小説むすび | 2025年1月24日発売

2025年1月24日発売

佐々木とピーちゃん 10 海外赴任! 引き抜き! 現地雇用! 〜英語が喋れない社畜が国外に飛ばされたら、マフィアに採用されていた件〜佐々木とピーちゃん 10 海外赴任! 引き抜き! 現地雇用! 〜英語が喋れない社畜が国外に飛ばされたら、マフィアに採用されていた件〜

出版社

KADOKAWA

発売日

2025年1月24日 発売

メイソン大佐より仰せつかった海外赴任。 現地に着いた佐々木一家に与えられたのは、機械生命体を懐柔するべく施される接待に次ぐ接待。 テロ組織への反撃作戦はどこへやら、連日にわたって遇されるバカンスに十二式は満更でもない様子。 類稀なるおもてなしの数々に危機感を覚えた佐々木は上司からの催促もあって、単身テロ組織への反撃作戦に従事することになる。 しかし、現場は生まれて初めて訪れた異国の地。 彼の拙い英会話は身辺を大きく転がすこととなり、気づけばいつの間にやら、中国マフィアの下で従者として働き始めてしまいーー!? 舞台は遂に国外。 果たして草臥れたサラリーマンと文鳥コンビはテロ組織に引導を渡して、穏やかな日々を取り戻すことができるのか。 TVアニメ第2期製作中の大人気シリーズ第十巻!

港たち港たち

出版社

集英社

発売日

2025年1月24日 発売

島に帰ろう。家族の声を聞きに。 お盆を迎え、久しぶりに九州のとある離島に集まった吉川家の面々。 この島ではお盆の夜に、島ならではの行事が執り行われる。 その行事に向けて忙しなく動く家族の声を、敬子は眠たげに聞いていたーー「港たち」 帰省先には、相変わらず酒に浸る父や、知り合いの家を飲み歩く男がいた。 昔のことに水を向けると、彼らは仕事で羽振りが良かった時代の武勇伝を語り出す。 この頃、社会はコロナ禍から回復しつつあったーー「明け暮れの顔」 緩やかな坂の上にある教会風の建物で行われる、従妹の結婚式。 稔は煙草を一服するために式場の外へ出ると、空を旋回する鳶が目に留まった。 ふと、幼い頃の夏に、父と島で見た光景がよみがえるーー「鳶」 ……など、吉川家のとある1年間をたどる豊かな語りの5編を収録した、 芥川賞受賞作『背高泡立草』に連なる小さな島の物語。 【著者略歴】 古川真人 (ふるかわ・まこと) 1988年福岡県生まれ。國學院大學文学部中退。 2016年「縫わんばならん」で第48回新潮新人賞を受賞しデビュー。 2020年『背高泡立草』で第162回芥川龍之介賞受賞。 その他の著書に『四時過ぎの船』『ラッコの家』『ギフトライフ』がある。

路、爆ぜる路、爆ぜる

出版社

集英社

発売日

2025年1月24日 発売

【小説すばる新人賞出身の気鋭が描く、令和版ハードボイルド!】 【深町秋生さん (ミステリ作家) 推薦!】 瑞々しく、怖い小説だ。 無垢な少年を情と恐怖で絡め取る半グレ集団は生々しく、 青春を呑みこむ闇の深さに戦慄した。 【杉江松恋さん (書評家) 推薦!】 裏切られ、泥を舐めた者だけが知る、本当の優しさが描かれた小説だ。 高校生の椎名和彦は、バイト漬けの日々を送っていた。 鬱屈した日々から逃げ出すように、同じく暗い境遇にある中高生たちが集まる大阪・道頓堀の”グリ下”で過ごす時間が長くなっていく。 そこで出会った半グレ集団「顔役」の溜まり場に顔を出すようになり、やがて大麻入り錠剤をグリ下で売り捌くように……。 ミナミ(難波周辺)を拠点とする「顔役」は、敵対するキタ(梅田周辺)の半グレ集団らと、ことあるごとに衝突を繰り返していた。 闇深きアンダーグラウンドな世界に否応なく巻き込まれるグリ下メンバーたち…… 令和大阪の路上(ストリート)を活写したアングラ×青春群像劇! 【著者略歴】 増島拓哉 (ますじま・たくや) 1999年大阪府生まれ。関西学院大学在学中の2018年に『闇夜の底で踊れ』で第31回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。他の著書に『トラッシュ』がある。

かぶきもんかぶきもん

著者

米原信

出版社

文藝春秋

発売日

2025年1月24日 発売

◆あらすじ 時は文化文政。江戸の芝居は華盛り。 今をときめく色男・菊五郎に芝居の現人神・團十郎が揃い咲けば、たちまちそこはこの世の極楽。 天才狂言作者・鶴屋南北の筆は次々傑作を生みだすも、金が敵の世の中で、ケチな金主とあの手この手の化かし合い! すかっと笑える歌舞伎ものがたり、始まり、はじまり〜。 * 文政2(1819)年。江戸歌舞伎の二大スター三代目尾上菊五郎、七代目市川團十郎はそれぞれの芝居小屋で時期を同じくして「助六」を演じる。江戸芝居イチ「粋な男」という役どころの助六は、成田屋市川團十郎が代々演じてきた演目で、上演すれば必ず大入りになるお家芸。対して、”圧倒的劣勢”と見えた菊五郎の助六に人々はなぜか沸き立ち、團十郎の助六は途中で打ち止めになってしまうーー(「牡丹菊喧嘩助六」)。  文政3年。助六で喧嘩別れしたままの團菊。「菅原伝授手習鑑」寺子屋の段で難しい見せ場を持つ松王丸を演じることになった團十郎は、なんとか菊五郎の助六をしのぐ工夫(その役者ならではの演じ方)をしたいと悩む(「ためつすがめつ」)。  文政6年。共演こそ再開したが、いまだわだかまりの残る團菊を仲直りさせようと奔走するは、立作者の鶴屋南北。「浮世柄比翼稲妻」で二人を配役するが、鞘当の場面に差し掛かると、二人はなんと舞台上で真剣を抜いてしまう(「伊達競坊主鞘當」)。--他3編 幼い頃から歌舞伎や演劇に親しみ、どっぷり浸かってきた著者が全身全霊で書き上げたデビュー作にして会心の勝負作。 牡丹菊喧嘩助六(はなとはなきそうすけろく) ためつすがめつ 伊達競坊主鞘當(だてくらべぼうずのさやあて) 連理松四谷怪談(れんりのまつよつやかいだん) 盟信が大切(かみかけてしんがたいせつ) 耶蘇噂菊猫(やそのうわさおとわやのねこ)

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