2025年9月24日発売
ラスト1行に、あなたは絶望する! 地下アイドルと読モ。クラブカルチャーと援助交際。港区女子とギャラ飲み── 若さが消費される東京の光と闇を描いた群像劇サスペンス。 時代と街を超えて交錯する“彼女”の行方。紐解かれる衝撃の真実とは? 三つの時代、三つの街、三人の“彼女” 2009年・渋谷。ある日突然、姿を消した地下アイドルの友美。 1992年・池袋。援交の斡旋に関わる女子高生のなっつん。 2019年・西麻布。“ギャラ飲み”の胴元の正体を探る、港区女子の麻里奈。 華やかな表舞台の裏側には、腐敗した人脈と欲望が渦巻いていた。 そして、彼女はなぜ消えたのか? 時代を超えて交錯する物語は、衝撃の結末へとたどり着く。 プロローグ 登場人物 第一章 〜それぞれの夜、それぞれの真実〜 第二章 〜揺らめく幻影を追う者たち〜 第三章 〜交錯する時代、交錯する運命〜 エピローグ
愛が灯す、希望の光 母の死、海難事故、戦争、そして奴隷として売られる運命ーー 過酷な試練を乗り越え、真実の愛を見つけた4人の女性たちを描いた短編集。 1 悲劇の恋 2 二人は海を超えて 3 ケニーと騎士たち 4 中国の軍 あとがき
レールを外れた先にあった、俺の青春 煙草が充満したパチンコ店、古びた雀荘で響く牌の音、くだらない話と真剣なまなざし……。 あの日昭和の裏道で俺たちは必死に生きていた。 切なさと優しさが交じり合うピカレスク私小説。 はしがき プロローグ 回想ーー希望と挫折ーー パチプロデビューーーアウトローに生きる面々たちとの邂逅ーー スロッターへ転職ーー愉快な仲間たちとの交遊記ーー 闇バイト?--罪のルビコン川を渡ってーー 哀しき別離ーー秋風に吹かれてーー エピローグ
あなたの知らない『平家物語』がここにある 都に忽然と現れた漂泊の琵琶法師は、亡き平家一門の霊を慰めるために物語を語り始める。その語りは、華やかで勇壮な物語ばかりでなく、敗者たちの怒りと無念、そして彼らが本当に遺したかった声を掘り起こす。 第一章 創生の人々 第二章 鎌倉へ 第三章 武士の行方 源平の戦 第四章 干戈の響き 承久の乱の気配 最終章 灌頂の巻
追え。死線を越えて── 奪われたのは、核弾頭搭載の巡航ミサイル。 国家の威信をかけた極秘奪還作戦が始まる。 逃げる者、追う者、それぞれの覚悟が交錯する──。 第一章 トマホーク強奪と裏切り 第二章 北へ。核弾頭とともに駆ける 第三章 北の大地 対決の時
日本各地を舞台に紡がれる 心温まる物語の数々 旅に出て、物語を見つけよう。 あなたの足元にも、きっと新しい民話が眠っている。 北海道のキタキツネから沖縄のカンムリワシまで、各地の自然と人々が織りなす創作民話集。 はじめに 第一章 引きこもりの青年の心を開くために 宮崎県「サボテン姫は力持ち」 第二章 中学生に成長していた生徒さんの「4コマ漫画」の才能は素晴らしかった。 和歌山県「こんにゃく姫と酒泥棒」 第三章 もうひとりの助っ人イラストレーターに遭遇、まさかの登場! 山梨県「クジラの大五郎、富士山に登る」 香川県 「三つ嫌いと貧乏鬼」 第四章「4コマイラスト」が生み出した作品の彩り〜イラストレーター「川崎絵里さん」との嬉しい出会い〜 千葉県「300歳姉妹と閻魔大王」 北海道「キモッペの冒険旅とエトピリカ花魁姉さんの文句タラタラ」 青森県「ざぶとん権左と七色虹の樹」 新潟県 「野々爺と桜山姥のアゲアゲ喧嘩相撲」 神奈川県「飛龍山の埋蔵金とハヤテのお紋」 愛知県「地球儀に魅せられた青年商人・我天駄の冒険」 福井県「鯖街道の行商娘と道しるべ地蔵」 大阪府「チャウチャウチャウンチャウチャウ姫となまず小坊主」 島根県「放浪好きのウミネーコとミケネーコの魚戦争」 広島県「さくらちゃんと蛙のぷぅちゃんの大活躍!」 高知県「土竜のもるこのもぐもぐ冒険ひとり旅」 鹿児島県「桜島タギリ王と青首大根長太郎の知恵比べ」 沖縄県「アヒャーマ綱とカンムリワシ」 おわりに おまけの予告
最後は「戦犯神父」と呼ばれて‥‥‥ 戦時下の逆風の中でカトリック教会を守るために「真のカトリック信者は愛国的である」という論陣の許、全国の教会から恤兵募金を集め、軍に飛行機を献納し「愛国神父」と絶賛された男の生涯を追う。
若き駿河国主・今川氏輝が突如死んだ! 影役・彦五郎も同日に亡くなる。 謎を知る母・寿桂尼は口を閉ざしたまま、末弟・義元と軍師雪斎の生き残りを賭けた戦いが始まった。
人間社会は腐りきっている。必ずや叛逆を成し遂げる。 いま、才なき奴隷兵から不撓不屈たる大将軍へと這い上がった義虎(よしとら)と、彼が《風の巫女》の名を授けし教え子、残酷なる運命を蹴り飛ばす碧(みどり)による、深謀遠慮の革命が胎動する。 剣戟と戦略、異能の爆ぜる【教育系⁉ 戦国絵巻】 隣国の〈高句麗民族〉が圧政からの独立戦争を決行し、義虎は援軍の総大将へ任じられた。国々の情勢は密接に絡み合っている。来たるべき自国での叛逆に際し、ともに魂を懸けうる同胞との絆を探り、傷つき疲れ果てながらも暗躍する義虎は、かつて滅ぼされた祖国の遺民たちとも邂逅し……。 超大国の大軍師を相手に、義虎が裏の裏まで読み合って斬り進むなか、城を守る碧も名だたる将軍へと懸命に挑んで師の背を追う。碧は想う。 義虎は永く弱かったという。どれだけ己の非才を呪ったか。それでも幾数多の修羅の場数を踏破し続け、珠玉たる経験から生ずる圧倒的な戦闘力、超越的な洞察力、絶対的な精神力をその精髄へ染み渡らせた。 だから大将軍なのだと。自分もそうなりたいと。ここに、少女は戦乙女へと覚醒していく……。