著者 : しらび
「DX」な、もうひとつの異世界修学旅行! 突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共に修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。そんな旅の裏側で、プリシラが彼女にとっての異世界・日本を学ぶ、もうひとつの異世界修学旅行があった! 「旅行中のこういう移動時間って暇じゃろ? そこで、妾から一つ提案があるんじゃ。妾のご先祖様たちがそうしたように、妾もまたおぬしらの文化を学び、それを後世に伝えようと思うんじゃよ」 「俺たちのーー日本の文化を、か」 「そちらの世界にあってこの世界にないものは数えきれぬし、また、どちらの世界にもあるが、どうやら差異があるものも多くあるようじゃ。それらについて、この妾が詳細希望してやろうというわけじゃ!」 『新聞』『学校』『コンビニ』『アイドル』『俳句』『侍』『漫才』『受験』『バレンタインデー』『SNS』『落語』等々、毎回一つのテーマを取り上げ、プリシラが日本のあれこれを学んでいく。とはいえそこはプリシラたちのこと、学ぶ合間にボケてツッコんでと大騒ぎ! 読売中高生新聞にて連載された全八十九編を加筆・修正の上で完全収録、シリーズ最厚ボリュームの超豪華「DX」版で、もう一度プリシラたちに会える!
二人の奇跡を歯牙にもかけず。戦争は続く。ただひたすらに。 ついに運命の再会を果たしたシンとレーナ。どことなくいい雰囲気を醸し出す二人に、フレデリカとクレナは戦慄し、そして気を揉むライデンらの苦労は留まることを知らない。 しかしそんな束の間の休息を破り、レーナを作戦司令とする新部隊に初任務が下った。 共和国85区内北部、旧地下鉄ターミナル。地下深くに築かれたレギオンの拠点が、その口をあけて彼らを待つ。 そこに見えるのは闇。レギオンの、共和国の、そして彼の国が虐げた者たちの、闇。 シンとレーナ、二人の共闘を描く『Ep.4』登場! “地の底からの呼び声が、彼らに新たな試練を告げる。”
「そうだ。京都へ行こう」 順位戦が終わり、プロ棋界は春休みに突入した。八一はあいを伴って 京都を訪れるが、しかしそれはデートでも慰安旅行でもなかった。 『山城桜花戦』--女流六大タイトルの一冠を巡る戦いを見守るため。 挑戦者の月夜見坂燎と、タイトル保持者の供御飯万智。 「殺してでも奪い取る」 「……こなたはずっと、お燎の下なんどす」 親友同士の二人が激突する時ーー八一とあいは女流棋士の葛藤と切なさを知る。 春の京都を舞台に、華よりもなお華やかな戦いが繰り広げられる秘手繚乱の第8巻!
出逢いと別れの異世界修学旅行、最終日! 異世界修学旅行、そして伝説へ! 修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共にクラスメートを捜しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。 ついに、残るクラスメートはあと一人。 そしてその最後の一人、山田という少年は、大方の予想通り、浩介たちより先立ってこの世界にやってきて、魔王を倒し、世界を平和に導いた勇者となっていた。 世界を救った勇者は、やがてもとの世界へーー日本へと還っていく。 そんな、この異世界で何度も繰り返された筋書きをなぞるはずだったが、事態は予想外の方向に進んで……。 「ぼ……僕は、日本には還らない! この異世界で、これからも勇者として生きていくんだ!」 帰還を拒否する勇者山田を何とか連れ戻そうと、異世界を巻き込んだ最後の大騒動が幕を開ける! そしてその最中、浩介は旅の終わりが近いことを意識する。 「おぬしらは、日本へ還っていってしまうんじゃよな。妾を置いてーー」 クラス全員揃っての日本への帰還ーー異世界修学旅行の終わり。 それは、プリシラとの別れでもあった。 異世界から日本へ還ってゆく修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第七弾!
「文句があるならかかってこい! 八一!!」 清滝一門の祝賀会。師匠である清滝鋼介九段から叩きつけられたその 言葉に、八一は衝撃を受ける。 順位戦ーー名人へと続く階段で、昇級のチャンスを迎えた八一と、降 級の危機にある清滝。師匠の苦しみを理解しつつも八一は己の研究を信 じて破竹の進撃を続ける。 一方、棋力のみならず将棋への熱をも失いかけていた清滝はーー 「衰えを自覚した棋士が取れる手段は二つ……」 残酷な運命に抗うのか、従うのか、それとも……? 笑いあり涙ありの浪速ド根性将棋ラノベ、号泣必至の第7巻!
