制作・出演 : アラン・ブロードベント
ウエストコースト派を代表するサックス奏者の86年のインティメットなライヴ録音。アラン・ブロードベントのピアノ・トリオをバックに、モンクやコルトレーンの名曲を優雅に演奏。コンテンポラリーなテイストを交えたサウンドに、味わい深いテナーがよく映える。
チャーリー・ヘイデンはベースの鬼才として知られる一方、自己のバンド“クァルテット・ウェスト”ではロマンティシズムあふれるジャズをくり広げる。そのバンドの6枚のアルバムから選曲したベスト盤。カヴァーの多い自作曲「ファースト・ソング」をはじめ、曲も演奏も素晴らしいものばかりだ。
フランク・シナトラの愛唱歌でまとめたトリビュート作。1950年代のネルソン・リドルに倣ったスウィンギィな編曲に乗せてのびやかに歌う「ビギン・ザ・ビギン」、優美なストリングスにヴォーカルがしっとりと溶け込む「アイヴ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー」などゴージャスな仕上がり。「オール・マイ・トゥモロウズ/オール・ザ・ウェイ」はピアノ弾き語りでロマンティックに表現。
『スイング・ジャーナル』誌のジャズ・ディスク大賞に輝いた、1974年に録音されたアルバム。46才の若さで亡くなった彼女の、ワン&オンリーな歌声を堪能できる重要な作品。まさに必聴盤だ。
名ピアニスト、アラン・ブロード・ベントと組んだ、アイリーンの復帰2作目にしてラスト・アルバム。きめ細やかな表現力にさらに磨きがかかり、成熟したバラードを存分に聴かせてくれる。
99年発表、ジャズ・ヴォーカル部門でグラミー賞を獲得したアルバム。木々の間を擦り抜ける風のごとき爽やかな歌声で、スタンダードの名曲を歌い上げている。映画『トゥルー・クライム』の主題歌も収録。
作曲、編曲、指揮などで幅広く活躍する才人が、一介のピアニストに戻り、心の赴くままに奏でたトリオ作品。人のハートをつかむ達人だけに、スタンダードを見事に趣味のよいピアノ・ジャズに仕上げている。ベースの魔術師ブロンバーグの演奏も味わい深い。
ジャンル
御大リンダ(58歳だって!)の4年ぶりのオリジナル・アルバム。内容は彼女自身10年ぶりとなるジャズ・アルバムだ。今回はシンプルな演奏をバック(メンバーが半端じゃなく凄い)に、気持ちよさそうにスタンダードを歌い上げている。その風格にただ脱帽。