著者 : 雨壱絵穹
幼い頃に『夕焼けのお兄ちゃん』と出会ったことで、誰に何と言われようと、自分が好きなものをあきらめないと誓ったルチア。成長した彼女は、若くして服飾魔導工房の工房長に任命され、仲間たちと工房を盛り立てていた。そんな彼女が友人ダリヤの開発した微風布の生産を進める中、また新たなダリヤの開発品が持ち込まれる。服飾ギルドと工房の威信をかけ、ルチアたちは総出でその魔導具を彩る刺繍に取り組むことになり!?さらに『舞踏会のドレス』や『送りの服』など、ルチアのもとには様々な依頼が舞い込む。着実に存在感を高めていくルチアに対して、服飾ギルド長であるフォルトは、彼女を守りたいという想いを募らせるのだがー。服飾師ルチアの幸服計画、それぞれの想いが交錯する第三弾、開幕!
幼い頃に『夕焼けのお兄ちゃん』と出会ったことで、誰に何と言われようと、自分が好きなものをあきらめないと誓ったルチア。成長した彼女は、若くして服飾魔導工房の工房長に任命され、仲間たちと工房を盛り立てていた。そんな彼女が友人ダリヤの開発した微風布の生産を進める中、また新たなダリヤの開発品が持ち込まれる。服飾ギルドと工房の威信をかけ、ルチアたちは総出でその魔導具を彩る刺繍に取り組むことになり!?さらに『舞踏会のドレス』や『送りの服』など、ルチアのもとには様々な依頼が舞い込む。着実に存在感を高めていくルチアに対して、服飾ギルド長であるフォルトは、彼女を守りたいという想いを募らせるのだがー。服飾師ルチアの幸服計画、それぞれの想いが交錯する第三弾、開幕!
魔法学校を揺るがした、帝国の襲撃。垣間見た三大魔術師の過去と、転生の秘密。そして苦楽をともにした学友たちとの別れー。大きな試練を乗り越えたマキアは、今は“救世主の守護者”として、トールたちとフレジール皇国へ向かう旅路にあった。その途中、前世の記憶を呼び覚ますため、世界樹を擁するヴァベル教国に立ち寄る。世界の始まりからあるという大樹にマキアが触れたとき、追憶の旅が始まるのだった。これは“世界で一番悪い魔女”になる、とある魔女の物語。いつか、誰かの、片想いが紡いだ物語。
ヴィオラの記憶喪失のフリから始まり、フィリップの「君は俺にベタ惚れだった」というとんでもない嘘を経て、ようやく両想いになった二人。…のはずが、フィリップに浮気疑惑!?隣国の皇女のご指名で、つきっきりで彼女のお世話をすることになったフィリップ。それでも仕事と納得し、フィリップのため慣れない社交に励んでいたヴィオラだが、フィリップと皇女の仲睦まじい姿を目撃。そしてヴィオちゃんの零した「ホントウハ、ルーナノコト、スキナノニナ…」が決定打になり…!?
若くして服飾魔導工房長に任命されたルチア。友人のダリヤが開発した新たな魔導具によって、工房はさらに大忙し。そんな中、ダリヤにある試練が降りかかる。ルチアは彼女のために『戦闘服』を仕立てると決心しー!
魔法学校の終業式の日。マキアたちは空から降ってきた魔物ー帝国による強襲を受けていた。突然の侵攻に防戦を強いられ、散り散りになっていく学友たち。窮地を打開するため、マキアとトールはユリシス先生の指揮で、学校に封じられた強大な力を解放することに。そして封印を解く鍵は、三人の前世にあるのだという。黒の魔王、白の賢者、そして紅の魔女。おとぎ話の悪役として語られる、三代魔術師の転生の秘密。そして想いの一端に触れて…。赤く染まる“メイデーア”の空が、遙かなる物語へと繋がる。
子爵家令嬢のヴィオラの婚約者は、公爵家嫡男にして、その美貌から社交界でも絶大な人気を誇るフィリップ・ローレンソン。自分とは何もかもが釣り合わない上、寡黙な彼とのティータイムは気まずいばかり。そこでヴィオラは事故に遭ったのをきっかけに婚約破棄を狙って記憶喪失のフリをすることに。しかし突然フィリップが「君と俺は愛し合っていた」「二人きりの時には、フィルと呼んでくれていた」と訳のわからない嘘をついてきて!?
「もう、あきらめたりしない」緑の髪に青の瞳ー地味な容姿の自分は決してかわいくなれないと思っていたルチア。しかし幼少期のある出会いをきっかけに、彼女は誰に何と言われようと、大好きな服を着る、気に入った髪飾りをつける、自分が好きなものを好きであり続けると、そう決心する。成長し、いつか自身の工房を持つことを夢見て日々服を作り続けるルチア。そんな彼女は、友人のダリヤに頼まれて作ったとある靴下がきっかけで、新設される服飾魔導工房の工房長に任命されてしまう。大抜擢ゆえのやっかみやトラブルも、夢の実現のためならなんのその!ルチアは仕事のかたわら、服飾ギルドを訪れる人々のお悩みも彼女らしく解決していってー。『魔導具師ダリヤ』シリーズの人気キャラであるルチアを描いた新シリーズ!いつか素敵な服で王都を埋め尽くす!服飾師ルチアの幸服計画がここからはじまる!