待望の《ギアーデ連邦編》後編登場! “史上最大の作戦”の火蓋が切られるーー! 敵〈レギオン〉の電磁加速砲(レールガン)による数百キロ彼方からの攻撃は、シンのいたギアーデ連邦軍の前線に壊滅的被害を与え、レーナが残るサンマグノリア共和国の最終防衛線を吹き飛ばした。 進退極まったギアーデ連邦軍は、1つの結論を出す。それはシンたち「エイティシックス」の面々を《槍の穂先》(スピアヘッド)として、電磁加速砲搭載型〈レギオン〉の懐にーー敵陣のド真ん中に突撃させるという、もはや作戦とは言えぬ作戦だった。 だがその渦中にあって、シンは深い苦しみの中にあった。「兄」を倒し、共和国からも解放されたはず。それなのに。 待望のEp.3、《ギアーデ連邦編》後編。 なぜ戦う。“死神”は。 何のために。誰のために。
あなたは思い出さなければなりません。心的外傷の奥に潜む父の仇を探し出し、奪われた名誉と失った魔法を取り戻すのです。吸血鬼の真祖の少女、アルテリアと共に。そのために図書館都市を訪れ、ありとあらゆる本が存在する図書迷宮に足を踏み入れたのですから。あなたには一つの大きな障害があります。あなたの記憶は八時間しか保ちません。ですが、方法はあります。確かにあるのです。足掻いてください、あなたが人間足りうるために。全ての記憶を取り返すために。第十回MF文庫Jライトノベル新人賞、三次選考通過の問題作、ここに刊行ー。
異世界修学旅行、いよいよ大詰め! 修学旅行の最中に突如飛ばされてしまった異世界で、王女プリシラと共に、クラスメートを探しながら修学旅行を続ける沢木浩介たち二年一組。次なる目的地は、その主である魔王を喪い、今や聖徒会なる集団に支配され、新たな文化の発信地となっている魔王城!聖徒会の野望を打ち砕き、クラスメート全員で日本へと還るため、魔王城へと乗り込んで行った浩介たちだったがーー。気付くと浩介の眼の前には、毎日のように通っていたーーそれでいて懐かしい、母校である緑ヶ丘高等学校の校舎がそびえていた。 「……あれ? 俺たち、異世界で修学旅行をしてたんじゃなかったっけ?」 「異世界? 何をファンタジーなこと言うとるんじゃ。それよりはやく教室へ行こうぞ! このままでは遅刻じゃ! 食パンをくわえて走るのは意外と難しいぞよ!」 「あ、ああ。でも何か、大切なことを忘れてるようなーー」 日本と異世界が、現在と過去が交錯する懐かしくも心地良い幻の中で、浩介はついに生徒会長・若王子暁と再会する! 聖徒会の、若王子の目的とは? そして、魔王を倒した勇者とは? 異世界で日本を想う修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第六弾!
「重度のロリコンですね。治療法は死ぬしかありません」 竜王防衛を果たし、史上最年少で九段に昇った八一。二人の弟子も 女流棋士になれて順風満帆……と思いきや、新年早々問題発生!? 不眠症や変な夢に悩まされ、初詣で怪しげなおみくじを引き、初JS研 では小学生全員に告白され、弟子の棋士室デビューは大失敗。おまけ にあいはロリコンを殺す服を着て既成事実を作ろうと迫る。殺す気か!! そんな中、銀子は奨励会三段になるための大一番を迎えるがーー 新キャラも大量に登場! 熱さ急上昇で新章突入の第6巻!! 新時代の将棋の歴史は、ここから始まる。
共和国の指揮官・レーナとの非業の別れの後、隣国ギアーデ連邦へとたどり着いたシンたち〈エイティシックス〉の面々は、ギアーデ連邦軍に保護され、一時の平穏を得る。 だが──彼らは戦場に戻ることを選んだ。連邦軍に志願し、再び地獄の最前線へと立った彼らは、『隣国からやってきた戦闘狂』と陰で囁かれながらも、シンの“能力”によって予見された〈レギオン〉の大攻勢に向けて戦い続ける。そしてその傍らには、彼らよりさらに若い、年端もいかぬ少女であり、新たな仲間である「フレデリカ・ローゼンフォルト」の姿もあった。 少年たちは、そして幼き少女はなぜ戦うのか。そして迫りくる〈レギオン〉の脅威を退ける術とは、果たして──? シンとレーナの別れから、奇跡の邂逅へと至るまでの物語を描く、〈ギアーデ連邦編〉前編! “──死神は、居るべき場所へと呼ばれる”
「俺と、結婚してくれ」アシスタントで幼馴染みの結麻に、長年の秘めたる想いを告白した神陽太。もう二度とただの幼馴染み同士には戻れない。陽太の踏み出した一歩は二人の関係を決定的に変えていくー変わり始めた関係の気恥ずかしさに悶える陽太だが…一方で“業界の不条理さ”から後輩・小太郎を救う特訓を始めて!?残業代なしで多忙を極める、ラノベ作家青春ラブコメ!
