著者 : しらび
繰り返される惨劇を生み出していた首謀者は、摩響たち『神悠言』が神と崇める存在だった。奴らが世界滅亡を前に娯楽として始めた余興だったのだ。戦うべき敵を定めた斗和たちは神悠言の本部を訪れる。そこで知る見えない壁を作り出していた人物の正体。その元凶となる1人を巡り、滅びの未来を救うためそれぞれの想いが交差する。ついには惨劇が現実世界すべてを巻き込み、果てしない絶望を生む。そして明らかになる、斗和の“生きる意味”とはー。絶望が絶望を呼ぶパニックホラーの最終巻!衝撃必至の結末を見よ!!
水族館の惨劇から、二か月。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと出会う。そして幼いころによく遊んだ瞬夏と偶然百貨店で再会。しかし、その再会は不条理の呼び水だったのかもしれない。一人前になりたいと願う神悠言の少女、霜月。斗和に憧れるアイドル、瞬夏。そして、力を欲する斗和。いくつもの願望と思惑が渦巻き、崩壊のアルペジオを奏でる。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を持つ魂を狩る幻想生物が姿を現す。「-貫き届く刃の意志、発動」
かつてない絶望のなか、少年は起死回生の反撃を試みるー。水族館で再び“見えない壁”に閉じ込められ、人喰いの化け物に襲われる斗和たち。だがそこには、化け物よりも恐ろしい殺人鬼が存在した。殺人鬼から執拗に狙われる斗和。窮地に陥り己の無力さを嘆く笠根木。兄の犯した罪と向き合う決意を固める銀河。そして、極限の環境化で斗和は隠された能力に目覚めるー。殺人鬼の口より明かされる驚くべき“この世界”の秘密とは!?恐怖が心を支配していくパニックバトル第4巻!この真実は頭蓋を打ち砕く!!
そして悪夢は、再び襲い来るー。葦原第二高校の惨劇から二週間。自責の念とトラウマに苦しむ斗和は、彼を元気づけようとする妹の一花と中学時代からの友人・天音川銀河によって、半ば強引に水族館に行くことになる。そしてアインズヴァッハの門をくぐった殺人鬼が、正体を隠して一花の命を脅かすことに…。果たして誰が殺人鬼なのか!?人喰いの化け物が徘徊するなか、妹を救うための「鬼ごっこ」が開演する。絶望が絶望を呼び、予想を遥かに超えた展開!この驚愕は肺腑を押し潰す!!
そして、少年少女たちは、戦うことを決意するー。突如現れた“見えない壁”により、“人喰いの化け物”が徘徊する学校に取り残されてしまった斗和たち。生徒たちが次々と捕食され、無惨な死を遂げていくなか、ついには斗和自身も化け物に捕獲されてしまう。だが、そのとき新たな変化が巻き起こるー!?高校を舞台とした「放課後」編の後編、ここにあり。不条理な環境の中、人類は最後まで生き残ることができるのか?戦慄のパニックホラー作品第二巻。
誰かを選ぶということは、選ばなかった誰かを犠牲にするということだー。ある日の放課後、高校生の斗和は、仲のよい2人のクラスメイトから同時に告白を受ける。どちらを選ぶか、斗和の中で答えは出ていた。だが、平穏な日常は唐突に崩壊する。突如として現れた“見えない壁”によって学校は外部と隔離され、生徒たちは“人喰いの化け物”が徘徊する学校に取り残されてしまう。大切な人達を誰一人死なせたくないと、斗和は必死に抗うがー。濃密なサスペンス演出が冴える衝撃のパニックバトル、ついに開演!この衝撃は心臓を抉る。
星川修太郎に、突如超モテ期が訪れた。ひとり、ふたりーいや、たくさん。千人を超す女生徒にモテまくる修太郎を見て、御影透子と光月れいが闘志を燃やす。ライバルは全て、叩き潰さねば…。天才・エナはこの混乱を収めるため、「Rファイト・風雲モテキ城」を企画する。勝者の権利は、修太郎との交際権と…キス!?ただ一人の勝者をめざし、透子が、れいが、新ヒロインが火花を散らす。暴走学園ラブコメリプレイ、絶好調の第二弾。