2025年12月1日発売
主人公亮介は,一九八〇年代,内戦下のグアテマラ,サンティアゴ・アティトランでマヤ先住民とともに暮らしていた。トルティーヤの香り,トウモロコシの収穫祭,呪術師による聖なる儀式,そして美しい山並みと湖。しかし虐げられ続けたマヤ人たちは武装蜂起を余儀なくされ,さらに土地を追われてゆく。 日本に戻った亮介は医師となり,幸せな結婚生活を送ったはずだったが……。妻の遺した言葉をきっかけに,亮介はひとりグアテマラを訪れ,思い出の地を辿る。 医療人類学に功績のある精神科医による哀惜と鎮魂の物語。 第一章 オロリウキ(聖母の種子) 第二章 テオナナカトル(神の肉) 第三章 死者の花(キダチチョウセンアサガオ)
蔦重は江戸独自の洒落本、黄表紙、狂歌絵本、浮世絵を企画して売り出した。その真髄を蔦重の人間性から描く。 幼い頃、吉原遊郭の引手茶屋蔦屋で出会った歌舞伎役者 仲蔵、町絵師 石燕、浮世絵師 重政から始まる戯作と浮世絵の絆。それは春町、喜三二、南畝、京伝、馬琴、長喜、歌麿と繋がり、写楽に至る。 一章 羅生門河岸・浄閑寺 二章 吉原大門口 薜羅館 三章 中村仲蔵 四章 吉原細見『籬乃花』 五章 日本橋通油町南側 耕書堂 六章 黄表紙・狂歌 七章 洒落本 ─ 絶板・身上半減の闕所 八章 喜多川歌麿 終章 東洲斎写楽
「愛している。--必ず君を迎えに行くよ」 元極道の孫娘と極悪若当主の危険な《ラブ》ゲーム、急展開の第5巻! シリーズ累計35万部突破!(紙+電子) コミックス5巻&ドラマCD同日発売!
元世界医師会会長 横倉義武先生 認定NPO法人 ロシナンテス代表 川原尚行氏 推薦! 「家で最期を迎えたい」-- その願いを叶えるために、往診医は夜の街を走る。 元外科医・阿倍丈太郎は、メスを置き、在宅医療の現場へと身を投じた。 20年で1000人を超える看取りに立ち会った彼が見つめたのは、死ではなく“生ききる”という瞬間だった。 患者と家族、そして医師自身の心の灯を描く、胸を打つ医療ヒューマンドラマ。 プロローグ 王裕紀氏 第1夜 最初の看取り 第2夜 外科医の涙 第3夜 犬を飼う 第4夜 私を育ててくれた患者さん 第5夜 ある闘士の生涯 第6夜 島の夜 第7夜 悲惨な生 第8夜 一目一万本 第9夜 名犬ピースのこと/生ききる/マイ・フェア・レディ 第10夜 がんばれドリー 第11夜 看取りの家 第12夜 天国へ続く窓 第13夜 天国からの感謝状/逆襲そして生還/夢叶う/別離 エピローグ あとがき