出版社 : 小学館
“血の祝祭”という殺人遊戯は、アンヘリオによって書き換えられた。アンヘリオと殺人集団“ザッハドの使徒”たちまでが殺しあう、無差別殺戮へと変化したのだ。使徒狩りの老猟師ロレンゾがペトレリカを強奪し、魔犬たちとともに罠を張り、カジフチが剛拳を振るう。祝祭の最前線に立つガユスとギギナたちに迫る暗殺と、二人の女の決断。皇都からの刺客。魔女パンハイマの庭で、血戦の幕が切って落とされる。
『吾輩は猫又である。化け猫などとは一緒にしないで欲しい』吾輩が暮らすのは代々、陰陽師として名を馳せた藤里家。その末裔は女子高生の桜子なのだが…吾輩たちが隠していることもあって本人は陰陽師について、何も知らないのだ。当然、吾輩が人語を話せることもな。ある日、桜子の祖母・春子が寿命で亡くなったことをきっかけに、彼女が封印した妖異が解き放たれてしまった。このままでは桜子が危険にさらされてしまう!春子もおらん今、もう吾輩が守るしかなかろう。絶対に守り抜いてみせようぞ!第6回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。
父王の再婚で居場所をなくしたジークリンデは、神様の花嫁である“聖剣の巫女”となるべく聖地へ渡った。巫女仲間との日々は、王宮とは違い楽しく穏やかなものだったが、ディーハルトの登場により突然破られた。ディーハルトは、王国で謀反が起こり、ジークリンデは新しい王の息子である自分の婚約者になれと告げたのだ。強引な結婚は“悲劇の王女”の立場を利用するため?ジークリンデはディーハルトに絶対に心を許すまいと誓うが…。
「絶対に私を妃には選ばないと約束して!」大陸最大のヴォルムス帝国の皇太子妃選考会。ある事情で妃になれない小国の公女レアティーナは、順調に妃候補から落選した…はずが、なぜか最終候補の一人に選ばれてしまう!全力で負ける決意を固めたレアだったが、ひょんな事から皇太子カリアスと秘密の協定を結んでー?妃になりたくない妃候補に待ち受ける、華麗なる女の闘いと初恋の行方は!?トキメキのラブコメディ。
帝華女学院に潜む闇。その鍵を握ると思われる穂積妙子が、ついに桐子たちの前に姿を現した。しかし普通の少女にしか見えない彼女は、自分がなぜ魔性と呼ばれるのかを知らないという。桐子と清香が学院内で調査を続ける一方で、学院の外では弓生と聖が動いていた。それぞれが得た情報を重ねあわせた時、隠れていた真実が見えてくるー。桐子と清香、そして妙子の恋心にも要注目な第二弾。
剣と魔法が大きな力として存在する世界。クレヲは絵を描くことだけを生きがいに孤独な日々を過ごしていた。だが、名家に生まれた彼は、跡継ぎになるための試練の旅に出なければならなくなる。禁断の森へ踏み込み、そこで半人半植物の魔獣の少女と出逢う。あっけなく捕まったクレヲは、なんとか気を惹いて助けてもらうが、代わりにペット同然に拘束されてしまった。こうして始まった奇妙な共同生活だったが、クレヲはいつしか安らぎを覚えていく。しかし平穏な日々は長く続かなかった…。人と魔獣の恋を描いた心温まる異色ファンタジー。
夏。第二新聞部の赤松勇樹は、部長の二階堂彩香から、人生相談コーナーのメンバーで合宿に行くよう命じられる。しかたなく理系担当の梨乃、文系担当のふみ、体育会系担当のいくみの三人にメールで打診するも、三者三様に断られてしまう。しかし彩香は、第一新聞部の活動に対抗しているようで、夏の海をあきらめない…。友情、貸金、盗用、性欲、勝負のこと。第二新聞部の新コーナーは大反響!みんなの相談に答えるのは、志乃、くみ、よしたかの三人…って、オマエラ誰だよ!?超☆感覚・人生相談2回目!行くの?合宿。
いつもの放課後、いつもの部室。中学二年生の四ノ宮霞が過ごすのは、個性的な四人の友達との、ゆるふわな時間。「さあ!わたしたちのターンだ!」中学生の霞たちが、本家「GJ部」への憧れから設立してしまった「GJ部中等部」。元気印の部長の霞に、ホワイトボードで会話するジェラルディン、顔に横がけした狐のお面がミステリアスな聖羅…。3人の“シスターズ”に加え、一年生のケンケンとジンジンもゲット(?)して、ついにこの春、活動開始。ラノベ史上初の四コマ小説、新シリーズスタート。ショートストーリー36話収録。
自分を変えたい女子高生・神楽岡藻琴は転校先の天乃宮学院女子高等学校で、思いっきり自分の穀を破ろうと決意する。百合的アプローチを繰り出してきたり、エロ同人に詳しかったりする友人もできて、新しい一歩を踏み出そうとしていたが…なぜか競泳水着のまま授業を受ける水泳部員・相内美幌に興味を持ってしまったため、奇特な高校生活開始のゴングが…!今ここから、競泳戦隊ミズギーズ・ミズギーズイエローとしての変わり過ぎた日常が始まったのである。
