著者 : ぶーた
ウソだけが特技の俺、城原千太郎は後輩・霧乃雫の手で役者に! 夏休みに、海辺の町へ撮影合宿に行く俺たち。今回の作品は観光協会に頼まれた地域PR映画。初めての案件に気合も入り順調だった撮影だが、主役の桜がラストシーンで失敗を犯してしまう。完璧主義な桜の、役者として致命的な欠点。それは──「ワタシ、まったく泣けないの」 これを発端に有名女優の母とも衝突し、桜は役者を辞めて霧乃のチームを去った。でも、このままじゃ夏は終われない。「綺麗なバッドエンドと、ぐちゃぐちゃなハッピーエンド。先輩はどっちが好きですか?」なんて、そんなの決まってるんだ。桜の気持ちを取り戻すために、俺は──!?
俺、城原千太郎はウソつきだ。 空っぽな自分は表に出さず、他人の仮面を被って毎日をやり過ごす。 だがそんな高校生活はある日、小悪魔かわいい後輩女子・霧乃雫に打ち砕かれた。 『映画監督』の霧乃は「ウソつきは、役者のはじまりです!」と俺を自主制作映画に引きずり込む。 しかも期待でキラキラした顔で撮りたがるのは、俺が演じる「最高にイケてる役」!? 加えて学級の人気者だが本性はサバサバ系女優の桜に、体育会系のボス・石田もチームに入り撮影はスタート。 しかし、とあるトラブルから映画作りは難航してしまう。 その裏には霧乃の隠し持った想いが──? ウソだらけで、間違って。でも、この青春はきっと止まらない。
両想いを確認し合った後藤と吉田。2人の前に大学生になった沙優が現れた。 ようやく結ばれる寸前の後藤への想いが日増しに強くなるのと同時に、吉田は以前より大人びた沙優にどこか欠けたピースが埋まるような安心感もおぼえてしまって……。 そんなタイミングで後藤が仙台支部へと転勤することに。 「私はすべての選択肢の中から、私を選んでほしいだけ」 「吉田君は……誰と一緒に、変わっていきたい?」 何年も片想いし続けた憧れの上司と、家族のように慈しんだ大切な女の子。 2人の想いと自分の気持ちに向き合った吉田が選ぶ運命の行先はーー。
受験勉強に疲れていた俺は、古風な宿・猫鳴館がある宿場町に迷い込んでしまった。 宿で働くのは猫耳を生やした少女たち、 その中のお姉さん猫娘・シャム猫さんから声をかけられ… 「疲れているなら、猫鳴館で休んでいかない?」 彼女からマッサージを受けたり、寝かしつけて貰ったり、一緒に足湯に浸かったりして疲労も癒えていく。 更に人との交流を避けてきた俺に対して 「私は、君から離れたりなんかしないよ」 彼女の寄り添いで、孤独だった心も少しずつ変わっていき!? 人気ASMR「ねこぐらし。」シリーズが待望の書籍化、 シャム猫のおもてなしにきっと癒やされるイチャ甘ラブコメ!
吉田の長年の片想いの相手・後藤愛依梨の好きな人は吉田である。お互いに好意を自覚しながらも、吉田の家に居候していた女子高生・沙優が北海道に帰って半年。2人はまだ関係を進められずにいた。一度吉田の想いを拒絶した後藤が「恋人」という関係に踏み出すために必要なのは、今度は後藤から「好きだ」と告白することだけ。なのに、いつまでも臆病なままの彼女に焦れた神田に促され、後藤は吉田を京都旅行に誘うことになってー。温泉の湯上り、同じ部屋、そして…好き同士。「吉田君がしたいなら…いいよ?」後藤愛依梨と吉田、2人の想いが実る、シリーズ外伝第2弾。
三島柚葉はずっと、片思いをしている。片思いの相手である吉田の家に同居していた女子高生は、少し前に北海道へ帰った。しかしいつまで経っても心ここに在らずの吉田に呆れた三島は、残業上がりに強引にレイトショーへと連れ出した。映画に感情移入して涙を流す三島に、吉田は「お前みたいにはできないな」と他人事のように呟く。人の心にズカズカ入り込んでくるくせに、いつまでも無関係な脇役のつもりでいる、ずるい人。その鈍感さに焦れた三島は不意に彼の唇を奪って…。「どうしてこんな人、好きになっちゃったんだろ…」三島柚葉の恋の終わりを描く、外伝。
半年以上一緒に暮らしたアパートを後にして、吉田と沙優は共に北海道へ向かう。「家に帰る」という目標の達成は、同時に少しだけ先延ばしにした2人の別れがやってくるということ。その前に、沙優は「高校に寄ってほしい」と呟いた。彼女が普通の女子高生ではいられなくなった、きっかけとなる事件の現場。家出して遠く離れた場所に逃げてまで、目を背けてきたことにようやく立ち向かおうとしている。沙優の背中を後押しするため、吉田は夜の学校の階段を上って…。「私、お髭のサラリーマンの吉田さんに出会えて良かった」サラリーマンと家出女子高生の同居ラブコメディ、堂々の完結!
