2025年12月発売
コミカライズ大好評連載中! 超過保護なハイスぺ家族の目をかいくぐり世界を救う、秘密だらけの愛されファンタジー第三弾! ハイスペックな完璧家族に密かに溺愛される、魔力なしの落ちこぼれ転生末姫アナスタシア。転生者である彼女は女神に頼まれて、誰にも内緒でこの世界に散らばった神器を回収している。そんなアナスタシアは兄姉たちと共に、夏の長期休暇を利用した視察旅行へ行くことになった。最初の目的地は、美食の街ロニスニル。普段はできない食べ歩きや、地元ならではの料理に、アナスタシアの期待はぐっと高まる。しかし、実際にそこで提供された料理は味がしなかった。原因は塩と胡椒を何者かに買い占められているためだとか。調べていくと、どうもそこには神器が関わっているらしくてーー
勇者パーティに見捨てられ窮地に陥ったものの、【森羅万象の王】へと覚醒し、新たな仲間と共に第二の冒険者生活を始めたアダム。悪魔界の刺客を退けてから早一年。平穏な冒険者生活を送っていたある日、天変地異が世界を襲い、新たなダンジョンが誕生した。その調査を依頼されたアダムのもとに訪れたのは仮面の剣士。彼にはかつて別れた因縁の友の面影があり……新たな絆で過去を乗り越え、アダムは最難関ダンジョンに挑むーー元雑用テイマーと賑やかなお供の再出発ファンタジー、堂々完結!
両親によって行商人へと売られるも、魔法の才に目覚めて窮地を脱した少年・レオ。その後、通りがかった守備隊に保護されて、一緒に生活を続けた彼は、外の世界を知るために旅を始める。滞在中の辺境伯領で「花祭り」の開催を知り、街の人から屋台の運営を任されたレオ。初めての大仕事に苦戦しつつ、彼の頑張りのおかげでお祭りは大盛況! さらには、次に訪れたシークレアという街で、船づくりの仕事を手伝うことになったが、そこに造船所を狙う怪しい噂が流れーー
魔王討伐の報酬を渋った祖国を捨て、自由な旅に出た元勇者のアルフ。彼は大森林の遺跡での魔族との遭遇を機に、異変の兆しが顕れた地域を巡り始めた。各地で目にしたのは、盗賊や魔物の暴走、そして魔族の残党の暗躍ーー決して平和とは言えぬ現実だった。混乱を鎮める中で、アルフは疑念を抱き始める。「魔王は本当に滅びたのか?」 その最中、勇者の抹殺と魔王の復活をもくろむ魔族らに、祖国が襲撃されているという報せが入る。再び剣を取るアルフのもとに集うは、かつて世界を救った最強の仲間達。勇者がいらない世界のため、英雄は最後の戦いに挑む!
恩田陸の新たな代表作・バレエ小説『spring』への熱いアンコールに応えた待望のスピンオフ刊行! “けれど今、こうして僕らは一緒に踊っている。戦っている。 互いを理解するために、対話するために。 二人の神に近づくために。” シリーズ累計11万部! 2025年本屋大賞にノミネートされた傑作バレエ小説『spring』。 本編『spring』では描ききれなかった秘められし舞台裏に加えて、深津、ヴァネッサ、ハッサン、フランツ、そして萬春自身はもちろん、永遠の師匠ジャン・ジャメやエリック・リシャールの教師コンビ、ロシア留学を果たした滝澤美潮など様々なキャラクターたちの気になる過去と未来を描く全12章の小説集。中編「石の花」ほかたっぷりの書き下ろし&『spring』刊行時に期間限定で公開された幻の一編「反省と改善」をはじめ、これまでに明かされた『spring』のストーリーを余すところなく完全収録。 ページをめくるとダンサーが踊りだす「パラパラ漫画」付き(電子版には収録なし)。 1 H. H.邸におけるチャリティー・ディナー・パーティ 2 私の青空 3 反省と改善 4 夜明けの光 5 眠りの森 6 DANCE in Matisse 7 梅の木、桜、林檎の木 8 砂金採り 9 石の花 10 プレパラシオン XI 新芸術監督へのインタビュー XII すべての山に登れ
伯爵令嬢ソフィー・テーミスは無実の罪で婚約破棄を迫られていたところ、唐突に前世の記憶を取り戻した。そして、前世が冤罪専門の弁護士・善道正則(60歳、男)であることも。数々の冤罪事件を解決してきた善道にしてみれば、お粗末な捏造証拠と証人しか持たない婚約者からの濡れ衣を覆すことなど朝飯前だ。弁護士の前世を思い出した令嬢は学園内の事件を次々と解決し、いつしか依頼が絶えない人気者に!? 見た目は令嬢、中身は優秀なおじ様になった主人公の弁論が冴えわたる、新感覚・学園裁判コメディ!
