著者 : 紫藤むらさき
成金商人・ルーカスに嫁いだ侯爵令嬢・イリスは、妹と元婚約者の婚約パーティーで行われた断罪劇に勝利したことで、一層絆が深まっていた。そんな中、ルーカスはイリスと本当の夫婦になるため結婚式を挙げることを決意。ルーカスは自身の母の生きてきた足跡をたどり、過去との折り合いをつけたいとイリスに提案する。ハネムーンを兼ねてルーカスの母の痕跡をたどる二人。そこで衝撃的事実を突きつけられるが…!臆病だった女性が愛を知り、愛する者を支え、共に強く生きていくー。大人のじれキュンラブストーリー、感動の最終巻!
「どうしたもんかなぁ」新米占い師・月麗は困っていた。占いが権力者の逆鱗に触れて強制連行。生贄にされるはずが、人違いで神様の妃になるはめに陥ったのだ。 早速皇帝・洪封から命じられ、恋愛運を占ってみるが、結果は「妻に見えず」。偽妃だから当然だ。 それに生贄だとバレたら、月麗は喰われてしまうーー。 怯える姿を尻目に、皇帝は月麗を喰べるつもりもなく、たっぷり溺愛しようと後宮専属の占筮者へと任命した。 だけれど後宮は一癖も二癖もある妃達ばかり。慌てる月麗の前に、モフモフの黒猫が現れて……? 序 「境帝を占い高官に昇る」 第一占 虎の尻尾に気をつけて 第二占 幸せも苦労も噛みしめて 第三占 狐の尻尾は水に濡れ 第四占 問うていいのは一度だけ 第五占 帝位を踏んで、やましくなければ 結 「境帝の心は路行く人も知る所なり」
数々の魔法を使いこなす第一王女・エステリーゼ。 そんな彼女の悩みは、やたら愛を囁いてくる婚約者・セオドアの存在。 なぜなら「エステル、愛しています(本当は好きじゃないけど)」って、 読心魔法で心の内がお見通しだから! だけど必死な彼が本気にも思えてきてーー まさか、心の声が間違っているの?(※正解) 彼の心だけ正しく読めないのには、とある事情が……? 勘ちがい王女と不憫な婚約者の、すれちがいラブコメ! 第一章 心を読む魔法 第二章 乖離する心 第三章 ヴェルデ帝国 第四章 王女の責務 第五章 婚約者の真意 第六章 誕生祭 第七章 そして王女は気づく 番外編 秘密を打ち明ける夜
結婚式を目前にしたある日、エレンは婚約者の浮気現場に遭遇してしまった。彼との結婚は自分から破談にして、新たな婚約者を探すことに。けれど、出逢いはあってもなかなかうまくいかない。それはエレンが毒の扱いに長けた特級薬師の後継者だったから。結婚相手には、婿入りしてくれて、エレンが毒に関わることも、娘を薬師にすることも許してくれる人がいいーって条件が多すぎる!?心から信頼し合える人と愛のある結婚をしたいと思うけど、理解してくれるのは護衛のステファンだけで…。
果てない旦那様の愛に、鳴りやまない鼓動ーますます溺愛!白い結婚から加速する極甘ラブストーリー。貴族社会のルールブックとして成金商人・ルーカス男爵のもとに嫁いだ侯爵令嬢・イリス。白い結婚を前提としながらも、二人はお互いに惹かれ合っていく。しかしある時イリスは実家カレリアを利用する悪意の存在を知ることに。そして、裏で糸を引く悪人を断罪するチャンスの時は…近日に開催される妹の婚約発表パーティー!?はたして悪意の断罪は成功し、イリスとルーカスはさらなる幸せをつかみ取れるのかー?