著者 : lack
魁英学園への潜入捜査中、弟切飛(おとぎり・とび)が迷い込んだ場所ーー囚われの身となっていた灰崎(はいざき)を救出し、愛田日出義(あいだ・ひでよし)らの追跡を振り切った先にあったのは、人外だらけの不思議な町だった。飛たちは「冒険者」を名乗る人物とその相棒の人外「魔法使い」と出会い、とある謎の人外との戦いに協力することに。他方、萌日花(もにか)は飛の安否が確認できない状況に苛立ち、一人になった龍子(りゅうこ)は貪欲に「声」を求め始める。それぞれの思いが交錯する中、果たして飛たちは「人外」の町から元の世界に戻ることはできるのか……? 急展開に次ぐ急展開。飛とバク、「人」と「人外」が巡る物語のたどり着く先とは……?
「どうした、おまえら! 食わなきゃ食われる! 食らい合え!」 萌日花が所属する組織・特案の一員となり、私立魁英学園に潜入した弟切飛は、思いがけず人外うごめく「選抜クラス」に編入され、人外バトルに巻き込まれてしまう。一方、特案出戻りの灰崎も守衛として学園に。選抜クラスの担任・愛田日出義と灰崎の間には過去に因縁が……? 人外を持つ選抜生たちと、人外を喪失した選抜生たち。飛の兄・潟ことサリヴァンの影。そして、飛と別の道を歩む龍子とチヌラーシャの身に異変がーー交錯し続ける現実と非日常、「いのち」が「いのち」を食べる物語は一段と加速するーー!
「僕と一緒に来るかい、飛(とび)?」 思いがけない兄・潟(せき)との再会。望んでいた兄からの言葉。しかし、どうして兄がここにいるのか。彼は本当に弟切飛の兄なのか。あの頃の兄と同一人物なのだろうか。答えを出せない飛。混乱が去っても、いくつもの人外が絡む事件に巻きこまれた飛と龍子(りゅうこ)の日常はもう戻らない。そんな二人に、萌日花(もにか)が所属する組織の男・ハイエナが重大な提案を持ちかけてくる。大きく動きだす飛と龍子の運命。 それぞれの決断。彼らが向き合う現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険、「いのち」が「いのち」を食べる物語の転換点ーー!
「ほんと、学校って変な場所。きみたちの学校はとくに変だけど」 立て続けに起こった「人外」絡みの事件が落ちついた矢先に、その転校生は現れた。浅緋萌日花(あさひ・もにか)はなぜか弟切飛(おとぎり・とび)のことを知っているらしい。白玉龍子(しらたま・りゅうこ)のことも、さらには灰崎(はいざき)のことまで。萌日花の目的とは? そして、保健室で雫谷(しずくだに)ルカナを待っていた人物の正体は? 事件はまだ終わっていなかったのか。 再会が招くのは希望か、絶望か、それとも混沌か。少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語、衝撃の展開!
「いのち」が「いのち」を食べる。それは罪なのかー?弟切飛は中学2年生。同級生とはあまり絡まず、兄と生き別れた日に「ひとつ目の男」が残していった相棒のバックパック「パク」と人知れず会話をしながら日々を過ごしている。「弟切くんは、よくその鞄としゃべっているでしょう?」しかし、そんな飛の秘密がクラスメイトの少女・白玉龍子にバレていたことが発覚。飛の日常が変わり始める中、クラス内で、とある事故が発生する。どうやらその原は、飛と龍子にしか見えないはずの「人外」にあるようでーこれは、一人の少年が立ち向かう、現実と非日常、「人」と「人外」を巡る冒険。「いのち」が「いのち」を食べる物語。
遂に、織田幕府軍と津田軍による関ヶ原の戦いが始まった。勝算を持って挑む細川幽斎は攻勢を強め、兵数では劣るが火器と物資が桁違いにある光輝たちは守りに徹していた。いずれ津田軍は補給切れを起こす、それこそが幽斎の勝機であったが、さすがに物量の桁が違いすぎた。そしてその事実を知ることもなく、津田軍に包囲され織田幕府軍は敗走へと突き進むのだった…。戦国の世を駆け抜けた光輝たちの、波乱に満ちた日々もいよいよ大詰め!一人また一人と逝く戦友たちを送りながら、寄る年波に身を委ねる光輝の夢に現れた者とは…!?