運命を変えると評判の美貌の占星術師レヴィットは、破落戸に絡まれているところを海軍将校アーツに助けられる。けれど、一見気さくなこの男、破落戸よりずっと質が悪かった。一方的に、能力を見込まれてしまったレヴィットは、半ば無理矢理、中央で出世を狙うアーツの野望に協力させられてー!?海洋国家レインフィールドで、大胆不敵な艦長&甘く怜悧な占星術師コンビに待ち受ける試練とは!?華麗なる恋と野望の海洋ロマン。
時は昭和初期。陰陽道の影の部分を受け継ぐ神島家の当主桐子は、見合い話から逃げるため東京の女学院に通うことに。しかし軍が絡んでいると見られるそこには、精神に変調を来す生徒が出るという穏やかでない噂が流れていた。自らが使役する二人の鬼、聖と弓生の協力を得ながら噂の真相を探る桐子。どうやら学院の敷地内の塔に潜む何者かが鍵を握っているようだったー。そして桐子の恋に進展!?全三巻刊行開始。
いつもの放課後、いつもの昼休み。四ノ宮京夜は、いつものように部室の扉を開けた。チビッコだけれど噛みまくり、部長の真央。博識でゲームの天才なのに、常識知らずの紫音さん。無口でお肉大好き、ミステリアスな綺羅々。その笑顔は万人を救う!?ティータイムマスター恵ちゃん。いつでもマイペース、「モエモエ」な一年生のタマこと環。そんな個性的な五人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。いつもよりすこしだけ、ゆっくり進むひととき。真央、紫音、綺羅々たち三年生の卒業とともに、四コマ小説「GJ部」完結です。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが“学舎”と呼ばれる人類最後の教育機関です。寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの…?里に現れた侵略者。奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたちー死亡!?ピロリロリンでCONTINUE?-。
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の“調停官”であるわたしのお仕事。季節は冬。祖父の趣味サークル「大砲倶楽部」の一員として南に向かったわたしは、「鳥人類コンテスト」の安全対策係として、岬に集まった各チームの機体をチェックすることに。思うに…みなさん、死にそうです。クスノキの里を同類誌のイベント会場にしてしまった友人Yと、白い部屋に密室監禁。さて、どちらが危ない!?-記録、それは儚い。
私が領家唯一の後継者で、命を狙われている!?いきなり住み慣れた孤児院から連れ出され「この命をかけてお守りします」と、熱っぽく囁く青年・ヴィリーに、思わずときめいてしまったティアナだがー現実はそんなに甘くない!財産を狙う遠縁を黙らせるには、領家を継ぐレディとして国王陛下に認められることが必要で!?にわか令嬢と教育係兼忠実なる番犬を名乗る曲者執事との甘く危険なお嬢様特訓の行方は?王道ラブロマンス。
ある日、マッケニア伯爵家から届いた夜会の招待状。何故かサアラは、大好きなジェイクと離れることを承知で出かけて行く。その理由とは…?一方、ある少女の幽霊を追ってマッケニア伯爵家に来たジェイクは、そこで驚くべき状況に遭遇して!?華やかな夜会に隠された秘密と、少女の幽霊を縛る未練とは?赤い糸ならぬ手錠で繋がれた夫婦の恋は、過激に進展中。
仙境を統べる仙女・西王母へ奉げるため、大切に育ててきた仙桃を、退屈を持て余した大妖・崋山に喰べ尽くされた翆簾。怒りのあまり妖魔の塒に乗り込んだのが運の尽き!崋山に気に入られ、所有印を刻まれてしまう。さらには、捕らえられ地上に放逐される崋山の監視役として、共に千二百の善行を積むハメになって!?欲望たっぷりに「おまえは俺のもんだ」と迫る崋山に翆簾は…?俗物仙女と不埓な妖魔の中華ラブファンタジー。
「革命部の栄光のために!」かけ声とともに膨大な数のミサイルが日本へ向けて飛び立っていったー。全世界から宣戦布告を受けた俺たちの新生国家『大革命部帝国』は、国連から国家として承認を受けるため、この世界大戦を勝ちきらねばならない。電撃戦で日本の主要戦力を奪うことに成功した俺たちは、次なる敵・アメリカ軍の全力攻撃に備えていたのだが、敵は予想だにしない方法で攻撃を仕掛けてきた!大戦の勝敗の行方は?そして、革命部が描く新世界構想とは?超弩級のスケールで描く少年少女たちの革命の物語、ついに終幕。
「わたくしが望んでいるのは、啓介さんとの本当の恋人関係です」陽名から真摯な愛の告白を受けた啓介は、“方舟”から帰ってきたら必ず返事をすると彼女に約束する。今回の“方舟”行きの目的は、アリッサの弟子となった英里香を“箱庭”のヴェラに引き合わせること。母・ヴェラとの10年ぶりの再会に胸を躍らせながらも、緊張の色を隠せないアリッサ。そんな彼女の背中を押してやるようにして“箱庭”へと入った啓介だったが…。交差する“日常”と“非日常”。そして、定められた運命の歯車がゆっくりと動き始めるー。