著者 : 睦月ムンク
生まれつき体に鱗を持つ令嬢・シンシアは、世間から隠されるように育てられ、肉親にさえ蔑まれる日々を送っていた。そんな中、シンシアはとある夜会で顔に傷を負った仮面の青年・チェスターと出会う。人混みを避けるようにして出会った二人だが、実はチェスターは戦で功績を挙げ、体を負傷しながらも生還したこの国の第一王子だった。その夜会から数日後。シンシアは登城の命を受け、チェスターより侍女として働いてほしいと誘いを受ける。初めは鱗を隠しながらチェスターに仕えるシンシアだったが、お互いの心は徐々に近付いていきーー
遥かなる草原と精霊の祝福が、 新婚夫婦に幸せを運ぶ──。 江本マシメサが贈る 遊牧×グルメ 異国恋愛ファンタジー 堂々の完結! 調停者の一族の青年・リュザールと、不遇な羊飼いの少女アユ。 草原で出会いを果たした二人はそのまま結婚することになり、思いがけない新婚生活が始まった。 働き者のアユは、ユルドゥスの温かい人々との遊牧暮らしのなかで生きる希望を取り戻し、リュザールとの絆も深まっていく。 初夏のある日、二人は小さな隊商と行動を共にしていたところ、侵略者一族の襲撃に遭う。リュザールは自らの血によって精霊の力を揮い侵略者を撃退するものの、その代償は大きく、倒れ伏してしまい……。
江本マシメサ 異国恋愛物語・最新作! “調停者”の青年と羊飼いの少女。新婚夫婦が紡ぐ、甘くて優しい遊牧ファンタジー。 風の精霊の加護を受ける“調停者”一族「ユルドゥス」の青年・リュザールは、都からの帰路、羊飼いの少女・アユと出会う。 ワケありな彼女を見かね、一族の遊牧地に連れ帰ると、なんとそのまま二人は結婚することとなり、思いがけない新婚生活がスタート。 乳製品を作り、絨毯を織り、料理に洗濯……大忙しでも賑やかな遊牧生活。 故郷では虐げられ生きてきたアユは、ユルドゥスの文化に戸惑いながらも、リュザールとの暮らしのなかで、次第に生きる希望を見出していく光を取り戻していく──。
不知火疾風、十五歳。ごく普通の中学生だと思っていたのに、ある日いきなり死亡。目覚めたらそこは地獄だったーっておいおい、そんなのアリか!?再会を喜ぶ相棒“牛頭の黒星”によれば、疾風はかつて仕事中に死んだ“馬頭の疾風”で、ふたりは境界を守る門神としてコンビを組んでいたらしい。が、納得いかない疾風は職場の頂点・閻魔王に会いに行くことに…。果たして前代未聞の異世界転生の結末は!?
久保竣皇を名乗る作家を探る榎木津はその男の記憶を視て驚愕する。それは武蔵野連続バラバラ殺人の犯人・久保竣公しか持ち得ない『匣の中の娘』の記憶だったのだ。そして、ついに京極堂が動く。久保竣皇とは何者か?