著者 : とよた瑣織
突如始まった“神からの干渉”。再び黒い勇者に堕とされんとするシオンを救うために、ライナに突きつけられたのは4つの選択。誰かを犠牲にしなければならない選択に、ライナはどんな答えを出すのか!?
クラスメートたちを星霊種から助けた北桜涼真。彼の実力をかいま見たクラスメートたちの涼真を見る目は変わったものの、相変わらずサボり気味の学校生活を送っていた。そんな涼真の前に現れたのは、一つ上の学年に所属する特待生の少女・ほたる。親しげに涼真に接し、さらにほたるのことを「恩人」などと涼真が称するものだから、ロゼ(と彩無)は焦りを覚える。そんなある日涼真たち特待生とロゼは、ほたるの姉がつとめる研究所で新型星撃装備のテストにかり出されることになる。だがそこには恐ろしい策謀がうごめいていてーー!?
アパートの管理人になったつもりが、そこに繋がる異世界まるごとの管理を任されてしまった高校生の少年・幸太郎。忙しい日々を送る彼の元に、新たなトラブルが舞い込んだ。一度危機を救った王女スフレが暮らす『草の国』が、異世界で大きな影響力を持つ『ヤクタ教』の総本山である『山の国』から、圧力をかけられているらしい。教皇を務める少女・シャルフィと会談するため、『山の国』と繋がるアパートの203号室に入る幸太郎。だがその姿を、同級生の少女・長宮小宵に見られてしまいーー!?
星霊種ーー突如として現れ人類に牙をむいた謎の存在。人類はそれらに脅かされながらも、ついに対抗手段を手に入れた。星撃武装を用いて星霊種と闘う存在ーー星撃士。北桜涼真は不本意ながら星撃士訓練校に特待生として通わされていた。 そんな訓練校にある日編入生がやってくる。それも、10代にして最強の星撃士ーー星撃騎士となった少女が。彼女の名前は氷高彩無。涼真のクラスに編入した彩無は、星撃士訓練校の特待生でありながら、不真面目な態度をとる涼真に対し怒りを覚えるが、涼真の秘めた力に気がついてーー?
各部屋が異世界の12の国々に繋がる謎のアパート・あけぼの荘。その大家の仕事は、建物の管理と、住人同士の争いの調停──つまり国家間問題の解決だった。 失敗すれば戦争勃発のこの大任に就いたのは、高校生の少年・久藤幸太郎。ドアを開ければ竜がいたり、異国の姫がお茶しにきたりする不可思議な環境に驚きながらも、彼は切れる頭脳と《ある特技》を駆使し管理業務を遂行する。果たして今回彼が解決する『国同士の問題』とは──? 【電子特別版】として過去「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された「外交者のゲーム」を再録。現代のゲーム機で遊ぶ異世界の人々を描いたコミカルな日常短編!
妹を守るため「悪魔」となったルシルと、そんな兄を心配していたフェリス。二人を長年にわたるわだかまりから解放したライナだったが、その目の前で、フェリスがフロワードの凶行に遭いーー!?
ガスタークの刺客に毒を流し込まれたフェリス。解毒剤が欲しければライナとシオンに手紙を届けろと脅迫されーー!? その頃、ライナは父の仇ルシルを捕縛し、フェリスたちに内緒で父の研究室に連れ込んでいた……。
「俺は、王の器じゃなかった」-と、シオンは言った。レムルスが発動させた結界は、すべての神からの干渉を防ぎ、シオンに眠る『堕ちた黒い勇者』も完全に沈黙していた。玉座を更迭されたシオンは、暗い牢獄の中で、両の腕を鎖で拘束され、3時間後に開かれる審問会の時を待つ。一方、スフェルイエット民国に戻ったライナの元に、旧ゲイルフィックラントに侵攻した『蒼の公主』-ピア・ヴァーリエが殺害されたとの情報が入り!?世界を取り戻すために、人の世をもう一度始めようとする、ファンタジー・イノヴェーション。
ライナが死の淵で見せられた奇妙な世界。それはいったい何を意味するのか? ただひとつわかったことは、このローランドという国が破滅に向かっていること。そして、シオンに変化が起き始めているということだった。
魔眼の持ち主であるティーアとともに、フェリスたちの前から去っていったライナ。彼らが向かったのは、魔眼の者達が暮らす集落であった。一方ライナを追ってフェリスは旅に出るのだがーー。待望の長編第八弾!