著者 : 霜島ケイ
大人気シリーズ、新イラストで新作登場!! 『本家』の二人の鬼・聖と弓生が使役の任から解放されて半年。相変わらず新宿で拝み屋をやっている野坂三吾のもとにある日、仕事の依頼が舞い込む。依頼主は女子大生、高階結衣。大学の探検サークルに所属している学生がつぎつぎに不審な死を遂げているので、助けてほしいという。三吾は二人とともに、調査を開始した。 事の起こりはサークルのメンバー九人が、『埋蔵金探し』と称して瀬戸内海にある恵比子(えびす)島の禁忌を破ったことだった。島の岬には七体の地蔵が並んでいて、その場所に近づいた者は、祟りを受け島に伝わる唄の通りの死を迎えるという。この島は潮の流れの関係で昔から水死体が流れ着くことが多く、地蔵はそれを供養するためのものーーだがなぜ、それが祟るのか。 謎を解明する過程で、三吾と二人の鬼は、島のもうひとつの言い伝えを知るが…!? 『薄桜鬼』などで大人気のカズキヨネを新イラストレーターに迎え、大人気シリーズの現代編新作がいよいよ登場!!
聖や弓生とともに怪異の根源である穂積関係の周辺事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。桐子は祟り神を祓い落とすため、穂積逸人によって閉じ込められている塔から彼女を連れ出すことにした!ついにクライマックスを迎える神島桐子編。桐子と志郎の恋にもようやく決着が。
帝華女学院に潜む闇。その鍵を握ると思われる穂積妙子が、ついに桐子たちの前に姿を現した。しかし普通の少女にしか見えない彼女は、自分がなぜ魔性と呼ばれるのかを知らないという。桐子と清香が学院内で調査を続ける一方で、学院の外では弓生と聖が動いていた。それぞれが得た情報を重ねあわせた時、隠れていた真実が見えてくるー。桐子と清香、そして妙子の恋心にも要注目な第二弾。
時は昭和初期。陰陽道の影の部分を受け継ぐ神島家の当主桐子は、見合い話から逃げるため東京の女学院に通うことに。しかし軍が絡んでいると見られるそこには、精神に変調を来す生徒が出るという穏やかでない噂が流れていた。自らが使役する二人の鬼、聖と弓生の協力を得ながら噂の真相を探る桐子。どうやら学院の敷地内の塔に潜む何者かが鍵を握っているようだったー。そして桐子の恋に進展!?全三巻刊行開始。
魔人の真の目的が軍と結び、『人喰い兵士』を作ることだと知った桐子は最後の決戦に向かう! シリーズ完結編。初版のみ、書き下ろし作品を、主人公に超人気声優を起用した20分の超豪華ドラマにしてCDに収録。
他の仲間は成長しているのに、自分だけが年をとらないことに悩んでいる鬼同丸は、ある日、安倍晴明と名乗る陰陽師と出会った。それは千年を共に生きる雷電との出会いでもあった。他に平安を舞台にした珠玉作1編収録。
安倍晴明の流れくむ陰陽道本家当主・神島桐子は、魔人・乙夜の策略に進んで乗り、自分の心の中へと入っていった。そこで、自らの過去の忌まわしい出来事に立ち向かった。そんな時に…? 大人気シリーズ第4弾!!
安倍晴明の系譜を継ぐ陰陽師・神島桐子は東京にいた。関東大震災以降、出没している妖怪を調伏するため。その中に鵺と呼ばれる怪鳥がいた。鵺は他の妖怪とは違っていた。探るうちに軍部とのつながりが見えてきて…?
関東大震災から3年、帝都東京に未だ残る怨霊を調伏するために来京した天才陰陽師・神島桐子。と、彼女の使役鬼・酒呑童子と雷電のふたりの鬼の活躍を描くサスペンス巨編!! 後編
10歳で陰陽道「本家」の当主となった神島桐子は術修行のため、関東大震災で荒廃し悪霊の出没する東京に出て来た。しかし、真の目的は中央の術者を呪詛という危険なものだった。天才陰陽師、神島桐子の誕生秘話。
孤高の鬼使いで14歳の桐子は、魔物の襲撃を前に家人達に家を出るよう命じる。が、彼らは桐子の身を守ろうとし、桐子は少しずつその心を開く。不思議な青年・武見志郎も、いじっぱりな桐子の頑な心を飄々と包み…。
人気の封殺鬼シリーズが、イラストレーターを変更して装いも新たに復活! 舞台は昭和初期。妖しいまでに美しい、陰陽師の系譜を継ぐ「鬼使い」神島桐子の運命を描く新章開始。東京と京都の本家同士の対立いかに?
