著者 : ともぞ
危険な依頼続きで慌ただしかったツカサを気遣い、メルとカレン、ミイ、コレット、ロロの五人は、一人ずつ交代でツカサに休日を満喫してもらおうと企画する。図書館に行ったり、食べ歩きしたり、店番したり…。ツカサは美少女たちとデートしながら休日をゆったりと過ごす。そんな中、海水浴旅行の宿泊券を手に入れたツカサたちは海に遊びに行くことになる。女性陣は水着に着替えて水遊びを満喫し、ツカサは初めて見る素材を採取して、それぞれの時間を楽しんでいくのだがー。
宮廷貴族の企みを潰しグリフォンを討伐したライエルたちは、事実が隠されることがないように、先んじて王都に噂を広めていた。宮廷貴族たちはサークライ家に責任を押し付け、追い詰められたラルフはグリフォンの死体を引き渡すようにライエルを呼びつける。一方、モニカが街で情報を集めていると、王太子が他国の姫との婚約を破棄したという噂を耳にする。しかし、王都の住民は何故かそのことに違和感を抱いておらず、平穏そのもの。王都に漂う嫌な雰囲気を警戒していたライエルは、婚約破棄された姫君リアーヌに会い、この国の異常の原因を教えられる。リアーヌが挙げたのは、ライエルの因縁の相手。ライエルを屋敷から追い出した妹・セレスの存在だったー。
ミーナが戻ってきたことで、ハクトールのパーティは元通りになった。溶岩が流れる灼熱のフロアや、強力なボスがいる部屋に苦戦しつつも、ハクトールの鑑定による機転と、シャルたちの強力な攻撃によりなんとかダンジョン攻略を進めていた。レベルも上がり、ハクトールが新しい依頼を探して掲示板を眺めていると、ちょうどギルドが緊急依頼を出すところに居合わせる。リングランドの町にスライムが大量発生して、連絡が取れなくなっているので、原因の調査と、スライム討伐をしてほしいとのことだった。報酬が高額ということもあり、依頼に参加することにしたハクトールたちは、さっそくリングランドの町へ出発するのだがー。
王都セントラルに到着したライエル一行。ミランダとシャノンの実家であるサークライ家に招待され、二人の父親である当主のラルフと面会する。ラルフは父親としてライエルのような男に娘を預けておけないと言う。それを認めないミランダと喧嘩になりそうな中、現れたのがリオネル・ウォルト、宮廷貴族ウォルト家の男子だった。領主貴族であるウォルト家は、元を辿れば宮廷貴族の出身である。当然、王都セントラルには宮廷貴族であるウォルト家が残っている。サークライ家の次女と恋仲であるリオネル。ミランダとシャノンを抱えてしまったライエル。年齢も近く、そして同じ青髪青目と似ている二人なのだがー。
冒険者レベル2となったハクトールたち。しかし、ミーナの顔はどこか晴れなかった。そんな彼女の様子を気にしながらもハクトールたちは更にダンジョンの奥深くへと潜っていく。目に見えない場所から襲いかかってくる魔物を退治し終えた後、ダンジョンを出てくるとミーナの婚約者候補を名乗る男、ミハエル・イクドラングが現れた。ミーナの婚約者を決めるためのトーナメントが開かれるのだ。より有能な人物を取り込むために参加資格はレベル3以上の冒険者。「冒険者を続けていくつもりだったのにそれを許してくれる人はまだ婚約者候補にいない…」。ミーナのつぶやきを聞いたハクトールが言う。「よし、それなら僕もその婚約者候補になれるよう頑張るよ」。
アルフ・レイヴァースは『賢者』である。アーカイド王国の危機を救ったアルフは、騒乱の最中に得た聖剣の封印を解くべく、エルフのシェリルと半魔族のヘロイーズを連れてドワーフの国へ出発した。道中で宗教国家・フェルド皇国の首都に立ち寄ったアルフは、三百年前に魔王討伐の戦いで肩を並べた“六英傑”のひとり『聖女』の子孫にまつわる不穏な噂を耳にする。真相を確かめるべく、今代の『聖女』がいるという首都最奥の巨大な教会へ侵入。しかし待ち受けていた狂信者たちにより、魔力を阻害する“魔導師殺しの空間”に囚われてしまい…!?『賢者』の魔導と未知の術理が相剋する魔王討伐後の英雄譚、第二幕!
創立祭が終わり、ついに待ちに待った長期休暇。この機会に自分を召喚した人物に接触しようと意気込むケータに告げられたのは、成績不良者の退校宣告!そんなケータを救うべく付きっきりの特訓を申し出るライラ。一方『白の腕』にスカウトされたイリスは、学院を離れる決意を固めていた。それぞれの進路に揺れる中、首都・水昌府に集まるケータ達。そこで知らされたのは、想像もしない驚愕の真実、そして彼女の秘められた想いだったー。シリーズ完結!!
久世世之介は最強を謳う一子相伝の剣術“久世一心流”の次期当主。だが彼の流派には、免許皆伝には「龍」を斬らねばならないという掟があった。この世のどこにも存在しないはずの龍を斬ることを望む世之介に、待望の機会が到来する。地球にほど近い異世界“アガルテイア”に召喚された世之介は、“クインザリア王国”の女王・マイアより、各地に出現し破壊を繰り返す「龍」を狩る任務を与えられた。-どうやら久世一心流とクインザリア王国の間には、長年に亘る因縁が存在するらしい。古来久世家に伝わる豪刀『来業伝』を携え、凶悪な龍の討伐に心躍らせる世之介。だが「龍を斬る」という掟の真の意味までは気づいていなかった…。異世界豪剣ファンタジー登場!
