2024年9月10日発売
いま、韓国で映画『ソウルの春』(キム・ソンス監督、出演ファン・ジョンミン等)が大人気だ。『パラサイト 半地下の家族』などを上回る1,300万人以上の観客動員を記録し、日本での公開も決定した(8月23日公開)。映画は、1979年12月に全斗煥が中心となって起こして、韓国民主主義を揺るがした、ある事件を基に一部フィクションを交え描かれている。事件は、1979年10月の独裁者・朴正熙の暗殺と民主化を期待した人々の思いとは裏腹に全斗煥がおこした軍クーデター。全斗煥は、その後、1980年5月の光州民主化運動を暴力的に鎮圧した人物でもあった。この軍クーデターを描いた映画は、光州事件に連なる、韓国で経験されてきた政治的記憶を、深く辿ってゆくことができるものと言えそうだ。本書は、光州事件以降、軍部独裁政権下で、弾圧を覚悟して、信念と思想を貫いて新聞や雑誌に発表した著名な詩人たちの抵抗詩を編んだものである。韓国民主化のために詩で闘った1980〜86年の著名な詩人たちの作品……文益煥、白基琓、申庚林、朴労解、金南柱、趙泰一、高炯烈、金準泰……日本でも読まれている著名な詩人や思想家たちが、光州の悲劇を描く。日韓対訳・同時刊行! ◉光州事件=長期独裁を続けた朴正煕大統領が射殺され、全国民が民主化を求める「ソウルの春」という雰囲気が訪れた。しかし、再び軍人出身の全斗煥がクーデターを起こしたことで、光州市民が中心になって「民主政府樹立」、「軍部勢力退陣」、「戒厳令撤廃」などを要求し、抗議運動を広く展開した民主化運動が光州事件である。全斗煥の指揮下、軍による武力行使で学生や一般市民に多数の死者と負傷者が出ている。この光州民主化運動をきっかけとして民主化を求める雰囲気と要求が高まり、全斗煥とともにクーデターを起こした盧泰愚大統領候補は、1987年6月29日に民主化宣言を行うこととなった。
福澤諭吉の幽霊とさえない若者が7日間の旅をしたーーさえない生活を送っていた中西元は、2024年4月、ある目的を持って天国からやってきた福澤諭吉さんの幽霊と出会う。「やる気が出ない」「うまくいかない」元は、諭吉さんの教えを実践していくうちに成長していく。諭吉さんと天国にいる偉人たち、現代のフツーの若者が織り成す、学びあり、笑いあり、涙ありの新感覚のビジネスファンタジー小説。 プロローグ/第1章 出会い/第2章 学問のすすめ/第3章 中津からあげ/第4章 諭吉さんの過ごした町、中津/第5章『学問のすすめ』で諭吉さんが一番伝えたかったこと /第6章 日本ご先祖委員会/第7章 福澤式、仕事がうまくいく人の考え方/第8章 慶應義塾/第9章 君よ、もっと大きく、自由に生きよ/最終章 サクラサク/エピローグ
著者が論証した「憲法九条は幣原喜重郎が発案したものである」という事実に基づき、戦争末期〜日本国憲法公布までの激動の二年半について幣原、マッカーサー、昭和天皇を中心とした関係人物の奮闘を中心に描いたノンフィクション物語。
「約束するよ。今度こそ皆で行こう」リッドは、襲撃事件で家族旅行が延期になり泣きじゃくる妹を慰めていた。母のリハビリも順調で念願の日も近い。なんとしても実現させると、人脈を駆使して隣国の最強指揮官を口説き、第二騎士団強化を急ぐ。そんななか、襲撃事件の処理をどうするか話し合うべく狐人族部族長嫡男と会談することに。だがー相手はバルディアを乗っ取るつもりで?犯行について白を切るだけでなく、バルディアが獣人族を奴隷として搾取していると挑発してきたのだ。圧倒的な力で第二騎士団員が瞬殺されるばかりか、メルが誘拐されてしまって…?「調子に乗るな、僕が相手してやるよ」“型破りな腹黒神童”が怒りの刀を抜く、ハートフル家族再創造計画第9弾!
相変わらず花より団子な最強若隠居・史緒と幹彦は、特産品のドロップ目当てで北海道ダンジョンを攻略中。その最奥で出会ったのは、甘いものに目がない異界の最弱魔王だった!みたらし団子で釣って話を聞くと、現在魔界の覇権を巡って五人の王が争っており、彼女が負ければ、領地を接している地球にも被害が及ぶ危険があるらしい。最悪の事態を防ぐべく他の王との対話や退治に手を貸すも、結局大規模な戦争になってしまう。転移で加勢しに行くと…高濃度の魔素で史緒が酔っぱらって大暴走?新しい魔王に就任しちゃって!?「僕がシン・魔王って、嘘でしょ?」「まあ、おやつ係みたいなもんだろ!」魔術とスイーツで、魔界をひとつにまとめ上げる!仲良し若隠居コンビのまったり冒険譚!