織田信長が世を去り、その嫡男信忠が跡を継ぐことで歴史は再び紡がれていく。葬儀後、信長の遺書を通じ、神社仏閣の増改築事業を信忠の手柄とすべく、光輝は淡々とその使命を全うしていく。どうしても手の回らないところは、個人的な嫌悪を度外視して細川幽斎に協力を仰ぐ光輝。だが、当の幽斎の光輝嫌いはどうにもならない域に達しており、仕事はするものの一人悪態をつき続けるのであった。そして思いもよらぬ信忠の急死、さらには織田幕府と津田家との関係に決定的な溝が生まれるや、光輝の落胆と幽斎の憎悪は戦へと姿を変え、両者を決戦の地、関ヶ原へと誘うのであった。
街を追われた獣人とエルフたち。世界にその存在を知らしめた魔族たち。それら多様な勢力と王国の、今後の世界の在り方を決める会談が始まる。そしてそれを機に、一二三、オリガ、イメラリア、それぞれの願いが複雑に絡まり、『英雄』という形をとって歴史の礎となる。人間の限界まで鍛えた武技と、苦もなく人を殺せる歪んだ倫理観を持った、恐ろしい異世界の勇者が行く末とはー。
獣人族とエルフがオーソングランデにやってきた。一二三を頼り、観光気分でやってきたうえに友好を求めるレニたち。彼女たちに対して融和政策を選んだイメラリアだが、ウェパル率いる魔人族は、人間との敵対を選ぶ。そんな折、都市国家ヴィシーは内部から崩壊し、戦乱は他国をも巻き込んでいく。さらには混迷を深める状況の最中、一二三が突然隠居を宣言しー!?
天下統一を果たし、順風満帆の信長。その勢いで信長は国外にその勢力を伸ばそうとするが、出兵した朝鮮で思わぬ苦戦を強いられる。次々と要所を陥落させていくも、進軍と補給が噛み合わず統制がとれず、断続的な補給路は伏兵の格好の的に。加えて、言葉の壁というものが追い討ちをかけていくのだった。時に、光輝らが戦国の世に降り立って早三十年と余。当時からの重臣らも高齢となり、病気や老衰が目立ち始め、天寿を全うする者も。そしてそれは、信長とて例外ではなく…。
伝説の悪竜に攫われた村娘。その御伽話にも似た事態の真相とはー。かつて海豹乙女を嫁にもらった老人。だが人と幻獣の結婚の先にあったのは…。第一種危険幻獣の中でも伝説級に該当する生物ヒュドラ。行く手を全て毒に染め、不死の体を持つヒュドラを倒すには幻獣、それも「火の王」の炎が必要だという。フェリ達は王都が保護していた“勇者”を連れて「火の王」の元に赴くことになりー。人と幻獣の関わりが生む残酷で優しい幻想幻獣譚、第二集!
荒野での獣人、エルフ、魔人との接触を済ませ、フォカロルへと戻ってきた一二三。そのタイミングで、ホーラント王が崩御。各国の好戦派が動き出し再び戦乱の気配が漂ってきた。そして、国内の反女王反一二三派の勝手な行動に業を煮やした女王・イメラリアが、ついに前線へと赴くことにー!?大人気異世界ダークファンタジー第7巻!!