〓御霊剣(ふつのみたまのつるぎ)を手に入れることに成功したのも束の間、弓生と聖は天狗によって囚われてしまう。四天鬼を使って二人を救出しようと試みる成樹。だが天津甕星の出現は、刻々とせまっていた…。それぞれの決意を胸に、戦いの場に臨む『本家』の次期当主たち。星神を封じるべく、果たして二人の鬼たちは、神剣を鹿島へ運ぶことができるのか。そして、神と人間との壮絶な戦いの結末は…!?-十一年に及ぶロングシリーズ、ついに感動のフィナーレ。
「俺たちが出会ったのは、-あれは神だ」星神と反目する、柿色をまとう異形の存在。その正体は須佐之男命であった。天津甕星を封じるため、神剣を奪うべく『本家』はついに石上神宮への奇襲を決行する。だがそこには、高良の内通によって事態を知った中央の策略があった。神の剣をめぐって、石上の地で『本家』と中央の戦いの火蓋が切って落とされる。果たして、『本家』は神剣を手に入れることができるのか。そして、二人の鬼の運命は-。
「おまえは人を滅ぼしたいか。それとも生かしたいか」柿色の異形は弓生に問う。それは鬼として生き長らえてきた彼に、ある重大な選択をせまるものだった。自分が何を為すべきかを知るために、弓生は奈良の箸墓へと向かう。同じ頃、三吾は同盟の地である東北を訪れていた。天津甕星がなぜ悪神として天を追放されたのか、神話には語られぬ、その謎を解くために…。神との戦いにのぞむべく結束した『本家』の次期当主たちと二人の鬼。果たして、彼らに勝算はあるのか。
地上に破滅をもたらす凶星の正体は天津甕星-天津神でありながら、かつて天を追われた星神であった。神との戦いを目前にして『本家』に戻った二人の鬼たちだったが、弓生は依然として人間への不信を募らせる。一方で神島、御景、秋川の三つの家も互いの溝を深めたまま、人々の絆はもはや失われたかに見えたその時、死の床にあった神島家当主、隆仁の最後の命令が下った。二人の鬼と『本家』の行く末までも大きく揺るがすこととなる、その決断とは!?鬼つかいの死は果たして人々に何をもたらすのか-。
新宿の上空で太陽が消えはじめた…!凶星の禍が地に降る時、この街が死者の異界-黄泉と化す。災禍の中心にいるのはみずからの血で妖魔を呼び寄せる能力を持った少女、相原理緒。天狗の罠に陥り捕らえられた成樹は、事態を食い止めるべく彼女のもとに急ぐのだが-。時同じくして、それぞれの思惑を胸に新宿に集結した『本家』と中央の術者たち。成樹を追って異界に足を踏み入れた弓生と聖、三吾、佐穂子たちが知った、凶星の真の姿とは。
「今日かぎり私は秋川とは関係ない。秋川を捨てるわ」『本家』の内部分裂の危機に、あくまで中立の立場を貫こうとする秋川家は、鬼の使役権をみずから放棄した。弓生と聖、二人の使役鬼の身にふりかかった危難を知って、佐穂子は秋川を出る決意をする。二人を救うべく、盟約の地である鬼無里に向かった佐穂子であったが…。同じ頃、鹿島での事件を知った成樹もまた、四天鬼を使って二人の行方を追っていた。だが鬼たちの居場所を探り当てることに成功したのも束の間、暴走した四天鬼のせいで事態は思いがけない方向に-。
夜刀神に取り憑かれ、中央の術者を殺してしまった聖。ついに人間から追われる身となった二人の鬼を匿ったのは、星見の能力者、高良であった。一方、使役鬼の処分をめぐって、『本家』の三つの家は完全な分裂状態に陥る。対立する神島と御景。中央とともに鬼を抹殺すべしとする兄、真巳の思惑を知って、三吾は友を救えぬ自分の立場に思い悩むのだが…!?逃亡する弓生と聖に果して活路はあるのか。そして、すべての鍵をにぎる柿色の衣をまとう鬼の正体とは、一体-。