著者 : 桜井光
旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。地上最後の楽園と呼ばれるこの街にそびえる、総合ショッピング施設『ゾス・モール』にデートへと出かけたユノとソーマ。ククリも勿論ついてきてー。だが、彼らは突如として封鎖されたモール内に閉じ込められてしまう。出現する、新たなホラー。ユノとソーマは互いに「自分の正体」がばれないように、ホラーを止めるべく奔走する。なぜホラーは人を襲うのか。ホラーとは何か…。企業複合体の更なる暗部がついに動きだすー!サイバーアクションシリーズ第三弾!!
異形に歪んだ超大な“大機関時計”が墓標のようにこの星の全土に突き立ったその日、世界は終わった。機械死人が呻きを上げ、生き残った僅かな命を貪り尽くして静かになった世界に残された最後の“人”、青年・キリエと少女・ジュヌヴィエーヴ。ふたり寄り添いながら、すれ違いながら、死んでしまった世界の果てで最後の場所を求め、旅を続けるー「スチームパンクシリーズ」の桜井光が綴る“美しい終末世界”
この街では人の死ですらデジタルだ。 旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。 その地下層には、魑魅魍魎が跋扈する。 電脳、機械義肢の違法技術によって生み出される怪人達。そして、ホラーと呼ばれる怪物群。この街で、人の死は珍しくない。毎日誰かが、誰にも知られずに死んでいく・・・・・・。 ルルイエを襲う連続怪死事件。人間が一片の欠損なく殺される。 ーーそれは、あたかも魂を抜きとられるが如く。 私生活の悩みを抱え、自暴自棄のユーノ・柏木は、立入禁止区域である地下層へと向かっていた。 現実離れした社会の暗闇で、地下層に巣食う怪人達と接するユノ。 事件を知ったユノは、軽口ばかりの「S」、何を考えているのか分からない実践的錬金術教団のダキニ&カーリー、不愉快なメンバーと共に、事件の真相に肉薄していく。 その裏で暗躍する、仮面の男《銀の腕》の存在に気づかぬまま……。 そして魔都ルルイエの地獄の蓋は開かれた。 電子と鮮血の満ちる暗闇で、少女は走馬燈を見る。 サイバーアクションシリーズ第二弾。堂々開幕!!
サイバーパンクアクション始動!! 西暦20XX年。旧東京湾上に建設された次世代型積層都市トーキョー・ルルイエ。 この都市には【恐怖(ホラー)】と呼ばれる都市伝説が存在する。それは電脳ネット上、どこのデータベースにも存在しない、人喰いの化け物どもだ。 『ルルイエにおける事故死者と行方不明者の約60%がこの怪物の手によるものだ』 そう、噂されている。けれども。所詮はただの噂だ。 しかし、小城ソーマはこの噂を信じている。事実、ホラーを目にしているから。 彼は、ホラーを殺して都市の路地裏を駆け抜ける。 ただ独りで、小城ソーマは、ホラーを狩る。 彼はある晩、ひとりの少女と遭遇する。少女は何かを呟いた後、倒れてしまう。 ソーマは少女をなじみの闇医者へと連れていく。 面倒にはならない。ささいなことだ……。 ──けれども、ささいなことでは、なかった。 ライアーソフト「スチームパンクシリーズ」や『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』を手がける桜井光が紡ぎ出す、サイバーパンクアクション!! イラストは『東京レイヴンズ』『死神と少女』等で活躍中のすみ兵!