平凡な学生だったケータが、異世界ディルスマグナに召喚されて早三年。召喚学院に通う彼には秘密があった。それは、かつて魔王の腹心として名を馳せていたこと!その正体を隠し、強大な魔力を封じて元の世界に戻る方法を探るケータだったが…。ヒトが操る術式は発動せず、討伐すべき魔物はこっそり逃がし、ついた渾名は任務達成率ゼロパーセント。そんな中、優秀な生徒を集めた調査隊のガイドに任命される。行き先は魔王軍の拠点ー元自分の城で!?波乱の異世界転戦記、開幕!
エーデルワイスとキラに連れられミスマルカへと帰還したマヒロが目にしたのは、魔物に蹂躙され変わり果てた祖国の姿だった。全世界規模の災害から民を守るためにキラとの交渉に乗り、管理者として聖魔杯の秘密を語りだすマヒロ。一方パリエルとルナスは、マヒロ救出のためにミスマルカへと駆けていた。はたして聖魔杯は蘇るのか、そして魔物の侵攻を受けた世界の命運はー!?これはただ一匹の、牙よりも、理性を信じた蛇の物語。
軍令本部長執務室ーその部屋の主たる帝国第一皇女シャルロッテは、マヒロを呼び出し帝シュポ片手にこう告げた。「これは、帝都の危機よ!」「…。」「というわけで、お出かけよ!」シャルロッテ姫の帝国を思う気持ちに突き動かされ、帝都の窮地を救うためにマヒロが東西南北に奔走する!?WEB連載時から話題沸騰の「ミスマルカ」シリーズスピンオフ小説が、書き下ろしと幻の短編「天界クロニクル」を加えて書籍化!
ある日の放課後、高校に忘れ物を取りに戻った主人公・類は途中で見殊らぬ少女にキスされる。そして学校の警備室には少女によく似た別人、残念美少女パーシィと、警備員の死体!そして彼女の言うとおり、学校には未来からやってきたスクール水着少女型の異星人が、巨大な銃で武装して人類絶滅を企んでいた!ちょっと抜けてる残念美女とともに、類は地球の未来を守る事ができるのか!?時空跳躍アドベンチャーバトル&ラブコメ開幕!!
軍令本部長であるシャルロッテの命令でゼムン行きの準備を進めていたマヒロ。しかし、帝国のヘリオト家がヴェロニカ商工同盟へ宣戦布告したことで新たな命令が下される。それは、「ヴェロニカ七領を全て陥としてくること」だった!一方同じころリーゼル、シーナ、パリエルの3人はそれぞれの目指すもののためにヴェロニカで集結していた。再び相まみえるかつての旅の仲間たち。命令を遂行するためにマヒロのとった手段とは!?
最後の紋章調査から戻ってきたマヒロにシャルロッテが下した新たな命令は、帝都を騒がせる謎の怪盗を捕まえること。夜な夜な現れては貴族を襲うその人物は、赤い仮面を、いや、赤い仮面しか身に付けていなかったという。そんな、まさか、ヤツが帰ってきたのかっ!?その者、全ての衣を纏わず暗黒の帝都に降り立つべしーすべてのミスマルカファンに贈る、禁断(?)の物語がついに登場。
最後の紋章を手に入れるべく、レンキスの遺跡へと向かったマヒロ。そこは冒険者たちから“帰らず神殿”と呼ばれる場所だった。先に訪れていたユリカと共に、早速遺跡の調査を開始したマヒロだったが、これが一筋縄ではいかず!?一方、ノエバ公の依頼によりパリエルたちも紋章を奪取すべく行動を起こすのだが、そこにはあの風牙衆まで加わっていて!?はたして最後の紋章を手に入れるのは誰なのか!?大人気シリーズ第10弾。
ついにグランマーセナルの帝都・シューペリアに入ったマヒロ。早速第一皇女にして軍令本部長、“白薔薇姫”の異名をとるシャルロッテから、貴族たちの動向を探る指示を受ける。警戒すべきは帝国内でも広大な領地を誇り、国家基盤を揺るがしかねない四大大公。しかし彼らもまた、中原地域の信頼を集めるマヒロに注目し、利用しようと画策を始めていたのだ。人類統一を掲げる巨大帝国が、マヒロの出現によって、密かに軋み出す。
残りわずかとなった聖魔杯の紋章を求め、大陸中に大きな影響力を持つ神殿教団を訪れたマヒロ。しかしそこでは、急進派の枢機卿だったクラウディスが新たな教皇となり、“聖戦”を発動していた!各地に聖騎士が派遣され、動乱の渦に陥る教団領内。一方、追われる身となったマヒロたちは、戦火を避けつつ、すべてのきっかけとなった、教団の最重要人物“預言者”に出会うがー王道“系”ファンタジー、第一部衝撃のクライマックス。
帝国との膠着状態が続くなか、中原諸国は王族の誕生日が集中する“黄金月間”に突入していた。神殿教団枢機会の分裂によって、次の紋章探しが難しくなり、暇をもてあますマヒロは、王の代理として挨拶回りに出発する。諸国の実情を見極め、あわよくば帝国に対するカードにする目論見があったが、中原でも指折りの古狸・ゼムン王によって、逆に厳しい勝負を迫られてしまいー。持てるすべてを賭けた、苛烈でシビれる一夜が幕を開ける。
王の情報を元に、大東京王国に入ったマヒロは、紋章があるという忍者の隠れ里に向かう。ところがその場所は、公然と忍者屋敷が建ち並び、変な着ぐるみが闊歩するテーマパークだったのだ!呆然とするマヒロの前に現れたのは、営業スマイルを浮かべた園長の葉多恵だったー。一方、帝国三番姫のルナスも、三剣と天魔将という強力な戦力を引き連れ、上陸を果たしていた。そして大陸制覇への布石“オーバーコート作戦”がついに発動する。