王太子である異母兄に嫌われ、王宮を離れて修道院の司祭として働くラプラディア王国第一王女カミラ。ある日、自身を慕ってくれる異母妹に、婚約者として平民の少年騎士、ルクレツィオを紹介される。年も近く、お似合いで仲の良い様子の二人を祝福していたカミラだったが、父である国王が崩御し横暴な兄が即位した途端、異母妹とルクレツィオは婚約破棄させられる。挙句、カミラにはルクレツィオとの結婚の命令が下った。 カミラは、ルクレツィオは美しい妹ではなくて八つも年上の自分と結婚せざるを得ない上、自分が兄に嫌われているせいであたえられるはずだった爵位の格が落ちてしまったと気に病み、自然とルクレツィオとの距離が離れてしまう。ルクレツィオがあまり多くを語らないことや王族と平民の感覚の違いなどもあり、きちんとした交流もできないまま結婚生活もぎこちないものに。 白い結婚での離縁で彼を解放することを考えるカミラだったが、ルクレツィオが二年の遠征へ赴くこととなり、出発前夜二人は結ばれることになる。 そしてその一夜で、カミラは娘ディアドラを授かった。 懐妊をきっかけにルクレツィオとも手紙での交流ができ始めたカミラは、生まれた可愛い娘に夫の肖像画を見せて育て、幸せで満ち足りた日々を過ごす。そして、ディアドラのためにもルクレツィオと向き合いなおすことを決心して、彼の帰還を心待ちにしていた。 しかし、もう少しでルクレツィオが帰還するという日の夜、その大切な娘を狙う襲撃者がーーーー!? ディアドラを守るため必死に抵抗したカミラは、身代わりとなって毒を受け、体が石化してしまう。 それでも、急いで駆けつけてくれたルクレツィオにディアドラを託し、カミラは娘を守れた安堵の中眠りにつく……。 ……そして、カミラが目覚めたとき、すでに十五年の年月が経っていた。 目覚めた彼女を待っていたのは、年齢差が逆転した夫と美しい女性に育った娘だった。娘の口から語られる空白の日々、夫から寄せられる溺愛の感情。十五年が経過した感覚のないカミラは困惑しつつも、家族のそろった幸せな日々を噛みしめてーーーー! これは時を超える夫婦と家族の、温かな愛の物語。
単行本限定書き下ろしSS&初回配本限定オリジナル栞付き&けんご氏解説付! Netflixにて映画大好評公開中『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』のスピンオフ、待望の単行本化! 累計62万部突破! 高校時代、早坂秋人と桜井春奈と同級生だった三浦綾香は、余命宣告を受けながらも恋を全うした二人を見守り、その恋に憧れていた。ふたりを亡くした喪失を胸に抱きつつもネイリストとして歩みはじめたが、あるとき柏木という男性に出会い、運命が動きだしてーー? 一番近くで秋人&春奈を見守ってきた綾香の想いは……。『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』は、2024年、Netflixにて映画化され、現在も大好評公開中! ●著者プロフィール 森田碧(もりた・あお) 北海道出身。2020年、LINEノベル「第2回ショートストーリーコンテスト」にて「死神の制度」が大賞を受賞。2021年に『余命一年と宣告された僕が、余命半年の君と出会った話』(ポプラ社)でデビューし、2022年には「第17回 うさぎや大賞」入賞、2025年には箕面・世界子どもの本アカデミー賞【ヤングアダルト賞】を受賞した。「よめぼく」シリーズは累計62万部を突破し、2024年にNetflixにて映画化。
駅から徒歩17分、築年数40年強のマンション・メゾン美甘(みかも)に、 レトロな佇まいの住人専用食堂が設けられて早三年。 料理人を務めていた女性が怪我をし、代理でやって来たのは甥だという雨森涼真。 どこか謎めいた涼真は、その人の体調や悩みにあわせて、 薬膳の知識を用いてメニューをアレンジしてくれるばかりか、 日々の生活のなかで遭遇する謎を解明してくれるのだ。 食や健康に関心の薄かった住人たちだが、涼真の料理を通して、 自らを見つめなおし、よりよく生きるための一歩を踏み出していくーー。 