著者 : 黒うさP
九条蘭の策略により、仲間を信じられなくなった未來。家にも戻らず千本神社に身を寄せる。そしてついに、天地を揺るがし、影憑が大群で人間を襲う『間引刻』が始まるー。ボカロ界の金字塔『千本桜』のノベライズがついに完結!千本桜を巡る人々の運命と壮大な謎が、ついに解き明かされる。文庫版の完結巻は随所に加筆修正が加わり、展開もよりドラマチックに。桜の花片に誘われ、未來が帰るのは…!?
未來に取り憑いていた影憑に襲われ、瀕死の重傷を負った海斗。未來は己の血を分け与える神憑特有の救命行為“奉魂”を施し、海斗の命を救う。その時、未來の脳裏に遠い記憶、幼い頃の海斗との出会いが蘇る。平成と大正という二つの時代で揺れ動く未來の心ー。物語は佳境を迎え目の離せない展開に。加筆修正満載で贈る小説版『千本桜』の文庫化第5弾!
己の身分や立場を十二分に承知しつつも、海斗への激しい愛を貫く鳴子。大好きな兄・海斗に、無自覚ながらも恋心が芽生える未來。二人の揺れる女心が交錯するなか、帝都桜京が誇る鹿鳴館で豪華絢爛な夜会が開かれるー。次々と明かされていく謎、そして影憑との戦いもヒートアップ。小説版『千本桜』の文庫化第4弾は、随所に加筆修正がほどこされ、新ストーリーも追加!
『大正摩訶不思議曲馬団』との戦いで、鈴や錬を救ったのは海斗の言葉だった。自分の力不足を千本神社で嘆く未來は、不覚にも影憑に襲われ軍病院に運ばれる。そこで、大郷一臣という軍医から、神憑の秘密を聞かされることに。謎めいた鳴子の過去も明かされ、いよいよ物語は中盤の山場に。随所に加筆修正と新規イラストが追加されたボカロ曲の金字塔『千本桜』の小説版第3弾!
未來たちが御影様教団事件を解決して、平和を取り戻した帝都桜京。そんな帝都にサーカス団『大正摩訶不思議曲馬団』がやってきた。さっそく鏡音姉弟を連れて観覧へ出かける未來だったが、そこで鈴と錬は忘れていた悲しい記憶を呼び起こされてしまう。心の奥底の闇にとらわれたふたりの運命はー?さまざまなメディアで展開している黒うさPの国民的ヒット曲『千本桜』の小説版第2弾が、イラスト満載で登場!
家族と花見を楽しんでいた14歳の少女・初音未來は、千本桜と呼ばれる桜の森に迷い込んで意識を失ってしまう。目を覚ました彼女がいたのは別の世界、大正一〇〇年の帝都桜京だった。やがて未來は帝都を守護する神憑特殊桜小隊に入隊し、隊長の青音海斗をはじめ鏡音鈴と錬、紅音鳴子らとともに妖異・影憑と命懸けで戦うことに!黒うさPの国民的ボカロ曲『千本桜』の小説版が、加筆修正とイラスト描き下ろしにてここに新生!!