著者 : カルロ・ゼン
''戦友,,の最小限度の犠牲を経て、ヒルトリア共産党を手中に収めたダーヴィドとトルバカイン。国政の抜本的改革を断行し、順調な漕ぎ出しを始めたかに見えた新政権だが、二人を待ち受けていたのはあまりにも残酷な''真実,,だったーー。 未来に待ち受ける内戦(悲劇)を回避し、ヒルトリア(約束の国)を救うことができるのかーー。 カルロ・ゼンが贈る''共産主義英雄譚,,完結。
UE暦72年ーー西暦2021年に襲来した真竜との戦いにかろうじて勝利した人類は、70余年の月日を経て、不十分ながらも復興への歩みを進めていた。 マモノ討伐の最前線である国際自衛軍(ISDF)極東艦隊に所属するルシェ族の伊倉由真一尉は、艦隊提督ヨリトモから、``生きた対竜兵器,,ユウマの「教育係」に任命される。指導と訓練を重ね、絆を深めていくユマとユウマだったが、二人のもとへ、「真竜・フォーマルハウトの復活」が報告される……。 作戦目的:真竜・フォーマルハウトの再討伐。 カルロ・ゼンが紡ぎ、三輪士郎が彩る『セブンスドラゴンIII code:VFD』の前日譚!!
伏魔殿と化したヒルトリア共産党で`` ボルニアの腕切り人,,と呼ばれ、汚職官吏(ノーメンクラトゥーラ)の大掃除に辣腕を振るうダーヴィド。トルバカインと共に``制御可能な革命,,の準備を着々と進めていたダードだったが、ソコルジー少将の暗殺を引き金に、政局は混迷を極めていく……。 クーデターを発動し、ヒルトリア(約束の国)を掌握するのは連邦軍か、民族主義者か、超連邦主義者か、それともーー。 カルロ・ゼンが贈る``共産主義英雄譚,, 激動の第3巻ーー。
スロニアTO叛乱の芽を撃滅した功績が認められ、連邦軍中尉任官及び共産党書記局付という異例の昇進を果たしたダーヴィドら五人は、ボルニア共和国首都ヴルフ・ボスナに赴任する。ヒルトリアの“末期的現状”を唯一正確に見抜くトルバカインと未来を知るイレギュラーであるダーヴィドは“制御可能な革命”を果たす為、約束の国に巣食う“癌”を手段を選ばず一掃していく……。 カルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚” 粛清の第2巻ーー。
ヒルトリア社会主義連邦共和国──党と国家機構が融合し、“兄弟愛と統一”のスローガンの下、五民族・五共和国が薄氷の上に共存共栄する共産主義国家に時を越えて舞い戻ったダーヴィド・エルンネスト。過去か未来か、“共産主義”か“民族自決”かの二者択一の正解を求め、ダーヴィドは仲間と共に、ヒルトリア連邦人民軍で栄達を重ねていく……。 『幼女戦記』のカルロ・ゼンが贈る“共産主義英雄譚”開幕──。