2024年7月24日発売
赤いちび竜が相棒の冒険者である俺ーユート・ドライグが次に向かうのは、生まれ故郷のピアザ村。義妹のリィナから借りた聖なる馬車で、ギルドの仲間と一緒に爆速里帰りだ!家族団らんを楽しみにしていた俺を待っていたのは、両親が悪徳領主に誘拐されたという凶報だった!?すぐさま俺たちは救出作戦を決行したのだが、最強の暗殺者や神器の使い手に行く手を阻まれてしまう…そんなピンチを救ってくれたのはリィナだった!伝説の聖剣を手に王都から駆けつけてくれたのだ。俺たち兄妹で力を合わせて、愛する家族を救ってみせる!
愛を知らない荒んだ前世から一転、愛いっぱいの今世を送っているアレス少年。大好きな姉、兄が次々と皇都に行ってしまい、寂しい思いをしていたのもつかの間、ついに彼自身が皇都へ行くことに!のどかな故郷とは違い、皇都での生活は華やかで騒がしく、そして刺激的…なぜか婚約騒ぎが起きてしまったのはさておきー学校へ入学したり!新しい友達ができたり!憧れの冒険者になってみたり!と、充実の(?)毎日を送るのだった。
四大精霊王と契約を交わして魔力と感情を手にした元出来損ないーアスク。彼は超常的な力で並みいる敵を打ち倒し、瞬く間にSランク冒険者にまで上り詰めた。悪魔すら圧倒してみせた彼の元に舞い込んできた次なる依頼は、ドラゴンとフェニックスの討伐。縄張り争いに興じる二体の『伝説』の間に割って入り、叩き伏せる。不可能とすら言えるこのミッションにアスクは聖剣に選ばれし緋色の勇者たちとともに挑む。雲を薙ぎ、空を穿つー天災級の激戦が今、始まる!
三流冒険者として日々を過ごしていたバーツは、十数年ぶりに会った弟子の推薦で、新しい国防組織の幹部である「王聖六将」の候補として名を連ねることに。騎士団長からの依頼をこなしたり、テイマーの仲間を探しに行ったりと、忙しく過ごしていた彼はある日、元弟子の一人が、自分と同じ王聖六将候補になっていることを知る。しかしその弟子は、採取に向かった険しい雪山で雪崩が起きたという情報を最後に、足取りがつかめなくなっていた!慌てたバーツは仲間と共に捜索に出発したのだが、そこでは思いもよらない再会が待っていてーしがないテイマーが、いつの間にやら慕われまくり!三流冒険者の新しい人生は、更なる波乱へ!?
明治初期、近代国家としてスタートしたばかりで、東洋の小国に過ぎなかった日本にとって、国際的地位の向上は急務だった。公家の娘として生まれた榮子は、岩倉具視の長男に嫁ぐものの、若くして死別。最後の佐賀藩主で侯爵、外交官だった鍋島直大と再婚し、「鹿鳴館の花」と讃えられるほど、外交面で活躍する。しかし、鹿鳴館外交は条約改正に至らず、榮子は自分の役目を模索しはじめー。“日本のナイチンゲール”と呼ばれ、赤十字活動を支えた侯爵夫人、鍋島榮子。その気高く、美しき生涯ー。鹿鳴館の花と讃えられながらも、幾多の困難を乗り越え、看護の現場に参加し、ノブレス・オブリージュを全うした貴婦人を描く傑作歴史小説。
渋沢栄一の孫にして、日本銀行総裁、そして大蔵大臣を務めた渋沢敬三。彼はなぜ、第二次世界大戦後、預金封鎖や新円切替などの苛烈な経済対策に踏み切れたのか?生物学者をめざす心優しい少年が、その人柄ゆえに経済界の要職に抜擢され、日本の財政の行方を左右する究極の決断を迫られるようになるまでの数奇な生涯を、大胆な視点で描いた傑作長編小説。
学校で『聖域』と呼ばれる二人のクラスメイト、百瀬由那と合羽凜花と恋人関係でありながら、二人の妹からも告白され、さらには国民的アイドルで幼馴染である小田真希奈からはプロポーズされてしまったわたし、間四葉。真希奈の想いに答えが出せずにいたわたしだけれど、悩む時間もない内に真希奈が同じクラスに転校してきた!さらに文化祭で由那ちゃん、凜花ちゃん、真希奈がライブステージをすることになったけど、その裏で何か思惑が渦巻いているようで…!?一方、聖域ファンクラブも真希奈の登場で派閥が割れて、副会長の小金崎さんが大変なことに!?混迷を極めるガールズラブコメ、待望の第4巻!
昔から何かと女性関係のトラブルに巻き込まれる俺、九重雪兎。そんな俺を頼って、異母妹・祇京ちゃんがはるばる京都から訪ねてきた。「毒親」から逃げてきたという祇京ちゃんを九重家に匿った俺は、彼女を助けようと考えるがー「アンタ自身が理不尽と戦わなくちゃ、先へは進めない」悠璃さんや同じ妹枠の灯織ちゃんの言葉を受け、彼女も変化を見せるのだった。一方、灯凪や汐里はいつの間にか自身の進む道を見据え始めていた。俺としては喜ばしい一方で、置いていかれたような寂しさもあり…?傷つきすぎた彼と傷つけた彼女達が紡ぐ勘違いラブコメディ、第5巻!