時は進み、天正四年。引き続き光輝(津田家)による関東経営は順調に進んでいく。そんな中、足利義助の暗躍により上杉景虎が関東へ出兵。他、伊達輝宗、北条家の残党らがそれに続くも、風魔小太郎の情報網によって筒抜けであったため、あっさりと返り討ちにされる。その合戦で旧伊達領、大崎領、葛西領を得てしまった光輝だが、あまりの多忙さ故に佐竹義重に統治と開発を丸投げしてしまう。褒美で喜ぶ義重の顔は、一気に絶望感で歪んでいくのだった。相も変わらずの開発無双!おでん、コナモノ、即席麺に、気仙沼の海鮮三昧!そして蝦夷、四国、中国、九州平定と進めて天下統一織田幕府!だが、そんな順風満帆の織田幕府に、朝鮮出兵という泥沼が待ち受けていようとは、誰も知る由もなかった…。
天下統一を進める織田家の前に、遂にあの男が立ち塞がる。『風林火山』の旗の下、軍勢を発した武田信玄は、東美濃、駿河、遠江へと兵を進め、織田、徳川連合軍を粉砕する。東美濃救援に赴いていた光輝は、徳川家当主家康の討ち死にという緊急事態のせいで、遠江に飛び地を与えられ苦労する羽目に。さらには、武田軍を破り駿河に進むも、関東の雄北条家も蠢動を開始する始末…。堪らずストレス解消を兼ねて、地元グルメを堪能する光輝であったが、当然信長はそれを見逃さない。「殿!大殿がもうすぐここに来られるようです!」「えっ?全然聞いてないけど…」戦とグルメと時々信長!今日も光輝たちの活躍が始まる!
おもちゃ会社勤務の哀れなサラリーマンがゴリラを呑んで憤死した。生まれ変わった先は…魔王!?数日後に勇者がやってくる!ど、ど、どうする…!?だが、彼にはたぐいまれなる想像力と、おもちゃの知識が満載だった!おもちゃづくりで勇者たちに対抗し、ついでに魔族たちの楽しみの少ない灰色な生活に潤いと革新を与えつつ、魔王道を驀進する職人系無双ファンタジー。今、暗黒大陸に革命のときが迫る…!
伊勢志摩の統一に成功した光輝は、信長の妹お市を娶り、実質織田家のナンバー2に成り上がっていた。一方で、清輝の嫁探しは貴族たちの間で難航していた。なぜなら、清輝の好みはアニメ『魔法少女メルティークィーン』のメルちゃんだったからだ。なんとか比較的似ている貴族のご令嬢孝子に白羽の矢が立ち、髪型を『ついんてーる』にして清輝に挑み、無事結婚に至る。清輝の嫁探し騒動からしばし時を経て、永禄八年五月、将軍義輝が討ち取られる。俗にいう永禄の変だが、現状美濃と尾張の統治に影響があるわけでもないので、光輝はリアクションに困ってしまう。光輝としては貧富の差による伊賀の情勢が気にはなるが…そろそろ暑くなりビールの季節が始まるなぁとも思うのである。そう、夏といえばビール。そしてビールに合うツマミも必要不可欠。今日も新地一家は新たなツマミを求め、生み出し、食らいつつ、伊勢志摩国内で奮闘するのであった。
村を襲うも人は殺さない飛竜の真意とは。老人の巻きこまれた妖精猫の裁判の行方は。鋭い吠え声が響く村で娘達を食らう獣の正体とはー。独自の生態と超自然の力を持つ生き物、幻獣。謎多き存在である彼らと人の衝突が増えたため、国家は幻獣を調査し、時には駆除をする専門家を定めた。そのひとりである調査員のフェリは「人と幻獣の共存」を胸に世界で唯一の幻獣書を完成させるため旅を続けている。これは人と幻獣の関わりが生む残酷で優しい幻想幻獣譚。
時は永禄三年『足利』幕府末期。そこに、一隻の宇宙船が時空を超えて飛来する。船名は『カナガワ』、遥か未来での宇宙にて運送業を営んでいた。異次元宙流に巻き込まれタイムスリップしてしまったのだ。船長『足利光輝』はこの状況に絶望し、打ちひしがれた。宇宙専用機であるカナガワでは地球から宇宙へは出られず、ましてや元の時代へ戻ることなど到底叶わない。コツコツ貯めたヘソクリや、会社の口座の現金、これらがすべて、消えたようなものだから。だが…。「ふと思ったんだけど、カナガワのローンはもう払わないでいいよね?」ローンを払わないで済むという現実に心躍る光輝。とりあえず沈没船のお宝を売って生計を立てようと試みるのだった。戦国の世で財を成す!未来人介入の群雄割拠ここに開幕!