小説むすび | 2024年6月発売

2024年6月発売

九人のレジェンドと愚か者が一人九人のレジェンドと愚か者が一人

発売日

2024年6月19日 発売

容疑者はスタメン9人 26年前の伝説の試合中、 ロッカールームで何が? テレビ取材班が暴く衝撃の真実 企みに満ちた至極の犯人当てミステリ 26年前、パ・リーグのペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。6回2死まで0封された後、満塁ホームラン3本が飛び出して9点差をひっくり返すという史上稀に見る逆転試合をきっかけに、リーグ優勝、そして日本一へと駆け上った。その後の低迷期を経てこの夏、来季の新監督に抜擢されたのは、当時4番を務めた夏川誠だ。大阪毎朝放送がレジェンドと呼ばれたメンバーたちのインタビューと再現試合で構成する特別番組を企画。取材を進める中で、10人目のレジェンドともいえるマネージャーの存在が浮かび上がる。ところが、あの試合中に盗難事件があり、疑われたマネージャーは退団、そののち非業の死を遂げたという……。チーム思いのマネージャーがなぜ盗難を行ったのか? 主要メンバー9人の中に、嘘をついた人物がいるのではないか? そして仲間を裏切った愚か者は誰なのかーー。吉川英治文学新人賞作家が贈る、企みに満ちた長編ミステリ。

彼女が生きてる世界線!彼女が生きてる世界線!

出版社

ポプラ社

発売日

2024年6月19日 発売

もうひとつの世界で、もうひとりの自分を生きる。 そこで大事なことに気づいたら、 弱かった現実の自分が、少しだけ変われるかもしれない。 細田守(アニメーション監督) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー これは、神(シナリオライター)への切ない挑戦の物語。 交通事故に遭い、アニメ「きみといっしょに歩きたい」の悪役・城ヶ崎アクトに転生した「僕」には、ある計画があった。ヒロイン・葉山ハルを、白血病で死ぬエンディングから救うのだ。生前、このアニメの熱烈なファンであり、シナリオを知り尽くした「僕」なら、その運命も変えられるはずだと考えていた。しかし、相関図は変わっても、病気はシナリオ通りに進行しはじめーー。「神(シナリオライター)」が残した生存ルートを探し出し、「僕」は「彼女」が生きてる世界線を見ることができるのか。 数多の名作を手掛けてきた中田永一だからこそ書ける、創作へのリスペクトと怒りを込めた感動の大長編! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 〇中田永一(なかたえいいち) 2008年、『百瀬、こっちを向いて。』(祥伝社)で単行本デビュー。11年には『くちびるに歌を』(小学館)で第六十一回小学館児童出版文化賞を受賞。その後、数多くの作品が映画化される。著書に『私は存在が空気』(ポプラ社/祥伝社)『吉祥寺の朝日奈くん』(祥伝社)『ダンデライオン』(小学館)のほか、乙一、山白朝子などと共に参加したアンソロジー『メアリー・スーを殺して』『沈みかけの船より、愛をこめて』などがある。

ADHDですけど、なにか?ADHDですけど、なにか?

日韓累計3万部!ベストセラー 第8回ブランチブック出版プロジェクト(韓国の大手IT企業Kakao Corpのブログサービス、brunchが主催する公募展)で大賞をとった話題作! 「スティーブ・ジョブズやエジソンもADHDだったらしいけれど、慰めにはならなかった。 iPhoneや電球に匹敵するような世紀の発明でもしない限り、彼らと同じだと喜べるはずもない。 希望が薄れるたびに、自分を愛せない人々が書いた文章を読みたくなった。 できれば未婚の韓国人女性で、自己愛に向かってよちよち歩きをしている作者の。 だけど、そんな都合のいいものはなかった。 世の中にあふれているのは「あなたがどんな人間でも、大切で美しい」といった楽観的な言葉で、 そんなものに私の心は安らげなかった。 中略 他のADHDの人も、私と同じように真っ白な夜と真っ暗な昼を過ごしているのだろうか。 親しげに、そして丁重にうかがい知るべく、まずは自分のことを書いた。」(「プロローグ」より) <目次> プロローグ 互いの苦痛を削って丸くなれますように C h a p t e r 1  ADHDの診断を受ける C h a p t e r2 大人のADHDとして生きていく C h a p t e r3 病院に行く C h a p t e r4 私が出会った世界ーー家族、恋愛、ネコ、友人 C h a p t e r5 私と書くことと他人 エピローグ なすすべもなく軋んでいた日々もすべてダンスだった プロローグ 互いの苦痛を削って丸くなれますように C h a p t e r 1  ADHDの診断を受ける C h a p t e r2 大人のADHDとして生きていく C h a p t e r3 病院に行く C h a p t e r4 私が出会った世界ーー家族、恋愛、ネコ、友人 C h a p t e r5 私と書くことと他人 エピローグ なすすべもなく軋んでいた日々もすべてダンスだった

グールド魚類画帖[新装版]グールド魚類画帖[新装版]

英連邦作家賞受賞作品 「ブッカー賞」を受賞した『奥のほそ道』が日本でも大好評を得た、タスマニア出身の鬼才による、「英連邦作家賞」受賞作品。 時代は十九世紀、本書の主人公「ウィリアム・ビューロウ・グールド」はイギリスの救貧院で育ち、アメリカに渡ってから画家オーデュポンから絵を学ぶ。しかし偽造などの罪で、英植民地タスマニアのサラ島に流刑となる。 科学者として認められたい島の外科医ランプリエールは、グールドの画才に目をつけ、生物調査として、彼に魚類画を描かせる。ある日、外科医は無残な死を遂げる。 グールドは殺害の罪に問われ、海水が満ちてくる残虐な獄につながられる。絞首刑の日を待つグールド……その衝撃的な最期とは? 歴史、伝記、メタフィクション、マジックリアリズム、ポストコロニアルなどの趣向を凝らした、変幻自在の万華鏡。奇怪な夢想と驚きに満ちた世界が展開される。 「大傑作」(『タイムズ』)、「『白鯨』の魚版」(『ニューヨーク・タイムズ』)など、世界で絶賛の嵐を巻き起こした、作家の代表作。 色刷り魚類画十二点収録。

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