著者 : 巻羊
「先輩はいつも先輩ですね」 サンタとの出会いをきっかけに再び短歌の道を歩むと決めたスクイ。 復帰のため歌集の発売とともにサイン会に臨むことにした彼女だったが、 会場で突然現れた元クラスメイトの白鳥求歌が立ちふさがる。 「久しぶりだね、スクイ」 彼女はなぜかスクイに対し敵意を持っていた。さらにはサンタも巻き込んでスクイに決闘を申し込み師弟対決を行うことに。 「わかってます。先輩にもモトカにも絶対負けないと言っているのです」 過去のスクイを知るモトカの本音とスクイとサンタの恋の行方はーー。 これは恋する少女に再び想いを伝える恋物語。
高校生の大谷三球は新しい趣味を探しに訪れた図書館で、 ひときわ目立つ服装をした女の子、涼風救と出会う。 三球は救が短歌が得意だということを知り弟子として詩を教えてもらうことに。 「三十一文字だけあればいいか?」 「許します。ただし十万文字分の想いがそこに込められてるなら」 日々成長し隠された想いを吐露する三球に救は好意を抱きはじめ、 三球の詩に応えるかのように短歌に想いを込め距離を縮めていく。 「スクイは照れ屋さんな先輩もちゃんと受け止めますから」 三十一文字をきっかけに紡がれる、恋に憧れる少女との甘い青春を綴った恋物語。
すっかり雪に覆われた世界。人類の命運を握っているのは、なんとシムと呼ばれるケモ耳の妖精さんなのです!私は彼らを増やす研究チームの一員に選ばれ、故郷・ナハトの村でフィールドワークを行うことになったのですが…。おやつ作戦に、牧場化計画、はては秘密基地づくりまで。自由気ままなシムや個性的なチームメンバーに振り回され研究は困難の連続です。「おやつをくれー」「疲れたぞー」ああもう…!こんなことで春をとりもどすプロジェクトは、無事成功するのでしょうかー?
生前、職を転々としていたおっさんが異世界に転生した結果「ジョブは1人に1つ・変えられない」という大原則を覆し、あらゆるスキルが手に入る「ジョブホッパー」になっていた!?“武器強化を取得しました”“雷属性付与を取得しました”「5歳で雷属性付与が出来たなんて…天才!?」剣士も!技師も!召喚師も!職種の垣根を超えてスキル取り放題!英雄の父(現役バリバリ)から剣を学び、料理下手な母に代わり料理を身に付け、幼なじみたちと思いっきり遊びながら、異世界でもジョブホッパーは瞬く間にスキルを獲得する。楽しく、遊んで、強くなる!異世界転生ライフ、開幕!
「…このままだと、リミットは今月末だ」24歳のITベンチャー経営者林田泰典は破滅の淵にいた。会社の資金は底をつき、月末の倒産は避けられそうもない。そんな彼のもとを、ひとりの少女が訪ねる。「2000万円なら、すぐにご用意できます」不意に現れた少女投資家の登場によって息を吹き返したフェーズアップ社だったが、そこへ、ネット炎上・敵対的買収・提携先のお家騒動と次々に困難が襲いかかる。果たして彼らはこの小さな投資家の期待に応え、見事再建を果たすことができるのか…!?ビジネス小説の旗手が描く、本格創業エンタテインメント開幕!