「沙優ってやっぱり料理上手いよな」「あ、そ…そう?」目玉焼きの食べ方から、相手の知らなかった一面を垣間見る、吉田と沙優。「今日の私の服装…どうですか」好きな人と見に行く映画に、洋服にも気合が入る三島。「大人の休みって…暇ね…」久々に体調を崩した後藤のちょっと甘えたがりな一面。「早く大人になりたいな」休日の公園でブランコに揺られて呟くあさみ。「うん、行こう!遊園地!」いきなり吉田を誘って遊園地デートに繰り出す神田のほろ苦い恋の話。家出JK・沙優とサラリーマン・吉田とのほんわか2人暮らしと、彼らを取り巻く「彼女たち」それぞれの日常の1ページ。
家出JK・沙優とサラリーマンの吉田、2人の同居生活は沙優の兄・一颯が訪ねてきたことで突然終わりを迎えることに。家に連れ戻されるまでに与えられた猶予は、たった1週間。 吉田が自分にそうしてくれたように、自分自身としっかり向き合いたい。 タイムリミットを前にして、沙優はゆっくりと口を開いた。 「聞いてほしい。私の……今までのこと」 学校のこと、友達のこと、家族のこと。沙優が何故家出をして、こんな遠く離れた街までやってきたのか。そして吉田と暮らした日々で、彼女が得たものとはーー。 サラリーマンと女子高生の同居ラブコメディ、急展開の第4巻。
2人でいることがすっかり当たり前になってきた、家出JK・沙優とサラリーマンの吉田。自分とまっすぐ向き合ってくれる吉田と同居するうちに、沙優は自分の将来を見つめ、実家へ帰る覚悟を決めつつあった。そんなとき、吉田と同じ会社に、高校時代の彼女・神田先輩が異動してくる。吉田がかつて付き合っていたひと。予想もしなかった存在に、沙優の心はかき乱される。「私のことは、どう思ってる?」「吉田さんにとって、私って、何?」さらには戸惑う沙優のバイト先へ見慣れない高級車が現れてーーサラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ、波乱の第3巻。
「“スバル”はここに、約束しようー」カインを打倒し、七つ目の星を取り戻したスバル。旭姫を救いだすため、ついにグノーシスの本拠“狭間”に突入する。立ちはだかるは、心奏の怪物、ナハシュ。そして、グノーシスの首魁、セト。いまだ底を見せぬセトのセンスと、七星剣の封印の力が真っ向から衝突する。そんな死闘のさなか、旭姫が目を覚まし…?過去と未来、ゲームとリアル。すべてが交わる終着点で、彼らが選んだ“答え”とはー。煌めく星々の約束の物語、ここに堂々の完結!!
大学生活も終わりの足音が近づいてきた春の日に、僕は見知らぬ少年に声をかけた。その横顔はやけに真剣で、切実で、かつての自分に重なった気がした。こんな風に新たな出会いを紡ぎ、僕は明日を歩いていく。いつか失った“願い”を手に、幸のように笑う“誰か”のもとへ。再び辿りつくことを祈りながら。電撃文庫MAGAZINEに掲載され、好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『Contact.214+1 僕たちの辿りついた場所』を収録した待望の続刊が登場!
クラスごと異世界に召喚された“ぼっち”の高校生・遥。オムイの街でクラスメイトと再会を果たすも蔑ろにされたと感じた遥は、好感度を上げるアイテムがあるという迷宮へ向かう。そして心配するクラスメイトの制止を聞かずに探索を進めた結果ー遥は罠に掛かり、前人未踏の迷宮最下層へ落下してしまい!?一刻も早く遥を救出しようとチート能力で迷宮を駆け抜けるクラスメイトたち。一方の遙は迷宮最下層に眠る伝説の存在・迷宮皇と対峙していた。隔絶したステータスと最強クラスのスキルを持つ迷宮皇を前に遥はなす術なく敗北するーと思いきや、奇策を講じて!?最強ぼっちの異世界攻略譚、第2巻!
人が生まれつき持つ潜在能力ーセンス。その覚醒によって、人は“まるでゲームのような”超常現象をその身で起こせるようになった。センスの有無、力の強弱によって、明確に人が区分されるようになった世界で。“センスレス”と診断された少女エリシアは、親と引き離され、隔離施設に連れて行かれる。区分最下層、日の光も届かぬフェーズ4の実験場。そこでエリシアは、人類の未来をも変える、運命の出会いを果たすことになるー。過去と未来をつなぐ、スバルの始まりの物語がここに。
ヤケ酒の帰り道に、家出JK・沙優を拾ったサラリーマンの吉田。そのまま始まった微妙な距離感の同居生活にも慣れてきた頃、沙優から”お願い”を切り出される。「バイトをさせてください」「いいぞ」「いいぞって! ……え、いいの?」 遠慮ばかりだった沙優が「自分のやりたいこと」を教えてくれた。それだけのことがなんだか嬉しい吉田。そんななか、元片想い相手である後藤さんに、なぜか2人きりの夕食に誘われてーー「吉田君のお家に行きたいって言ってるんだけど」サラリーマンと女子高生の日常ラブコメディ第2巻。
「ねえ、由くん。わたしはあなたがー」初めて聞いたその声に足を止める。学校からの帰り道。中学のグラウンドや、駅前の本屋。それから白い猫が眠る空き地の中で、なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希は、いつもそんな風に声をかけてきた。笑って、泣いて、怒って、手を繋いで。僕たちは何度も、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。だから、僕は何も知らなかったんだ。由希が浮かべた笑顔の価値も、零した涙の意味も。たくさんの「初めまして」に込められた、たった一つの想いすら。これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会いと別れの物語。
5年片想いした相手にバッサリ振られたサラリーマンの吉田。ヤケ酒の帰り道、路上に蹲る女子高生を見つけてーー「ヤらせてあげるから泊めて」「そういうことを冗談でも言うんじゃねえ」「じゃあ、タダで泊めて」なし崩し的に始まった、少女・沙優との同居生活。『おはよう』『味噌汁美味しい?』『遅ぉいぃぃぃぃぃ』『元気出た?』『一緒に寝よ』『……早く帰って来て』家出JKと26歳サラリーマン。微妙な距離の二人が紡ぐ、日常ラブコメディ。
高校生活を“ぼっち”で過ごす遥は、ある日突然クラスメイトとともに異世界へ召喚される。気づけば神様の前にいた遥は、チート能力が並ぶスキルリストから異世界で生きるために好きなスキルを選べることになったーと思いきや、スキル選びは早い者勝ち。チートスキルはクラスメイトに取り尽くされていて!?売れ残りの微妙なスキルしか得られなかった遥は、『ぼっち』というスキルの効果でパーティーが組めず、異世界でも孤独に冒険する。そんなときクラスメイトの危機を知った遥は彼らを救うと密かに決意し、チートに頼らず、チートを超える異端の最強への道を歩み出すー。最強ぼっちの異世界攻略譚、開幕!
旭姫を奪われ、失意の底にしずむ陽翔たち。バラバラになりかけた“スバル”をつないだのは、意外な人物の言葉だった。そして語られるエリシアの来歴と、最後の封印石が残されているという事実。まだ、終わってはいない。かすかな希望を胸に、“スバル”はついに立ち上がる。そんな陽翔たちを見つめるエリシアは、どこか寂しそうで…?一方、同じく封印石の存在に気付いた“グノーシス”は最強の追っ手を差し向ける。幼なじみたちの未来を懸けた戦いは、いよいよ最終局面へ!革新的青春オンライン、叛逆怒涛の第6弾!!