「ハズレ枠」と称されたスキルを駆使し、ついにヴィシスが座すアライオンへとたどり着いた三森灯河。その直後アライオンの王都が概念魔法「神創迷宮」により変貌するも、己が復讐を果たすため灯河は迷宮へ足を踏み入れるのだったー。そして灯河たちと同じく迷宮内へ突入した十河綾香と高雄聖、高雄樹は遭遇する。堕神ヲールムガンド、虚人ヨミビト。現れたる“ヴィシスの仔ら”。今、神創の迷宮にて、神創の大敵とS級勇者との死闘がー開始される。「…大分、かかっちまったが」宣言通り「戻ってきたぜ、ヴィシス」かつて空気モブだったE級勇者が、絶対最強へと至る逆襲譚12幕。
異世界召喚され「俺が勇者に!」と心躍らせるヒグレに告げられたのは、「いいえ、あなたは私たちのエ・サ・で・す」という、まさかのエサ発言!?無限の魔力を持ち、相手の強い想いを固有魔法に昇華する伝説の存在ー無休の箱。ヒグレはその伝説であり、虐げられているワケあり美少女たちを救う鍵を握っているらしい。勝利のためにーとキスを迫ってくる美少女たちの思惑とは!?「ヒグレさんも私を食べていいですよ」「小さなおっぱいはきらい?」「ね、幸せにしてあげるよ。私の弟になっちゃおうよ」濃厚なキスと美少女たちの願いを糧に少年は英雄への道を歩きだす!
「…ッ!(こいつ、なにかヤバい!)」「フフッ(これは…勝ち目がないぜ!)」「SSS級」。かつて400年前に存在した大英雄が達した最強の極致。そして長き時を経て、その最強と同じ高みへ達した者がいた。その者こそ、クロフォード魔術学園に通う平凡な学生・一之瀬シオンだったー。-というのは嘘である。彼は「本当の実力を隠している実力者」のように振る舞うことで快感を覚える異常者だった…!学園の内外で「SSS級」のように振る舞い続けるシオンだったが、その奇行はいつしか周囲を巻き込み…?SSS級(本当はC級)魔術師学生の勘違い英雄譚。ここに開幕!
有力貴族の九男であるラディは、眼が良くなるだけというハズレスキル持ちで、周囲から無能扱いされていた。ひょんなことから仲良くなった猫を助けるためダンジョンに潜ると、ボスと遭遇し絶体絶命のピンチに。その時、精神と肉体を分離する魔道具を使用すると、ラディはボスの邪神とともに封印されてしまう。精神世界の中では死ぬことがなく、邪神に殺され続けた結果、無能扱いされていたハズレスキルが覚醒。見た相手の魔法やスキルをコピー出来ると気づいたラディは邪神の力を手に入れ、封印を破る。しかし帰還した世界は数百年が経過しており、自分が無能だと思っているラディは最強と成った自覚が全くなくー。
知識の国と呼ばれるブリューゲル王国にある禁忌図書館。一つの事件を解決すれば、すぐにまた次の事件が舞い込んでくるー。ある日、聖女であるシスレが禁書の解読を依頼してくる。禁書に目がないクムラは喜んで引き受けるが、書物はシスレの実家にあるとのことで訪問する事に。無事にシスレの実家へ到着した一同。クムラはすぐに解読に入るが、ヴィルに告げられたのは魔物の討伐依頼だった。突如出現するようになった魔物と毎晩のように対峙するヴィル。ある日、これまでと違う雰囲気の魔物と、知った顔がヴィルの前に立っていて…?そして魔物と禁書との関係が明らかになるー。
転生したゲーム世界で生き残るため、前世の知識を総動員するヴェルナーだが、過去の功績から、王より子爵の称号とアンハイム地方の代官の勅命を受ける。着任早々、アンハイムの荒れた町政を整えるため奔走するヴェルナー。さらに周辺に蔓延る山賊たちの討伐と、落ち着く暇がないようで…?そんな中、魔将ゲザリウス率いる魔軍がアンハイムへと侵攻。知略を尽くし防衛戦に挑むヴェルナーだったが、魔将の圧倒的な力で絶対絶命の危機に…!しかしそんなヴェルナーの眼前に、世界を救う力を持つ、親友が現れるー!!伝説の裏側で奮闘するモブキャラによる本格戦記ファンタジー、第五幕。
南北朝を統一し、大内義弘ら有力大名を次々と攻略、かたわら金閣建立など北山文化を開花させ、室町時代の最盛期を築いた「日本国王」足利義満。周文、雪舟に先立つ日本水墨画の始祖とされる謎多き画僧如拙。二人の出会いと確執を代表作「瓢鮎図」(国宝)制作を軸に描く。