小説むすび | 2025年8月発売

2025年8月発売

一橋桐子(79)の相談日記一橋桐子(79)の相談日記

出版社

徳間書店

発売日

2025年8月1日 発売

\保険証なし!/ \相続人なし!/ \お金なし! / 平均年齢60歳 “高齢化団地”は 問題山積み! 管理人になった 79歳の一橋桐子は 解決できる!? _____________    テレビドラマ 『一橋桐子の犯罪日記』原作    待望の続篇 _____________ 【著者からのコメント】 桐ちゃんはいったい、今どこに? 2020年に出版された 『一橋桐子(76)の犯罪日記』は、 2022年の文庫化を経て、NHKでドラマ化される、 という大変なご褒美をいただきました。 優しいけど特にこれといった取り柄もない 桐ちゃんを松坂慶子さんが演じてくださり、 スタッフさんのご尽力で たくさんの人に愛していただきました。 ただその喧騒が終わった時、 ふっと、私は思ったのです。 今、桐ちゃんはどこにいるの? ドラマでは、山奥の大木に佇み、 可愛らしい子どもたちに囲まれた、 素敵な大団円を迎えました。 でも、私の桐ちゃんは今どこに? 『一橋桐子(79)の相談日記』は 私の桐ちゃん探しに付き合っていただきつつ、 テレビドラマで楽しんでくださった方にも、 ご理解いただける内容にしたつもりです。 あなたの桐ちゃんは今、どこにいますか? また、一緒に桐ちゃんや雪菜ちゃんの幸せを 考えていただきたいのです! 【あらすじ】 老朽化した猿山団地には、管理人がおらず、 誰が住んでいるのか、 何人住んでいるのかもわからない始末。 そんな団地の管理人として 白羽の矢が立ったのが、クドオ・ワークスの 清掃部チーフとなった一橋桐子。 名簿づくりから始めてみると、 次々と“住人の闇”が見えてきた。

リバダン! ノベライズビジュアルブックリバダン! ノベライズビジュアルブック

著作権をテーマにした異色の青春ダンスムービー『LIBERTY DANCE』を監督自らが小説化。 福岡・旭女子高校のダンス同好会。 卒業公演のために、3年生の花奈・晴子・文の3人は、特別な一曲『Euphoria』にすべてを賭けていた。 世界を魅了した日本人アーティストRINAOの楽曲に乗せ、最高のステージを…… しかし、公演当日、突然の中止宣告。 「楽曲の使用料が払われていません。これは違法です」 信じられない。踊れない? どうして? 戸惑う彼女たちに突きつけられたのは、厳しい著作権制度の現実でした。 音楽の自由を、ダンスの情熱を、このまま失うわけにはいかない。 青春と音楽の未来を賭けた、少女たちの最後のステージが始まります。 「ノベライズは、文字だからこそ描ける内面、映画では語りきれなかった細部、観客が想像する余白を埋めるだけでなく、むしろ新たな扉を開く試みだと思います。それらは映画というフォーマットでは伝えきれなかった<もう一つの物語>なのです」(小田憲和監督の言葉より) 本書は、まさに小田監督の言葉どおりの本です。 映画『LIBERTY DANCE』を観た人たちには新たな発見のある本、映画をまだ観ていない人たちには、本書が映画への良き道案内になるでしょう。

多摩川のほとり多摩川のほとり

出版社

本の泉社

発売日

2025年8月1日 発売

多摩川は私にとって思い出のたくさん詰まった場所で、生活の中に溶け込んでいた。多摩川は東京と神奈川に挟まれた川で、子供たちは大田区側からガス橋を渡り、川崎側にある水門の河口の堰に小魚を捕りに行ったりして遊んで過ごした。 土手や河川敷には、いろいろな生き物が生息している。そんな生き物たちを見つけては捕まえて遊んだりもした。今とちがって遊び事は自分たちで考えた時代であった。 子供は、大人の複雑な社会など我関せずと日々戯れていた。そんな多摩川のほとりでの思い出を、私は大人になっても大切な宝石箱のように抱きしめていて、開けるとオルゴールの音色が脳裏によみがえる。(「プロローグ」より) プロローグ• 多摩川 ほのかなる香りをもとめて 5 1• 家族 15 2• 春が来て小高い丘へ 23   春愁/そよ風に銀輪が走る/寄り道/いざ亀甲山古墳へ/竹鉄砲と竹トンボ 3• 最後の夏休み 39   川遊び/宿題 4• 台風 57   二学期の始まり/台風の接近/九月二六日金曜日 5• イカダの冒険 71 6• ずる休み 81 7• 春・夏・秋が過ぎて 89    冬の訪れ/焚き火/クリスマス 8• 雪だるま 101 9• ほたるのひかり窓のゆうき──友情 111 あとがき 122

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP