著者 : エナミカツミ
祖国の滅亡をきっかけに、最高位の軍人かつ王子となり、王女2人が突如として「妹」となるなどルース王国再興のすべてをその身に託されたマクアディ。敵軍にはその死を偽装しながら次なる反撃の糸口を探す若き戦争の天才は、かつての学友であるリアン国のエメラルド姫らの協力を秘密裏に取り付け、補給物資の調達に乗り出す。その結果、補給部隊の度重なる敗北の報を受けたニクニッス国の王女シーナは、有り余る魔力の矛先を「謎の敵」に向けることに。強大な魔力を持つ者同士の運命の激突の時が、刻一刻と迫ろうとしていたー!
魔法戦争にて、14歳ながらルース王国史上最高の戦果と功績を挙げた魔術指揮官マクアディ。だが、若き「戦争の天才」の連戦連勝をもってしても王国全体の敗北は止めようがなく、祖国は滅亡寸前に追い込まれていた。自らが率いる隊と共に華々しく命を散らし「悲劇の英雄」として歴史の教科書に載る覚悟を決めたマクアディ。けれど、そんな彼の下に駆け付けた満身創痍の軍務卿から王女二人を託されたことでその運命は一変。敵軍に完全包囲された戦場に遺された仲間と共に、生存と祖国存亡を懸けた不可能と思われる大脱出に挑むことになる。最弱の国に生まれた最強の天才が歴史に刻む、途方もない奇跡の物語、開幕ー!
テレビアニメ第2期が大好評放送中(2021年10月現在)。オムニバス形式のエピソード集としてお届けする待望の第6巻。猫の絵が描かれた樫の木の扉を開けて「いらっしゃいませ」の声に導かれて歩を進めると、窓もないのに不思議と明るい部屋の中。古いながらも清潔で心地よい内装。出されたメニューに書かれた料理名は日本人なら誰もが知っている料理。しかし「あちらの世界の人たち」にとっては見たことも聞いたこともない料理ばかり。「こちらでは普通なんですが…」と言って店主が作る料理に「あちらの世界の人たち」は魅了される。生まれも、育ちも、種族もばらばらな客たちは、週に一度、土曜日だけ開店するその店をこう呼ぶー「異世界食堂」。さぁ、今週のお客様の注文は?
「あなたを助けられてよかった。だって、だってわたし…」帝国の侵略で滅亡寸前の小国クーファ。若き騎士ラシードは、王国が滅亡する度に時間が遡る不思議な体験を繰り返していた。名門の出自ながら、“臆病者のラシード”と呼ばれていた彼は、幾多の戦乱を経験する内に最強の力を得、クーファ救国の道筋を探っていた。遡る度に共に戦い、彼を信頼する幼馴染の女騎士パルミラにいつしか心惹かれるが、彼女は最後に必ずラシードを庇って死んでしまう。パルミラを守るためラシードは恋心を封じようとするが…!?孤独な黒騎士と彼を救うべく剣を振るう女騎士の胸焦がすファンタジー戦記、堂々開幕!
オフィス街に程近い商店街の一角、古い雑居ビルの地下一階にある『洋食のねこや』。平日はサラリーマンが多く通うありふれた洋食屋は、一週間に一度、土曜日にだけ「特別」なお店になる。先代の頃より三十年間「向こう」の客を絶品料理でもてなしていた『異世界食堂』は、『異世界料理のねこや』として新装開店する。それは、店の主が変わった一つの区切りの証。けれど、新たな看板を掲げて名前が変わっても、小さな食堂の営みは変わらない。ちょっと変わった給仕とともに、訪れた人々に美味しい料理をふるまい続ける。チリンチリンーー。そうして今日もまた、土曜日に鐘が鳴る。
宇宙歴539年。深宇宙探査の任を受けた銀河連邦探査戦闘艦“GFSS-3214F”は、突然の船籍不明艦からの攻撃により、航行不能に陥る。ワープにより脱出を試みた艦は、地球から7万光年離れた未知の惑星に不時着。艦長と感情表現豊かなAI「コロ」は、謎の召喚術を駆使する女性「イヴリーシュ」と出会う。未開惑星を脅かす獣「バーベット」、謎に包まれた「CS計画」、そして、人々を蝕む死の病「灼死病」の正体とは。SQUARE ENIXのスマートフォン用ゲーム『スターオーシャン:アナムネシス』のゲームシナリオを和ヶ原聡司が再構築。『スターオーシャン』シリーズの英雄たちと共に紡ぐ、壮大な星の海を巡る物語が開幕!
