小説むすび | 2025年10月発売

2025年10月発売

変な地図変な地図

著者

雨穴

出版社

双葉社

発売日

2025年10月31日 発売

豪華「変な特典」がついてくる! 1「何かがおかしい? 特大考察マップ」 2「変なしおり」 巻末二次元コードから特典ページにアクセスすると ここだけの下記特典も!!!!! 3「雨穴による朗読動画」(40分)  4「雨穴×栗原さん 裏話トーク」(全8話) 5「雨穴になれる変なフリーペーパー」 主人公はあの栗原さん!! 『変な家』『変な絵』に続く、雨穴「変な」シリーズの集大成! 2015年、大学生の栗原は、意外な事実を知る。 彼の祖母が、正体不明の古地図を握りしめて、不審死を遂げたという。 その古地図には、7体の妖怪が描かれていた。 これはいったい何なのか。なぜ、祖母は死に際にこんなものを持っていたのか。 謎を探るため、栗原は旅に出る。 そこに待ち受けていたのは、海沿いの廃集落、不可解な人身事故、潰れかけの民宿、因縁に満ちたトンネル、そして古地図に秘められた悲しい事実だったーー。 祖母はなぜ死んだのか? 妖怪の正体は? ホラー、ミステリー、サスペンス、冒険、青春、恋愛…… 2024年書籍売り上げ1位!雨穴が送る異形の王道小説。 あなたには、この「古地図」の謎が解けますか?

文豪は鬼子と綴る 弐 幻想列車編文豪は鬼子と綴る 弐 幻想列車編

其の列車は死者を運ぶ 亡き人に逢いたくばーーさぁ、乗るがいい。 ついに香月の秘密が明らかに! 生まれながらに軛を背負う二人が、現世と幽世のあわいを走る幻の豪華列車を追う大正あやかし事件簿 大正十年博多。 正体不明の人気作家・香月蓮の助手を務める中学生・瀬戸春彦は「この世の不可思議なるものを見つけてこい」という主の無理難題に頭を悩ますが、香月の正体を嗅ぎ回る新聞記者の杉山から真夜中に死者を乗せて走るという幽霊列車の目撃情報を得る。 霧の中から忽然と現れては消える幻の豪華列車。しかもあの柳原白蓮が乗っていたとの情報も。 どうしても会いたい故人がいる香月と春彦は真相を突き止めるべく杉山と夜の博多駅に忍び込み、ついに幻の列車に乗車する。 居合わせたのは訳アリの乗客たち、果たして幽霊列車の正体とは……? 訳アリ、美形、偏屈。怪異大好き小説家の香月蓮(こうづきれん)と、 鬼子で、毒舌、優秀。甘味大好き中学生助手の瀬戸春彦(せとはるひこ)。 ともに出自にどうにもならない【呪い】を背負った者同士、 凸凹バディが大正時代の博多を舞台に躍動する耽美なホラーミステリー、第2弾!!  改札を抜けて発着場へ出ると、そこには荘厳な蒸気機関車に牽引された、豪華絢爛な車輌五両が停車していた。深青色の光沢が電灯の光を弾いて、まるで七宝焼きのような輝きを放っている。 「……帰って来られると思いますか?」  僕の問いに香月がこちらを振り向く。 「どうした? 恐ろしくなったのか?」  列車がぐん、と前へ大きく動き出し、車輌が揺れると木の軋む音がした。加速はゆっくりと、だが確実に前へと進み始める。前方で蒸気の噴出する音がした。 「春彦。私も同じだ。ひと目会いたい者がいる。その為に、この列車へ乗ることを決めたのだ」 ーー本文より

愛について僕たちが知らないすべてのこと愛について僕たちが知らないすべてのこと

出版社

ffeenpub

発売日

2025年10月31日 発売

『世界泥棒』から12年、すべての読者が待ち望んだ渾身の一作。 夏休みのある日、靴子・花びら・譲・隆春の 4 人は話をするため、学校で待ち合わせる。空には子供たちの魂が浮遊している。ときどき真っ青な鳥が飛んでいる。恋と友情に揺れる彼女たちの、いつも通りの日常のはずだった。しかし教室に着くやいなや、突然 4 人の兵士たちがやってきて、靴子たちを監禁してしまう。兵士たちはいったいどこからやってきたのか。なぜ、なんのためにやってきたのか。 小説を埋め尽くすのは、登場人物によって語られる物語の数々と、終わりの見えない長い対話。わかり合えない者たちが、それでもなお言葉を交わし合う特別な時間が、どこまでも詩的な文章で綴られる。 解説:大滝瓶太 ドストエフスキーの意思を正統に継ぎながら圧倒的“現代文学”。詩情と散文性をともに究めた文章に宿るリーダビリティの強度に驚き続ける、恐るべき経験。本書は日本文学における長編小説を一挙怒涛に更新する。 町屋良平(作家) 美しい幻のような言葉が、どうしてこれほど現実を剥きだしにするのだろう。陽に光り、腐り、滅びていく物たちーーその一部として人がいること。愛という言葉が包みこんできた、暴力のこと。ここには、嘘がない。 岡英里奈(作家・編集者) 著者のブログで発表された衝撃作、待望の書籍化。

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