 私を前へ引っ張ってもらう。」(本文より) 【目次】 I 夜の女たち:告白 第一部 アフリカ II 白い霧、冬ーー夏   キリマンジャロ行きの飛行機に乗り、怖くなる    カレン・ブリクセン III アフリカ、五月   カレンから勇気をもらうため、そしてサバンナへたどり着くため、アフリカへいく 第二部 探検家たち IV カッリオーーヴィヒティ、夏   ヴィヒティの屋根裏部屋で女性探検家たちを見つけて、世界をまわる    イザベラ・バード    イーダ・プファイファー    メアリー・キングスリー V 京都、九月   鬱改善旅行で日本へいく(またも大荷物で)    アレクサンドラ・ダヴィッド゠ネール    ネリー・ブライ    荷造り下手な人top3 第三部 芸術家たち VI フィレンツェ、十一月   これといった理由もなくフィレンツェへいって、ウフィツィの女たちについて書くことになる    ソフォニスバ・アングイッソラ    ラヴィニア・フォンターナ    アルテミジア・ジェンティレスキ VII カッリオーーマッツァーノ、冬ーー春   書く暇もないほど楽しいアーティスト・イン・レジデンスへいく VIII ローマーーボローニャーーフィレンツェ再訪 IX ノルマンディー、秋   大西洋岸で私の夜の女たちを思い、メリーゴーラウンドのキリンに乗る    草間彌生 X 魔の山 謝辞 訳者あとがき 参考文献

エルフさんの魔法料理店 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります!(3)エルフさんの魔法料理店 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります!(3)

帝都ウルリッヒを脅かす邪精霊「屍呪之王」を浄化したメル。そして長年にわたり屍呪之王を封印してきた巫女姫・ラヴィニアを見事救出した。ラヴィニアの受け入れ先に頭を悩ませるアーロンだったが、メルの存在やメジエール村で食べた美味しい食事の数々を思い出し、ラヴィニアと共にメジエール村に向かう事を決意する。一方、一足先にメジエール村に戻ったメルはアビーや幼児ーズとの再会を果たす。美味しい料理を皆に振る舞ったり、幼児ーズと遊んだり、自分用のキッチンを獲得したり。久しぶりのメジエール村での生活を謳歌していた。そんな中、ラヴィニアがメジエール村に到着する。メルや幼児ーズは美味しい料理や無邪気な心でラヴィニアを迎えるが、どうやら彼女には忘れられない存在がいるらしい。果たしてメルは真の意味でラヴィニアを救う事ができるのか!?

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