超絶ネガティブ、だけど心の中は元気いっぱいな女子高生の瀬宮憂海と、ひょんなことから秘密を共有することになった老教師の豊橋厳蔵。二人の昼食時の話題はいつも学校で起こる小さな謎!すべてを見透かしたような態度のジジイに対して、憂海は自分なりの推理を披露するのだが!?果たして彼女は学校一美人の先輩が抱える悩みや部室密室事件の謎を解決することができるのか!!ジジイとJKの甘くも酸っぱくもない青春謎解き相談はじまります!
これは石川布団という作家と、人語を解す「先生」と呼ばれる不思議な猫とがつむぎ合う苦悩と歓喜の日々。企画のボツ、原稿へのダメ出し、打ち切り、他社への持ち込みetc…。布団はさまざまな挫折と障害に直面しながら、それでも小説を書き続ける。ときに読者に励まされ、ときに仲間に叱咤され、素直に、愚直に、丁寧に、ときにくじけて「先生」に優しく厳しく叱咤激励されながらー。売れないライトノベル作家と「先生」とが紡ぎ合う、己が望む「何か」にまだ辿り着かぬ人たちへのエール。優しく、そして暖かな執筆譚。
エニスを攫い、船倉に隔離するルノラータ・ファミリーの雇われディーラー、メルヴィ。メルヴィに怒りを露わにし、本気の勝負に挑むフィーロ。フィーロを憂いつつも敵を見定めるガンドール三兄弟。ガンドールに協力しながら揉め事を待つラッド。ラッドと死闘を繰り広げた因縁を持つシャーネ。シャーネに襲撃され逃げ回るネイダー。そして、ネイダーが世話になった医者の許に現れた巨大な熊とアイザック&ミリア。かくして、それぞれの思惑をよそに運命の渦は荒れ狂う。全ての関係者が集結し、フライング・プッシーフット事件の再来と思われる『馬鹿騒ぎ』が始まるー。そしてヒューイは何かを目論み、静かに街を眺めていた。
豊穣をもたらす蒼の月、厄災の元凶たる朱の月ー二つの月からの加護と呪詛が降り注ぐ地上において、人々は終わりなき“蝕”との戦いにさらされていた。街へ迫りつつある蝕の大軍への対応に、頭を悩ませる青年軍師ゼニス。そんな彼の元に、交易商人のアキナがある有益な情報をもたらすが…。蝕の大軍と変異種“牛頭の狂戦士”の脅威に、軍師ゼニスと“緋色の三姉妹”はいかにして立ち向かうのか!?SEGA発オンラインRPG『ワールドエンドエクリプス』の世界を渡瀬草一郎が描く!エナミカツミ描き下ろしイラストを使用した限定SSRアイギス「メアリーローズ」の特典シリアルコード付き!!
南の島・盤上島で秘密裏に繰り広げられていた代理戦争。将の提案した「代案」が審議される間、戦争は一時休戦となった。もとの、にぎやかな日常ー4人の美女たちとの生活にもすっかりなれた将だったが、思わぬところで「新たな美少女」と、遭遇してしまう。彼女はどうやら将のことをず〜っと見ていたらしく、見られたくないようなあんなことやこんなことまでー!赤面しまくる将をよそに、揺れ動く美少女たちの乙女心!家族問題に、温泉旅行!!そして戦争再開の知らせ。高まる緊張の中、楽園戦争は参加者たちのボルテージも最高潮で、まさかの終結をむかえるー!!
