著者 : 神奈月昇
「ゴブリンよりは、よほど危険だ。だが魔神どもとは比べるべくもない」 国王署名入りの依頼「悪魔の塔」の討伐に重戦士、槍使い、ゴブリンスレイヤーの三人が挑むーー。 「ね、ぶらぶらしよっか」 ゴブリンスレイヤーのいない休日、牛飼娘は女神官と街を散策するーー。 「見てなさい。私が世界の一つ二つ、救ってあげるから!」 妖精弓手は冒険のない日、受付嬢の提案で、聖騎士を演じるーー。 「森人と一緒に冒険に行けぇ?」 種族を超えた共闘、これは彼と出会う前の三人の冒険ーー。 辺境の街で紡がれる、十の物語。 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第4弾!
クリムゾンシリーズの原点である、二人の出会いの物語がついに登場! 学生自体のフォロンや、ペルセとプリネの双子ちゃん、初々しいユフィンリーなど、ファンには見どころいっぱいの1冊です。 精霊が力を持つ世界があった。 彼等は音楽を糧とし、ありとあらゆる場面でその力を発揮していた。 精霊たちと契約し、彼等を操る者は「神曲楽士」--ダン ティストと呼ばれ、人ーの尊敬を集めていた。 これはそんな世界の物語。
「ところで、ほら、えと、明後日、収穫祭が、あるじゃないですかーー予定、空いてますか?」 「……ゴブリン」 「あ、ゴブリン以外です」 秋、辺境の街は収穫祭を間近に控えていた。 そんな中、神殿の仕事で忙しそうな女神官、ある出来事で拗ねる妖精弓手、祭の準備に参加する鉱人道士、蜥蜴僧侶と、それぞれの日常を過ごす冒険者たち。 そしてゴブリンスレイヤーもまた“日常”を過ごしていたのだが……。 依頼の減るゴブリン退治、現れる三人の来訪者、祭の裏で暗躍する計画とは!? 「素人め、教育してやる」 蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第3弾!
精霊病院を退院こそしたが、大人体型のまま刻々と衰えていくばかりのコーティカルテ。 そんなコーティと、ただ一緒にいるだけの時間の中で、あらためてお互いの存在を意識し合うフォロン。 出会ってから初めてとも言える、それはゆったりとした時間だった。 その一方で、ツゲ事務所の面々は、『コア』奪回のための作戦を実行しようとしていた。 だが、待ち受けているのは奏始曲の支援を受けた上級精霊二柱。 陽動のため、あえて敵中で暴れ回るヤーディオだったが、やがてじりじりと押され始める。 事務所の仲間を助けるため、駆けつけるコーティとフォロン。 二人の思いが届くとき、失われた絆が蘇る! 最高潮シリーズ第四弾!