異世界だよ全員集合!大運動会はじまるよ! 修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち二年一組の一行は、王女プリシラとともに、異世界での修学旅行を続けながらクラスメートを捜し続けていた。 エルフの住まう島をあとにした彼らの次なる目的地は、オーク、コボルト、フェアリーといった三種族の縄張りに取り囲まれた城壁都市。三種族との共生関係によって長らく繁栄してきた都市だったが、どうも様子がおかしい。三種族は千年にわたる約定を破り、城壁都市を見捨て、北方で暗躍する新勢力につくというのだ。 案の定、その影で暗躍していたのは、浩介たちのクラスメートを中心とした生徒会だった。城壁都市の危機に、プリシラの下した決断はーー。 「異世界大運動会を開催するぞよ!」 城壁都市の未来をかけて、プリシラ監督率いる二年一組VSオーク、コボルト、フェアリー連合軍による大運動会が開催されることに! 騎馬戦、棒倒し、パン食い競争ーー。お馴染みの競技も異世界ではどこか違って!? さらにはよく修学旅行で観戦される、あのスポーツも! 異世界で奮闘しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第五弾!
「アーロハー♪」 遂に始まった八一の初防衛戦。挑戦者として現れた最強の名人と戦うべく常夏の島を 訪れた八一だったが……なぜか弟子や師匠までついて来てる!? 一門(かぞく)旅行!? おまけに銀子と夜の街でデート!? そんなんで名人に勝てるのか!? あいと天衣、そして桂香のマイナビ本戦も始まり、戦いに次ぐ戦いの日々。誰もが傷 つき、疲れ果て、将棋で繋がった絆は将棋のせいでバラバラになりかける。……だが、 「もう離さない。二度と」 一番大切なものに気づいた時、傷ついた竜は再び飛翔するーー!! 将棋という名の奇跡に最後の審判が下される、激闘の第5巻!
サンマグノリア共和国。そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。 そうーー表向きは。 本当は誰も死んでいないわけではなかった。共和国全85区画の外。《存在しない“第86区”》。そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていたーー。 死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る“指揮管制官(ハンドラー)”となった少女・レーナ。 二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まるーー! 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、堂々発進!
異世界修学旅行、次の舞台は絶海の孤島!? 修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち二年一組の一行は、王女プリシラとともに、異世界での修学旅行を続けながらクラスメートを探し続けていた。 巫女の神託に従い、大海原のど真ん中を目指すことにした一行は、船を手に入れるために港町を訪れた。浩介たちはそこで、エルフが住むという幻の島の噂を耳にする。その島はこの近海にあると昔から伝えられているが、その場所は定かではなく、遭難した船乗りが嵐の中にその影を見たというようなあやふやな噂が伝わっているばかりだった。 「ほーん、これ船が遭難するフラグってやつじゃろ?」 案の定、伝説の島に辿り着いた浩介たちを待ち受けていたのは、ファンタジー感満載のエルフたち……だと思いきや? 「ここがエルフの島?」 「HAHAHA、違いマース。偉大なるユナイテッドステイツオブアメリカデース!」 幻の島を舞台に、浩介たちとプリシラ、島に住むエルフ(?)たち、そして異世界の影で暗躍する生徒会までをも巻き込んだゆるい騒動が幕を開ける! 異世界を漫喫しまくる修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第四弾!