突然始まった南の島・盤上島でのサバイバル生活にも慣れた頃。駆駒将はある決断を迫られてしまう。そして地球の(むしろ宇宙の)命運をかけた戦いに身を投じることとなってしまったー!が、そんな物騒な雰囲気は微塵もなく、周りの美少女たちはいつもと変わらぬ笑顔を見せてくれる。一緒に学校へ行ったり、勉強したり、遊びに行ったり…変わらぬ楽しい生活が続いていた(もちろん日々の訓練も欠かさずに)。そんな中、将は徐々に彼女たちそれぞれの事情を知り、彼女たちや戦いへの見方や考え方が変わり始めていた。美しい南の島でおりなされる、日常と非日常。そして地球と宇宙、壮大なスケールの戦いの狭間で、将が見るものとはー。
『まあ、せいぜい楽しもうじゃないか。場合によっては、人生最後のゲームになるかもしれない。もう君らは自分の命をチップに変えているのかもしれないぞ』 いよいよ始まるカジノパーティー。ラーズランスと呼ばれる新しいホテルに、引き寄せられるかのように集結していくフライング・プッシーフット号やミストウォールの関係者たち。それは果たして裏に隠された誰かの思惑なのか、それとも運命なのか──。 一方、メルヴィと名乗るルノラータ・ファミリーのディーラーに襲撃されたマルティージョ・ファミリーの面々。混乱の中、フィーロは怒りと覚悟をもってカジノに乗り込んでいくのだが……。 そして、ギャンブルが始まる──。
その場のノリとテンションで南の島・盤上島への移住を決断してしまった両親。そのおかげで、駆駒将は島でのサバイバル生活を余儀なくされる。不慣れな生活に不安を覚えるも、現地で知り合った異国風の美少女4人(しかも、なぜか将に興味津々!)の手助けもあり、テントを張り、海や山で食べ物を取り、火を起こし…何とか生活の拠点を築くことが出来た。女友達のいなかった将は、彼女たちとのふれ合いに戸惑いつつも、島での生活を始める。雲一つない真っ青な空、緑豊かな森、透き通るようなエメラルドブルーの海は、まさに楽園。そこにあったのは4人の美少女たちとのニューライフ!しかし島には謎&陰で蠢く策略があった!?-。
最悪の事件を巻き込みNYへと走り続けるフライング・プッシーフット号。その裏で、もう一つの知られざる馬鹿騒ぎが起きていたー。明け方、列車が鉄橋を渡る時を狙い、川近くの森の中で様々な思惑を抱えた列車を待つ面々が潜んでいた。車内からの連絡を待つ『幽霊』やジャグジーたちの荷物を拾おうとする仲間達、新たに列車強盗を目論む女盗賊団や初めての家出を決行した少年…。彼らは一見無関係のようでいて、森と列車に誘われていくように、一つの大騒乱へと結びついていく。そして、列車が鉄橋を渡る時ー。
ヒューイ・ラフォレットの脱獄で混乱するNY。その中心はフライング・プッシーフット号関係者たちが集うフィーロのカジノだった。だがそこに現れた異質な人物により、事態は大きく動いていく。メルヴィと名乗るルノラータ・ファミリーから来た人物に、マイザーだけでなく、過去の記憶を持つフィーロも不信感を抱かずにはいられずー。一方、錬金術師たちもそれぞれの思惑で動き始める。NYに集まりつつある彼らの目的は何なのか。さらに、街を彷徨う詐欺師が出会うのは一体誰なのか。全ての鍵を握るのは、『葡萄酒』という殺し屋の動向だった。果たしてこの切り札を手にするのは誰なのかー。
あらゆる“遺産”と共鳴する肉体に、“聖杯”と合一化する魂を持つ少女、強羅瑠璃。聖杯の秘密に迫るため、ナイトフォールは瑠璃の出自を探ることとなる。“遺産”の声に導かれ、調査を進めるうちにたどり着いた聖杯城で、ナイトフォールを待ち受けていたのは簒奪者の名を冠す宿敵、スナッチャーだったー。リプレイ・ナイツ最大の秘密である瑠璃の真実が、古城の戦いで明らかとなる。
ヒューイ・ラフォレットが脱獄し、NYに混乱が訪れる。ヴィクターを筆頭とする捜査局はヒューイの消息をさぐりつつも、NYにはびこる不死者絡みの集団の捜査を始めていた。 だが、その裏で起きている事件は予想をも裏切っていく。 発端はラッド・ルッソの刑務所からの出所だった。迎えのグラハム、ルーアとともにとある男を引き連れ、挨拶がてらフィーロのカジノへ向かう面々。 一方、ジャグジーといったフライング・プッシーフット号や他の事件の関係者たちも、様々な理由で同じカジノへと集っていく。まるで誰かに導かれるかのように……。 その馬鹿騒ぎ(バッカーノ)の中心になる男とは──。 1930年代最後の馬鹿騒ぎ、開幕──!!
UGN中枢評議員であるアッシュ・レドリックが、金獅子騎士団に捕らえられた。瑠璃率いるナイトフォールは、彼を救出するため本来は敵でありながらも利害の一致した東雲と共闘し、騎士団の本拠地である海底要塞スリュムヘイムを急襲する。しかし、瑠璃たちの前に立ちはだかるのは、騎士団に操られた旧ナイトフォールメンバーたち!降り注ぐ彼らの凶弾が、動揺する瑠璃たちを容赦なく襲う!果たして瑠璃は、己の過去を乗り越えることができるのか!