読めば心も体も元気になれるコージーミステリー! ■目次 プロローグ 第一話 増本優の場合〜胃腸の不調をやわらげるひとり鍋のおかゆ 第二話 阪本龍平の場合〜二日酔いにおすすめの白菜のクリーム煮 第三話 武内咲楽の場合〜美肌をもたらす鶏団子のスープ 第四話 福家柚葉の場合〜ストレスを解消する薬膳スイーツ エピローグ 巻末付録 メゾン美甘食堂のレシピ ■著者プロフィール 三重県生まれ。漫画家を経て、2005年、チュンソフト小説大賞同賞受賞。08年『少女たちの羅針盤』(旧題「罪人いずくにか」)が島田荘司選第1回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作に選ばれ、翌年デビュー。14年、「五度目の春のヒヨコ」(『エール! 2』/『ひよっこ社労士のヒナコ』所収)が、25年、「あの日、キャンプ場で」(『その嘘を、なかったことには』所収)が、日本推理作家協会賞(短編部門)の候補となる。他の著書に、ドラマ化されたグルメミステリー「ランチ探偵」シリーズのほか、「まねき猫事件ノート」シリーズ、『ノゾミくん、こっちにおいで』『最後のページをめくるまで』『あなたが選ぶ結末は』『マザー/コンプレックス』『救世主』など多数。
ケータの可愛さが爆発の大人気シリーズ、第十弾! もふもふした幼児が大活躍の異世界転生ファンタジー スパーク辺境伯領地から王都に戻ったケータたちは、しばらくして海を渡り北大陸に行くことに。 王都とは異なる文化や風習を体験するため、ケータの作ったキャンピングカーに乗って出発した一行を待ち受けるのはーー ゆるゆると自由気ままな生活を満喫する幼児の異世界ファンタジー、第十弾!
破滅フラグ回避の領地経営ーー開幕! ある日、怠惰な王子の異名を持つエルクは父である国王から辺境へ行くように命じられる。 辺境は通称見捨てられた土地と言われ、荒れ果てているとか。 エルクはそこでも変わらず怠惰に過ごそうと思っていたが……木から落ちた際に前世の記憶を思い出す。 そして、ここがゲームの中の世界だと思い込むとともに、何故か自分が主人公に殺される悪役領主だという考えに行き着く。 「嫌だ! 俺は死にたくない! スローライフを送るんだい!」 これは悪役転生と勘違いした怠惰な王子が領地を開拓し、いつの間にか名君と呼ばれるかもしれない物語である。
転生した幼女と飼い猫 最強な2人の のんびり冒険譚第2弾!! 愛猫とともに転生することになった寧子、28歳OL。 早々にトラブルに巻き込まれて 魔物のうろつく死の森に放置される羽目になったが、 実は猫の神様だった超強い愛猫と、 神の力をもらって無敵になった私は難なく森を脱出。 道すがらであった仲間たちと異世界をめぐる旅を始める。 そんな中、謎の声に導かれ 魔物に襲われている2匹の子犬と出会いーー。
笑えるほど滑稽で、笑えぬほど、悲惨。現代を映す痛烈な社会派エンターテインメント。ワクチン接種後の突然死で妻を失った介護士・浅岡信治は、遺影を掲げて病院前に立つ。その姿はSNSで拡散し、瞬く間に“悲劇のヒーロー”として祭り上げられる。だが、集まってくるのは同情だけではない。マスコミ、インフルエンサー、政治ー欲望とデマが渦巻く中で、信治の運命はあらぬ方向へ転がりだす。
◆書籍概要 ーー会場にいる全ての故人に挨拶をしてきてください。 その日は大雨で、客の入りがほとんどない、いわゆる楽なシフトの日だった。 先輩から変わった日払いのバイトを教えてもらった主人公は、好奇心を刺激され、 「葬式に行って会場内の全ての故人に挨拶をする」ことにする。 会場には年齢も性別も死因もバラバラな複数の棺桶が並んでいた。 主人公は棺桶の横に佇む人々から、故人との思い出をひとつずつ聞いていくが、 残された人々の様子はおかしく、故人にはなにやら共通項があるようなーー。 ホラーモキュメンタリー作家・くるむあくむの最新作。 ◆目次 開式 第1話 怪異屋敷 第2話 水の渇き 第3話 キャラメル 第4話 やりかたいろいろ 第5話 祖母の風呂 第6話 赤茶の耳栓 閉式
