2024年9月4日発売
1988年、英国の田舎町チャンプトン。英国国教会の司祭ダニエル・クレメントは悩んでいた。教会にトイレを設置するか否かをめぐり、村が真っ二つに分かれてしまったのだ。そんななか、夜の教会で事件が起こる。地主一族ド・フローレス家の関係者が剪定ばさみで喉を掻き切られ殺されたのだ。犯人は村民なのか?動機は一体?ダニエルが司祭として遺族や住民に寄り添い、話を聞くうちに、村の歴史と住民の裏の顔、そして事件の全貌が浮き彫りになっていく…。英国国教会の現役司祭による注目作!
竜の騎手たちが魔法の力で守る国ナヴァール。書記官を目指していた二十歳のヴァイオレットは、軍の司令官である母親の命令で、バスギアス軍事大学で騎手を目指すことに。だがそこは、入学者の大半が過酷な訓練で命を落とす、死と隣り合わせの場所だった!彼女は所属する第四騎竜団(フォース・ウィング)の冷酷で有能な団長ゼイデンにも命を狙われることに。ヴァイオレットを待ち受ける極限状態での恋、友情、そして命懸けの戦いの行方はー。アメリカで400万部以上を売り上げ、書評サイトGoodreadsで130万人が★5.0と評価、この1冊でロマンス要素のあるファンタジー「ロマンタジー」の大ブームを巻き起こした話題のベストセラー“フォース・ウィング”シリーズ開幕。
バスギアス軍事大学の第四騎竜団の候補生たちのなかで、ヴァイオレットは持ち前の頭脳と敏捷さを武器に、危険な戦いを続けていた。だがどんなに能力がある候補生も、竜に選ばれなければ騎手にはなれない。ましてや、小柄で華奢なヴァイオレットは、竜と絆を結ぶことができるのか…?その試煉の日まで生きのびた彼女を、思いがけない結果が待ち構えていた!そんななか、第四騎竜団の団長ゼイデンに、ヴァイオレットは強く惹かれていく。何重にも絡みあった因縁の宿敵である彼にー。Amazon MGM Studiosで映像化進行中!“ニューヨーク・タイムズ”ベストセラーリストに1年以上ランクインを続け、42カ国で翻訳が決定した、大人気ロマンティック・エンターテインメント。
アスレは冷たい雨の中をさまよっていた。船に乗って故郷を離れ、海岸沿いの街ビョルグヴィンで、妊娠中の妻アリーダとともに宿をさがしていた。街に知り合いはおらず、孤独で貧しい17歳の二人を助けてくれる者はいなかった。彼らを支えるのは、出会ったときの幸福な記憶。故郷で行われた結婚式で、アリーダは給仕として働き、アスレはフィドルを演奏していた。この人となら、どんな困難も乗り越えられると思えた。だが、いま、アリーダは出産間近なのに雨に濡れ、疲れ果てている。もう時間がない。決死の思いでアスレが選んだ行動はー。居場所をさがしもとめる恋人たちの人生を描き、北欧理事会文学賞を受賞。ノーベル文学賞に輝くノルウェー人作家の代表作の一つである連作短篇集。
異世界にある東王国の王都ラ・パリシィアに繋がった居酒屋「げん」は、日々訪れる街の人々や貴族に認められ繁盛していった。評判を聞きつけて、「げん」にはさらに様々な人々が訪れる。自信の一品を求めてやってくる吟遊詩人、王城を抜け出した国王の叔母、そして東王国の国王本人まで…!?街角の小さな居酒屋に、重鎮たちが集まるようになっていく。居酒屋の魅力が詰まったグルメファンタジー!
背筋が凍る×胸に迫る恋愛小説。21歳の女子大学生のスローンにとって、恋人アサとの生活は地獄だった。アサは麻薬密売グループのリーダーで、支配欲が強く、スローンに異常な執着心を抱いていた。しかし自閉症の弟を支えるにはアサの“汚いカネ”に頼るしかなかった。そんな折、スローンはカーターという男子学生と知り合い、好意を抱く。だが、彼はアサを逮捕するべく大学に潜入中の麻薬捜査官だった。そして、彼女が下した最後の決断とは?
類まれな美しさから「辺境の真珠」と称される女公・リーサが治める、イェスデン王国の北方リンドブロム領。その地に突然、元婚約者で第四王子・ウルリクの率いる王領軍がやって来る。彼は国王の密命により、かつて王家が預けた真の王の証「波涛の聖剣」を受け取りに来たというがー。突如訪れた国の変事。未だ燻る彼への恋心を抱えながらも、領と民を守るため、リーサはウルリクと手を携えてともに未来を切り拓いてゆく。
銃とナイフ、鮮血と悲鳴、憎悪と愛情ー。赤く染まった手を取り合って、ただ前に進むだけだ。ドラマ化された鮮烈のデビュー作「オーバーラップナイフ、ナイフ」収録。韓国の新鋭No.1ホラー作家が誘う、没入感120%短篇集。
合成人間ビショップは永久に停止されることを望んだが、創造主マイケル・ビショップによって新たな体を与えられる。マイケルは、ビショップに復活させた理由をこう説明する。「おまえの頭脳に保存されているゼノモーフの知識は、医療科学を飛躍的に発展させる。それは人類にとって恩恵だ」研究に必要な財源をマイケルがどこから得ているのかは謎だ。その頃、植民地海兵隊のマーセル・アポーン艦長は“USCSSパトナ”号を追っていた。だが、その追跡任務の周辺には“ウェイランド・ユタニ”社の傭兵部隊の影が怪しくちらつく。ランス・ビショップが有する宇宙最強生物に関する詳細な知見から利益を得ようと、大勢の者たちがうごめいていた。そしてゼノモーフもまた…。