同盟国が集い、帝国の脅威に備えるなか、ルスキア王子たちの絆を繋いだマキア。安心したのも束の間、今度は救世主アイリが失踪し、トールとともに捜索に駆り出されることに。だがそんなマキアにもう一つの戦い、魔法学校の期末試験が目前に迫っていた。いつもは頼もしい班員たちも、この時ばかりは首席を争う好敵手。次々と難題をクリアし、待ち受けていた最終試験・精霊探しゲームで、マキアは学校に隠されていた秘密の部屋を見つけて…?“メイデーア”の命運を握る者たちに、等しく試練の日が訪れる。転生ファンタジー。書き下ろし。
『何度生まれ変わっても、俺はお前を必ず殺す』かつてそう告げて“前世”の自分を殺した金髪の男と、巡り会うマキア。フレジール皇国の将軍カノンと名乗る、その男の転生を恐れるマキアをよそに、救世主アイリと守護者の旅立ちに向けて、ルスキア王国に同盟諸国の王たちが集おうとしていた。いっぽう魔法学校では、第一学年最後の班課題が発表される。マキアたちの班も高評価を目指して活動をはじめるのだが、留年生のフレイがいつになく上の空で…?落第王子の想いが解かれたとき、“メイデーア”の運命の扉が開く。物語は魔法学校編、集大成へ。書き下ろし。
勇者召喚に巻き込まれ異世界にきた高橋哲也は、レベルが1のまま上がらないという理由だけで自身を召喚した国の者から殺されかける。しかし、テツヤは「死体吸収」という死んだ者を吸収してその能力を得られる規格外のユニークスキルを持っていて、そのおかげで難を逃れた。「死体吸収」のスキルを活用し、冒険者としてレベル1のままでもどんどん強くなっていくテツヤだったが、彼はエルフの国ファラシオンが勇者の率いる人間達に攻め込まれている事を知る。仲間の故郷のピンチを知ったテツヤは、ファラシオンに向かうが、エルフの国には勇者の圧倒的な力に対して絶望感が漂っていた。「負けると決めつけるのは、どうなんだ?」規格外の力を得たテツヤが加勢したことで、エルフたちの逆転劇が始まる!
“世界で一番悪い魔女”の末裔マキアは、“救世主の守護者”となり引き離された元騎士のトールと、舞踏会で再会を果たした。ところがマキアに守護者の印が現れたことで、事態は一変。“救世主の少女”アイリの相談役として、王宮通いを始めることに。トールに会えるようにはなったものの、使命の前に力不足を感じたマキアは、魔術師として成長するため魔法学校の授業に励む。だが救世主を狙う刺客は、否応なくマキアの前にも現れはじめ…。魔法世界“メイデーア”に選ばれた者たちの物語が交差する。
魔法の息づく世界“メイデーア”。辺境貴族の令嬢マキアは、騎士の少年トールとともに、魔法を学ぶ日々を過ごし、強い絆を育んできた。ところがトールが異世界から来た“救世主の少女”の守護者に選ばれたことで、二人は引き離されてしまう。トールの不在に動揺するマキア。だが王都の魔法学校に行けば、再びトールに会う機会がある。彼に抱いた想いの正体を知るため、マキアは最高峰の魔法学校を目指す!これは“世界で一番悪い魔女”の末裔マキアが、自身の想いを伝えるための、長い物語のはじまり。
高橋哲也は、仕事帰りに突如異世界に召喚される。しかし勇者召喚に巻き込まれただけのテツヤは、「限界レベル」というレベルを上げられる上限値が最弱の1。その世界では限界レベルが低いものは欠陥品呼ばわりされ、殺されてしまうという決まりがあった!無理やり召喚されたにもかかわらず、理不尽にも魔物が大量にいる谷底に落とされたテツヤ。彼は魔物に襲われて死にかけ、苦し紛れにユニークスキル「死体吸収」を使ったところ、なんと死体が生前所有していた能力が得られた!「…やってやろうじゃねーか!」この世界で生き残り、強くなって、自分を召喚した奴等を見返してやる。最弱と呼ばれた限界レベル1の男の、最強への成り上がりがはじまる!
極南を元海賊・緑旗幇の領土として認めさせた翠玉姫こと香月は、誰もがお腹いっぱいに食べられる国を造るため、政の勉強を始めた。一方、他国から商人も立ち寄り活気づく極南。発展は順調そうに見えたが、元誓帝母会の開墾地で翡翠が発見されたことをきっかけに、ひそかに燻っていた不満が爆発。香月は必死にソロバンを弾くが皆が得する答えを見つけられず、ついに反乱ののろしが上がってしまう。それも、あの人の手で…。守るべき利益は、国?それとも命?実家に売られ海賊に攫われた花嫁、最後の大逆転!!
国を一つのお店と考えて、最も利益を出すにはー。持ち前の商才と度胸で、『極南』を海賊の頭目・烈英の領地として国に認めさせた“翠玉姫”こと香月。だが民に捨てられた辺境の地は、得体のしれない宗教勢力と盗賊がひしめく無法地帯と化していた!待ち焦がれた土地を前に上陸すらできない海賊集団は苛立ちが募り一触即発。三つ巴の騒乱を前に、香月のソロバンは何を弾き出す?どう切り抜ける!?実家に売られた上に海賊に攫われた商家の令嬢・香月の、人生逆転ファンタジー待望の第2弾!!
豪商の家に生まれ、天性の商才を持ちながらも、側室の娘ということで疎まれていた香月。取引先の当主(80歳)に売られたも同然の政略結婚を決められた彼女だったが、その輿入れの道中、悪党集団に攫われてしまう!頭目である烈英の前に連れられ、すっかり人生を諦めつつあった香月だが、目の前で繰り広げられる悪党どものどんぶり会計に、つい口出しをしてしまったことから、事態は思わぬ方向に進み…。ソロバン片手に悪党を更生!?実家に見捨てられた令嬢の逆転劇はここから始まるー!