文政時代の長屋の住人が時空を超えた旅へ もと二本差しの侍だった牙次郎と、おなじ長屋に住む役者くずれの与太八。あるとき、二人してひっくりかえった拍子に長屋の床が抜け、大きな穴が開いてしまった。そこから妙な音のする横穴が広がっていることを知った二人は、意を決して調査に乗り出す。暗がりを歩いて見つけたのはなんと地下鉄の線路。追ってくる駅員の制止を振り切って、迫りくる列車から飛びのくと、また暗闇の世界に包み込まれるーー。 「穴」をつくった張本人・サンザとともに、もとの世界に戻る「穴」を探して、卑弥呼時代の日本、三国志時代の中国、三蔵法師とともにインドなどへ、時空を超えた珍道中。はたして二人はもとの“げじげじ長屋”へ戻れるのかーー。 落語か講談のような名調子で展開する一大スペクタクル。実際の世界史と見事に融合したSF時代絵巻。
大久保清事件をもとに書かれた名作の上巻 波多雪子の家の庭先に咲いていたヘヴンリー・ブルー(天上の青)という朝顔を見て、「きれいな青だなあ」といって近づいてきた宇野富士男。じつは三十過ぎだというのに定職を持たず、青果店を営む実家に寄生しながら気ままに生きている男だった。その後も時折訪ねてくるようになった富士男のことを、「いささかの不実の匂いのする男」だと感じながらも穏やかに受け入れる雪子は、富士男が他の女性と交わった話を聞いても動じるようなそぶりは見せない。しかし、「俺がもっと決定的にだめな人間だってわかった時、あんたは愛想を尽かすよ」という富士男は、連続殺人犯だった。 女子高生やデパート店員、書店の客など、誘いに乗りそうな女性に声をかけ、天才的ともいえる作り話で共感を誘って、最後は自分勝手な怒りを爆発させ殺してしまうーー。でも、凶行に及んだあとは、決まって雪子を思い出し、「一度でいいから膝枕さしてくれないかな。そうすると、とても安心できるような気がするんだ」と甘えたりする。はたしてこの奇妙な関係はいつまで続くのかーー。 1970年代に発生した連続殺人事件を下敷きに書かれた渾身の長篇。
戦後を生き抜いた美容家の凄絶な一代記 「美」とは選び取るものーー捨てたものの上にしか、成り立たない。 長崎に生まれ、戦争に翻弄されながらも、己の運命を切り開いていった美容家・輝山マム。 斬新なアイデアと卓越した美粧技術で一時代を築いた男の凄絶なる人生とはーー。 戦後をたくましく、そして麗しく生き抜いた“美容モンスター”の一代記。 『愚か者の身分』『マルチの子』で注目を集める新鋭が、 エステティシャン、ヘアメイク、スタイリストとして、自身が身を置いてきた美容業界に満を持して挑む!
他人が怖い私のささやかな望み。 それは静かな暮らしと赤ちゃんだけ。 イタリア富豪カシアンの家政婦として主人不在の館の管理をするリリ。 誰も訪れないここは、彼女にとって理想の職場だった。 その富豪が戻ってきたとき、リリは大変な話を耳にする。 館が売却されるというのだーー彼が結婚し、子をもうけない限り。 リリは一世一代の勇気を出し、カシアンに自分が妻になると申し出た。 容姿にすぐれ、華やかな女性遍歴を持つ主人がただの家政婦の自分を 選ぶなどありえないけれど、大切な彼と館のためになにかしたかった。 驚いたことに、カシアンは資産を守りたいと結婚を決意した。 ただし、リリには一つ重大な問題があった。 彼女は他人に触れられないという恐怖症に苦しんでいたのだ。 ドラマチックな物語作りにかけては他の追随を許さないA・グリーン。憧れのヒーローと結婚したヒロインは、子供は体外受精で授かるものと思っていました。だが自然妊娠を提案され、彼に魅力的と言われて心が揺れ……。彼女は恐怖症を克服できるのでしょうか?
秘書のたった一度の嘘が、 ボスの情熱に火をつけた。 密かに憧れていた社長ジャックが美人女優と婚約し、 秘書のハンナはすっかり落ち込んでいた。しかもその女優が ジャックの友人とも深い仲にあると知ってはなおさらだ。 なんとかしてボスを悪女から守れないかしら? そう考えていた矢先、ジャックが事故で頭に重傷を負ってしまう。 慌てて病院に駆けつけたハンナは医師に、彼が過去6週間の 記憶をなくしていると告げられて言葉を失った。 もちろん、彼は自分の婚約者が誰なのかも覚えていない……。 退院の日、ジャックを迎えに来たハンナは、つい口走っていた。 「婚約者の私があなたのお世話をするから安心して」と。 “婚約者”としてヒーローと暮らし始めたヒロインは、幸せながらも日ごとに罪悪感が募り、真実を話さなければと悩んでいました。ところがそこへ本物の婚約者が怒りの形相で乗り込んできて……。ミランダ・リーが描く、ボスと秘書の灼熱ロマンス決定版!