「わたし、もっともっと強くなって……絶対に勝ちますっ!!」 小学校が夏休みに入ったその日、あい達は東京を目指していた。 目的はーー最大の女流棋戦『マイナビ女子オープン将棋トーナメント』。 女流棋士やアマチュア強豪がひしめくその大会を、あいと天衣は破格 の才能を武器に駆け上がって行く。 一方、その師匠はというと……弟子に隠れて美人女流棋士と将棋番組 でイチャイチャしたかと思えば、その翌日は別の女の子と原宿で手繋ぎ デート!? しかもそのお相手は……銀子!? 将棋に全てを捧げた女性達が織りなす灼熱の祭典を描いた第四巻! 人生で最も熱い夏が今、始まる。
まだまだ続く、異世界修学旅行! 修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされた沢木浩介たち二年一組の一行は、王女プリシラとともに、異世界での修学旅行を続けながらクラスメートを探し続けていた。 どこにいるとも知れないクラスメートの手掛かりを求めて、浩介たちは神に仕えし者が治める神託都市を訪れることにする。 神の声を聞くことができるという巫女に、クラスメートの行方について託宣をもらおうというのだ。だが、長き歴史をほこる神託都市はいま、その影で謎の邪教が跋扈する魔都と化していた。神託の巫女を救い、歴史ある古都に平穏を取り戻すため、そしてクラスメートたちの手掛かりを得るため、邪教の謎をあばこうとする浩介たち。 邪教の教主の正体とは!? そしてそのおそるべき目的とはなんなのか!? 「私は異世界の神になる!」 「何言ってんだお前、ちょっと落ち着けよ。ラーメンでも食うか?」 「妾はチャーシュー麺ネギ増し、麺カタで」 浩介たち二年一組とプリシラは、邪教の野望にゆるめのテンションで立ち向かうのであった。 異世界でやりたい放題な修学旅行生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第三弾!
決死の“東京”侵入で、“スポット”と“ハーメルン”への手がかりを失った蓮次たち。活路を求める叶方は最後の手段ーー人気アイドルKANATAとして救務庁に潜入する。しかし、“奪還派”の起こしたクーデターに巻き込まれ!? 一方、別行動を取る蓮次にも救務庁の刺客が迫り、決死の逃亡劇が始まる。全世界を敵に回しても走り続ける蓮次。命をかけて希望を繋ぐ叶方。送る者と征く者ーー二人の魂と絆をかけた戦いが始まる!!
異世界を堪能しすぎの修学旅行は続く。 修学旅行の最中、突如中世ファンタジー風異世界に飛ばされたものの、特にこの世界でやることもないので修学旅行の続きをはじめた沢木浩介たち。彼らと旅のスポンサーであるプリシラ王女は修学旅行を楽しんでいた。 異世界であろうと、修学旅行の定番コースは変わらない。お土産ショッピングをし、名物を食べ、史跡を巡って歴史に思いを馳せる。 しかし旅のもうひとつの目的である、異世界に散らばったクラスメート捜しはあまり進展していなかった。 そんな道中、浩介たちはドラゴンの脅威に怯える村に辿り着く。 浩介たちは「討伐してあげたい」と思うが、プリシラの「どういう脳の構造してたらドラゴンさんに勝てると思えるんじゃ? それとも将来の夢がひき肉なのかな?」というマジレスで冷静になる。ドラゴンは軍隊に任せてスルーしようとしたが、村人から「二か月前に突然現れた少年がドラゴンを諫めようと山へ向かい帰ってきていない」と知らされる。 聞けば聞くほどその少年はクラスメートっぽいので、一行はドラゴンが棲むという山へと向かうのであったーー。 異世界を堪能しまくっている高校生たちの異文化コミュニケーションコメディ、第二弾!
新しい異文化コミュニケーションコメディ! 高校の修学旅行中だった沢木浩介をはじめとした2年1組の面々は、気づけば中世ファンタジー風の異世界へと辿り着いてしまう。どうやらこの世界では100年に1度くらい異世界から人間が漂着し、漂着者はその度に世界の危機を救ってくれるという言い伝えがあるという。 普段から接している漫画とゲームとラノベとゆとりある教育のおかげでその手の話をすんなり受け入れた2年1組は、サクっと世界を救ってやろうと決意する。 だが、世界を支配せんとしていた魔王は既に倒されたあと。彼らの活躍する隙間はもう残っていなかったのである。さらに次の日食の際に儀式を行えばもとの世界に帰れると知り、拍子抜け。 しかし、異なる文化と文化がぶつかるところでは、必ず摩擦が起こるもの。異世界中に散らばった少年少女たちが世界各地で様々なトラブルの種となっている。 浩介たちは異世界という修学旅行先の各地で思い思いにはしゃいで回る個性的すぎるクラスメートたちを全員回収し、無事にもとの世界に帰還することができるのか。 異世界から帰るまでが修学旅行の異文化コミュニケーションコメディ。