著者 : ごもさわ
かくて謀反の冬は去りかくて謀反の冬は去り
王弟、奇智彦尊殿下。王室の忌み子。弱小王族。足曲がり。サメの王子。奇智彦は軍の式典で、帝国から祝いの品として送られてきたそれと対面する。女奴隷、シニストラ。美しき獣。熊の巫女。おそるべき犯罪者。意志とちからはここに出会い、王国をあらたな争乱が包み込む。兄が、死んだ。王が、死んだ。ならばー次の王は、誰だ?奇智湧くがごとく、血煙まとうスペクタクル宮廷陰謀劇!ガガガ文庫新人賞受賞作。
女王オフィーリアよ、王弟の死の謎を解け(2)女王オフィーリアよ、王弟の死の謎を解け(2)
王弟のジョンが何者かに殺された。一時は本当に死んだと思われたが、彼はなんと一命を取り留めたのだ。しかしオフィーリアは、ジョンは“生き返った”のではないかと疑念を抱く。そう、自身と同じ、妖精王リアの呪いで。そうなれば、最期の願いを叶えない限り、ジョンは再び十日後に死ぬ。焦りを募らせるオフィーリアは、不本意ながらも王配であるデイヴィットに助言をもらいつつ、犯人を探し始める。だが“犯行が可能”な容疑者はおらず、まるで透明人間の仕業のようで…!?女王が謎に迫る王宮ミステリー第二弾!
女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け(1)女王オフィーリアよ、己の死の謎を解け(1)
「私は、私を殺した犯人を知りたい」死の間際、薄れゆく意識の中で女王オフィーリアはそう願う。すると、王冠の持ち主にだけ与えられる“古の約束”により、妖精王リアは十日間だけオフィーリアを生き返らせてくれた。「一度は死んだ身よ。ならば今度こそやりたいことを全てやってやるわ」オフィーリアを使って権力を握ろうとした夫、周囲に流されがちで頼りない弟、恋心を寄せてくる近衛騎士…数え上げればキリがない犯人候補たち。女王を殺したのは誰なのか!?生前の雪辱を晴らす強烈な平手打ちが炸裂する王宮ミステリー開幕!!
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